｢んん、なんかかわいそうになってきた・・・努力、助けにいこ！｣

｢ですね、変身しましょう！｣


こっそりと二人は隠れ、変身した。


｢今日も元気だらっきょがうまい！｣

｢今日も元気だ習字がうまい！｣


ハビョーン！！


｢ラッキーマンと！｣

｢努力マン！｣

｢｢仲良く参上ー！！｣｣


『キャー！待ってました本家本物ヒーロー！』

『ラッキーちゃん可愛いー！』


生徒たちは努力マンとラッキーマンに声援を送り始めた。


それが気に入らなかったのか、
スーパースターマンが二人に掴みかかる。


｢困るなぁ君たち！僕の反撃を邪魔されちゃあ！｣

｢その状態からの反撃を見てみてよぉ！！｣

｢これだからバラエティーのヒーローはやだよ！今のヒーローはボロボロにならきゃ怒りが爆発しないんだから！！」

普通星人は二人の方を向いた。



｢お前らが本物の地球のヒーローか！
どうりで弱いと思った！｣

｢｢そゆこと！！｣｣

｢これが証拠のヒーロー認定証！｣　　

｢何を言うか！俺だ俺！！帰れお笑い！！｣

｢なにぃ！？｣　　


努力マンがイラつき始めた。


｢大体なにその胸のマーク！努力に大吉
だぁー？笑っちゃうなぁ！僕みたいに横文字にしてよヒーローって言うなら！｣


その頃鈴音は？


｢あっ、これがスーパースターカッター？結構固いね！｣


スーパースターカッターに興味を持っていた。


｢特に"努力"ねーよな！今時そんなのはやんねーよ！！今は簡単楽しくかっこよくって時代だぞ！！まさか！努力と根性で何でもできるなんて思ってんじゃじゃねーよな！ハハハハッ！！ジジイ！｣


その言葉についに努力マンが切れた。


｢ジ、ジジイだぁぁぁ！？｣

｢な、なんだジジイ！暴力を振るうって言うのか？いけないなぁ！｣

｢うるせー弱いくせに！｣

｢ちょっと努力マン！駄目だよ仲間割れなんて！｣

｢こんなやつ仲間じゃないっす！！｣

｢こっちの台詞だ！！！｣



｢・・・あの・・・みんな僕のこと忘れてない？｣

｢おい普通星人ー！何とかしてこいよ！｣

｢えっ？うん・・・・｣


本当に普通星人は敵なのか。


｢｢なんだよ！/どうしたの？｣｣


三人は普通星人に直った。

普通星人は一本の矢を渡した。


｢この矢を折ってみなさい。｣

｢簡単だろこんなのー。｣

｢んー、あっ、折れた！｣

｢ふっ、ふんぐぐぐ！｣


｢三本の矢の話しようとしてるぜあいつ。｣



｢今度はこの三本の矢を折ってみなさい。｣

折ろうとするが、鈴音とスーパースターマンには折れない。


｢う、うーん！！！折れない！！｣

｢んぎぎぎ！！｣


｢一本では簡単に折れてしまう矢も、三本のまとまれば｢ふんっ！！｣え！？｣


しかし努力マンは片手で折って見せた。


矢を十本渡しても百本渡しても努力マンは折って見せた。


｢もーいい帰るっ！！こんなダメなやつといたらこっちがダメになる！｣


普通星人は呆れたのか帰ろうとする。


｢ありゃ、帰ってく・・・・｣

｢ダメなやつね、お前らのことだ！｣

｢なにい！？｣


今度は殴りあいの喧嘩が始まった。


｢こらこら！また喧嘩するー！おんなじヒーロー何だから仲良くしようよ！｣

｢師匠は引っ込んでてください！！
コイツだけは許せません！！｣

ドガッ！！

｢きゃー！？なんで私が！｣


鈴音は二人を止めようとしたが
努力マンに蹴られて飛ばされてしまった


しかしそれがラッキーなことに


鈴音はスーパースターカッターを手にしており普通星人の胸元に刺さったのだ！！


｢せ、せめて普通にやられたかった・・・｣

｢あれ、倒しちゃったラッキーッ！！｣

｢えっ、師匠！またいつのまに！？お見それしました！｣

｢はははははっ!!宇宙人め!!私のスーパースターカッターでいちころだ!!」


さっきまで気絶していたスーパースターマンははいつのまにか普通星人の倒れているところにいて、普通星人を足蹴りにしていた



｢スーパースターマンの勝利!!」


｢やっつけたのは師匠だろーが!!」


｢な、なにをいうのかな君は。手柄を横取りしたいのかな?」


｢もう許さん!!」

｢努力マン、もうやめよ？｣

｢しかし師匠！｣

｢もうどっちが勝ったなんてどうでもいいじゃない。終わったんだし！ね？帰ろ。｣

｢さ、さすが師匠！大物ですね！｣


二人は飛んでいった。