これが答えだ!の巻
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一方会長室では、今更ながら
対戦表の偏りに気がついた会長が
ひしょ香ちゃんの元へ急いで駆けつけてきた。
「ひ、ひしょ香くーーん!!なんなんだこの対戦表は!?1回戦から努力マンとラッキーちゃんはないだろう!!こういうのは決勝で当たるようにしないと!!しかも1回戦から勝利マンだなんて勿体ない!!彼みたいな大物は後半で!!」
そう説教をしていた会長は、途中で
涙目になってきていたひしょ香ちゃんに
思わず説教する口を止めてしまった。
そのままひしょ香ちゃんはひしょひしょと
泣き出してしまう…
「ひしょひしょ〜っ!!(酷い会長が適当に決めといてって言ったから決めたのに…)」
「わ!わっ、ワシが悪かった!!いいのいいのこの組み合わせで!!盛り上がるぞー!!」
「ひしょひしょ…」
「え?じゃあシャネルの服買って…ああ買ってやる買ってやるぞー!!!」
これが、後に大問題になるとは知らずに…
…………………………………………………………………………………
「ふふ、1試合目とは演技がいいぜ」
自室のホテルの部屋で勝利マンが
凶器を周りにばっ散らかさせて
にやにやする中、またもやモニターに
会長が映る
『い…以上のように対戦表は決定した、そしてもうひとつ決めたことを発表する!!今ヒーロー認定証を持っているものもその認定証の効力を取り消す!!そして新たにここH-1グランプリで16位以内になったものにのみ新認定証とわしのヒーローパワーを与える!!』
会長のその発表に、自室のヒーロー達は
驚愕する。
それは努力マンもであった
「と…言うことは師匠に勝たなければ私は正式なヒーローでもなくなってしまうのか!?ああどうしたらいいんだ…!!」
悩みながら廊下に出た努力マンは、
鈴音と一緒に歩いてくる
ぼっちゃんマンに気がついた
「先生!次の試合絶対大丈夫でちゅから安心してくだちゃいね〜!!」
「えっ?何が…?」
ぼっちゃんマンと努力マンの会話など
何も知らない鈴音は首を傾げながら
部屋から出てくる。
努力マンは2人を見ると足をとめた
「!!ししょう、」
「あ、努力…」
鈴音もまた、勝たなければヒーローにも
なれぬという事実に悩んでいるようで…
言葉を詰まらせているようだった
「…努力、えと、次私と努力だけど…」
「…師匠」
「な、に?」
「……私はあなたのために、負けますから…安心、してください」
「…え?努力何を言って…?」
「貴方は、ヒーローになれますから…」
突然の負ける発言に固まる鈴音の
手を、ぼっちゃんマンが引く
「先生ー!!早く会場へ行きまちょー!!」
「えっ、あ、ちょっとぼっちゃんマン引っ張らないで…努力!!ちょっと努力どういう…!!」
拳を震わせながらそう伝えた努力の
背中を、勝利マンが見つめており…
勝利マンは弟の元へ歩み寄ってきた
「…………………」
努力マンの後ろから歩み寄ると、
勝利マンは悩む様子の弟の肩に
手を置いて声をかけた。
「さーっ、行こうぜ努力」
「…兄さん…」
弟の様子を見て、「粗方ぼっちゃんマンが鈴音の目を盗んで努力に何か言ったんだろう」と察した
鈴音が、負けろだなんてことを言うなんて
彼女に想いを伝える程に好きだった
いいや、今でも彼女を心の底から想っており
未だ諦めきれずに鈴音に片思いをしている
勝利マンに取っては考えられないし…
頭脳明晰の彼であるからこそ、見抜けた事だった
「……」
無言のまま廊下を歩いていると、
ふとガヤガヤととある部屋から騒がしい
声が聞こえてきて足を止めた
「ん?トップマンって言えば俺の最初の相手じゃねーかちょっと視察しとくか」
「あっ、兄さん…」
ドアを少し開けて隙間から努力と
様子を見ると、そこには同じ星の
人々であろうボロボロの宇宙人に
囲まれた…新品のヒーロー装備を
身にまとったトップマンがいた。
「我が星の英雄!トップマンの出陣にエールを送ろう!!」
「「フレー!!フレー!!トップマン!!」」
トップマンの元へ1人の老人が杖をつき
歩み寄る。
「た…頼んだぞトップマン、私たちの星の運命はお前にかかっている!!」
「ハイお任せ下さい!!私はトップマン!!必ずトップになって!!ヒーロー認定証を手にします!!」
トップマンの口から語られた、彼の星の
悲惨な状況…
もしヒーロー認定証を手にできなければ
彼の母星である第7トップ星は第6星の
資源として粉々にされ消えてしまい…第7星
の人人は第6星の労働者として働かなければ行けないというのだ!
「でも!!認定証を手に出来れば第7トップ星は7つの星を守る防衛星として近代的な星に生まれ変わることが約束されている!!もう、もうみんなに貧しい思いはさせない!!」
「「頑張ってくれよ〜!!」」
「ああ、任せてくれ!!もう、もう大丈夫だから!!」
そう気合を入れ気張るトップマンは
正義感記溢れておるまさにヒーローとして
素晴らしい人格者である…
聞いていた努力マンが滝のように涙を流す中勝利マンは静かにドアを閉めて歩き出す
「けっ、敵を視察すんのも考えもんだな!行くぞ努力」
「!!あ、はい!…あの、に、兄さんもしも兄さんが勝ったらあの星の人達は…!」
その言葉に勝利マンは努力マンの方を
睨みつけると…ふっと笑い勝利マンは
前を見て歩き出した
対戦表の偏りに気がついた会長が
ひしょ香ちゃんの元へ急いで駆けつけてきた。
「ひ、ひしょ香くーーん!!なんなんだこの対戦表は!?1回戦から努力マンとラッキーちゃんはないだろう!!こういうのは決勝で当たるようにしないと!!しかも1回戦から勝利マンだなんて勿体ない!!彼みたいな大物は後半で!!」
そう説教をしていた会長は、途中で
涙目になってきていたひしょ香ちゃんに
思わず説教する口を止めてしまった。
そのままひしょ香ちゃんはひしょひしょと
泣き出してしまう…
「ひしょひしょ〜っ!!(酷い会長が適当に決めといてって言ったから決めたのに…)」
「わ!わっ、ワシが悪かった!!いいのいいのこの組み合わせで!!盛り上がるぞー!!」
「ひしょひしょ…」
「え?じゃあシャネルの服買って…ああ買ってやる買ってやるぞー!!!」
これが、後に大問題になるとは知らずに…
…………………………………………………………………………………
「ふふ、1試合目とは演技がいいぜ」
自室のホテルの部屋で勝利マンが
凶器を周りにばっ散らかさせて
にやにやする中、またもやモニターに
会長が映る
『い…以上のように対戦表は決定した、そしてもうひとつ決めたことを発表する!!今ヒーロー認定証を持っているものもその認定証の効力を取り消す!!そして新たにここH-1グランプリで16位以内になったものにのみ新認定証とわしのヒーローパワーを与える!!』
会長のその発表に、自室のヒーロー達は
驚愕する。
それは努力マンもであった
「と…言うことは師匠に勝たなければ私は正式なヒーローでもなくなってしまうのか!?ああどうしたらいいんだ…!!」
悩みながら廊下に出た努力マンは、
鈴音と一緒に歩いてくる
ぼっちゃんマンに気がついた
「先生!次の試合絶対大丈夫でちゅから安心してくだちゃいね〜!!」
「えっ?何が…?」
ぼっちゃんマンと努力マンの会話など
何も知らない鈴音は首を傾げながら
部屋から出てくる。
努力マンは2人を見ると足をとめた
「!!ししょう、」
「あ、努力…」
鈴音もまた、勝たなければヒーローにも
なれぬという事実に悩んでいるようで…
言葉を詰まらせているようだった
「…努力、えと、次私と努力だけど…」
「…師匠」
「な、に?」
「……私はあなたのために、負けますから…安心、してください」
「…え?努力何を言って…?」
「貴方は、ヒーローになれますから…」
突然の負ける発言に固まる鈴音の
手を、ぼっちゃんマンが引く
「先生ー!!早く会場へ行きまちょー!!」
「えっ、あ、ちょっとぼっちゃんマン引っ張らないで…努力!!ちょっと努力どういう…!!」
拳を震わせながらそう伝えた努力の
背中を、勝利マンが見つめており…
勝利マンは弟の元へ歩み寄ってきた
「…………………」
努力マンの後ろから歩み寄ると、
勝利マンは悩む様子の弟の肩に
手を置いて声をかけた。
「さーっ、行こうぜ努力」
「…兄さん…」
弟の様子を見て、「粗方ぼっちゃんマンが鈴音の目を盗んで努力に何か言ったんだろう」と察した
鈴音が、負けろだなんてことを言うなんて
彼女に想いを伝える程に好きだった
いいや、今でも彼女を心の底から想っており
未だ諦めきれずに鈴音に片思いをしている
勝利マンに取っては考えられないし…
頭脳明晰の彼であるからこそ、見抜けた事だった
「……」
無言のまま廊下を歩いていると、
ふとガヤガヤととある部屋から騒がしい
声が聞こえてきて足を止めた
「ん?トップマンって言えば俺の最初の相手じゃねーかちょっと視察しとくか」
「あっ、兄さん…」
ドアを少し開けて隙間から努力と
様子を見ると、そこには同じ星の
人々であろうボロボロの宇宙人に
囲まれた…新品のヒーロー装備を
身にまとったトップマンがいた。
「我が星の英雄!トップマンの出陣にエールを送ろう!!」
「「フレー!!フレー!!トップマン!!」」
トップマンの元へ1人の老人が杖をつき
歩み寄る。
「た…頼んだぞトップマン、私たちの星の運命はお前にかかっている!!」
「ハイお任せ下さい!!私はトップマン!!必ずトップになって!!ヒーロー認定証を手にします!!」
トップマンの口から語られた、彼の星の
悲惨な状況…
もしヒーロー認定証を手にできなければ
彼の母星である第7トップ星は第6星の
資源として粉々にされ消えてしまい…第7星
の人人は第6星の労働者として働かなければ行けないというのだ!
「でも!!認定証を手に出来れば第7トップ星は7つの星を守る防衛星として近代的な星に生まれ変わることが約束されている!!もう、もうみんなに貧しい思いはさせない!!」
「「頑張ってくれよ〜!!」」
「ああ、任せてくれ!!もう、もう大丈夫だから!!」
そう気合を入れ気張るトップマンは
正義感記溢れておるまさにヒーローとして
素晴らしい人格者である…
聞いていた努力マンが滝のように涙を流す中勝利マンは静かにドアを閉めて歩き出す
「けっ、敵を視察すんのも考えもんだな!行くぞ努力」
「!!あ、はい!…あの、に、兄さんもしも兄さんが勝ったらあの星の人達は…!」
その言葉に勝利マンは努力マンの方を
睨みつけると…ふっと笑い勝利マンは
前を見て歩き出した