鈴音の目の前でこの新必殺技を
見せたのは‥絶対に、この必殺技を
防げないという自信があればこそであった
冷や汗が鈴音の背中をつたう‥
だがあくまでも‥天才マンは冷静であった


「‥しかしこの技、問題がある」
「えっ！？」


それは、天才マンでもきずがつかなかったこのガンジョーダXで出来た試合場で
蹴りあげられるかという事だ。
先程は地面だたからこそできた、だが‥
この不安があったため努力マンもこの試合台でできる自信が着いてからやりたかった
らしい、だが！！


「しかし！！師匠相手にはこれで挑むしかないのだーーー！！！！」
「っ！！！」


そう叫ぶと、努力マンは勢いよくガンジョーダXを蹴り上げた
試合台を不安と緊張の表情で見守る‥


ピシピシ‥！！


すると、試合に丸くヒビがはいり
鈴音の顔に恐怖の色が見えた、
だが‥！！


「‥‥あがら、ない？」
「‥まだだ！！まだ努力してみせる！！今度は狭い範囲で蹴りあげれば出来るはず！！」


なんと努力マン、1度蹴ったことにより
試合台の硬さを見切って蹴りあげる自信が着いたようだった


「では、行きますよ！！師匠！！」
「っ努力マン‥!」


不安と恐怖の表情を浮かべる鈴音に
見向きもせず、鈴音のすぐ近くを
蹴り上げた、するとまた小さくヒビがはいり‥


「あっ、ヒビがまた‥！？」



ドドドド‥



地響きが響きわたり‥次の瞬間‥



ドーーーーーン！！！！！




「っきゃああぁ！！！」



勢いよく地面が上がった！！
それも2回目に蹴った部分ごと‥！
そして努力マンも飛び上がり、
Gがかかっているせいで動けない鈴音は
目を瞑った。


「も、もうダメ‥！Gがかかって動けない‥‥！！」


死を覚悟した、その時！！



ドッ



「え？」






ドーーーーン！！！！！




「はにゃっ！？」



その時、2回目に蹴った部分が今頃になり
上がったのだ！！
そしてその様子は真下の努力マン達からは
見えない‥
ガンジョーダXは高密度な性質で
エネルギーを蓄積する性質を持っている
つまりさっき上がったのが1回目に蹴りあがったエネルギーによるもので‥
今、2回目に蹴ったものが来たのだ！！

それを知らない努力マンは追い抜いたが‥



「な、なにっ！？師匠が居ない！！！」


どこへ行った、と見回しているせいで上に目がいかず‥
上に目線を向けたがそれも遅く！！


バキャーーーーッ！！！！


と、すごい音を立てて猛スピードで
鈴音の踵にぶつかったのだ！！