あなたのことが好きですの巻
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夜…追手内家、鈴音はベッドの上で
クッションを抱きしめて考えていた
今日は…衝撃な出来事があって、頭が
グルグルとしていた。
「……まだ、これ夢なんじゃないのって…思ってるんだよな…もうお断りしたのに…」
そう、今日…鈴音は勝利から
告白を受けたのだ。
しかし鈴音の心には天才の存在があって…
天才の事が好きだから、鈴音は
勝利からの想いを断った。
「……」
勝利は”今まで通り、仲間として友達として”と答えてくれたが、彼を傷つけたという事実は変わらない…
悩みはそれだけじゃあ尽きなくて…
「……天才が好きだとは気づけたけど、私みたいな相当美人でもない女の子が…天才と釣り合う訳…」
そう、それは自分の恋への行方への不安。
天才は美しくも可憐で全てにおいて完璧
当然ながらモテる、だからこそ…彼には
美しい大人のお姉さんの方が似合うのでは
という思いが湧いて…
それでも他の女性が彼と付き合ったりするのは
嫌で…
「…心の中も頭の中もぐちゃぐちゃだ…」
そう枕に顔を埋めるとドアが軽くノックされる
鈴音は枕から顔を上げた。
「鈴音ちゃーん?ママだけど、ホットミルク持ってきたのよ、開けていーい?」
「あ、ママ…いいよー」
ドアを開けて入ってきたのは、お盆の上に
ホットミルクが入ったマグカップを載せた
ママだった
ちゃぶ台の上にホットミルクを置いたママは娘の様子がおかしいことに気がつき
声を掛けた
「…鈴音ちゃん、学校で何かあった?」
「っえ?…えっと…」
「………もしかして男の子関係のお悩み?」
「えっ!!!な、なんで!!」
簡単に見抜かれた鈴音は大きく
体を跳ねさせてママの方を見る
ママはニコニコとしながらも続けた。
「分かるわよー、だってそういう目してた…懐かしいわー中学時代の恋なんて、うふふ青春ねぇ…で何かあったの?」
「………えっとね…」
同じ女であるママになら…と、
鈴音はその悩みを打ち明けることにした。
「……今日、友達の男の子に告白されてね…でも私、その…好きな子がいるから断ったの」
「あらまぁ」
「だけど…その告白してくれた子は私の大事なお友達だから…申し訳なくて…その子は、友達でいようと言ってくれたけど…
それに、私の好きな子は…とてもモテるから…恋が叶うかどうかもわかんなくて」
ママは話を聞くと頷きながらも
答えを出した。
「ママが言わせてもらうとね、鈴音ちゃん…確かに告白を断って申し訳ないと思うのは当たり前、ママも告白断ったあとはそうだった…ましてやそれがお友達なら尚更」
「…うん」
「でもね、だからって”申し訳ない”って態度でその子に接するのは間違ってるわ、その子は”友達でいよう”って言ってくれたんでしょう?」
「…うん…」
「だったらその子にはうじうじした態度してないでまたいつものお友達に戻ればいいのよ、ね?…できる?」
「…大丈夫」
ママの答えに鈴音はゆっくりと
頷いた。
そして答えはもうひとつ…
「それで好きな子の事は…これはもう答えは1つ、”アタックする事!”これだけよ!その子がいくらモテててもかっこよくても見てるだけなんてことしてたらいつまでも片思いのままよ?」
「た、確かに…」
「だから…怖がらずにアタックすること、ママにはこれしか言えないわ、がんばって」
鈴音は悩みが晴れた、というように
口角を上げて穏やかに笑った
ママは娘の頭を優しく撫でると
ゆっくりと立ち上がるとドアの方へ歩いてゆく、
とそこで振り返った
「鈴音ちゃん、恋は戦いよ?ママ応援してる」
「ママ…ありがとう!」
ウインクをするとママはドアを開けてそのまま鈴音の自室を出た。
ママの言葉をよく心に刻みつけた
鈴音は言葉を心の中で繰り返した
「見てるだけなんてことしてたらいつまでも片思いのままよ?」
「…そう、だよね…何もしないでいたら叶わないまんまだよ…」
そう呟いて窓から空を見上げる
空には綺麗な三日月浮かんでいた…
そう、彼の事を思い出させるような綺麗な三日月が…
「……決めた、私………」
「天才に、告白しよう」
鈴音は、今決めた
天才に…好きな人に告白する勇気を。
相手も同じことを思っていることなんて知らずに…
クッションを抱きしめて考えていた
今日は…衝撃な出来事があって、頭が
グルグルとしていた。
「……まだ、これ夢なんじゃないのって…思ってるんだよな…もうお断りしたのに…」
そう、今日…鈴音は勝利から
告白を受けたのだ。
しかし鈴音の心には天才の存在があって…
天才の事が好きだから、鈴音は
勝利からの想いを断った。
「……」
勝利は”今まで通り、仲間として友達として”と答えてくれたが、彼を傷つけたという事実は変わらない…
悩みはそれだけじゃあ尽きなくて…
「……天才が好きだとは気づけたけど、私みたいな相当美人でもない女の子が…天才と釣り合う訳…」
そう、それは自分の恋への行方への不安。
天才は美しくも可憐で全てにおいて完璧
当然ながらモテる、だからこそ…彼には
美しい大人のお姉さんの方が似合うのでは
という思いが湧いて…
それでも他の女性が彼と付き合ったりするのは
嫌で…
「…心の中も頭の中もぐちゃぐちゃだ…」
そう枕に顔を埋めるとドアが軽くノックされる
鈴音は枕から顔を上げた。
「鈴音ちゃーん?ママだけど、ホットミルク持ってきたのよ、開けていーい?」
「あ、ママ…いいよー」
ドアを開けて入ってきたのは、お盆の上に
ホットミルクが入ったマグカップを載せた
ママだった
ちゃぶ台の上にホットミルクを置いたママは娘の様子がおかしいことに気がつき
声を掛けた
「…鈴音ちゃん、学校で何かあった?」
「っえ?…えっと…」
「………もしかして男の子関係のお悩み?」
「えっ!!!な、なんで!!」
簡単に見抜かれた鈴音は大きく
体を跳ねさせてママの方を見る
ママはニコニコとしながらも続けた。
「分かるわよー、だってそういう目してた…懐かしいわー中学時代の恋なんて、うふふ青春ねぇ…で何かあったの?」
「………えっとね…」
同じ女であるママになら…と、
鈴音はその悩みを打ち明けることにした。
「……今日、友達の男の子に告白されてね…でも私、その…好きな子がいるから断ったの」
「あらまぁ」
「だけど…その告白してくれた子は私の大事なお友達だから…申し訳なくて…その子は、友達でいようと言ってくれたけど…
それに、私の好きな子は…とてもモテるから…恋が叶うかどうかもわかんなくて」
ママは話を聞くと頷きながらも
答えを出した。
「ママが言わせてもらうとね、鈴音ちゃん…確かに告白を断って申し訳ないと思うのは当たり前、ママも告白断ったあとはそうだった…ましてやそれがお友達なら尚更」
「…うん」
「でもね、だからって”申し訳ない”って態度でその子に接するのは間違ってるわ、その子は”友達でいよう”って言ってくれたんでしょう?」
「…うん…」
「だったらその子にはうじうじした態度してないでまたいつものお友達に戻ればいいのよ、ね?…できる?」
「…大丈夫」
ママの答えに鈴音はゆっくりと
頷いた。
そして答えはもうひとつ…
「それで好きな子の事は…これはもう答えは1つ、”アタックする事!”これだけよ!その子がいくらモテててもかっこよくても見てるだけなんてことしてたらいつまでも片思いのままよ?」
「た、確かに…」
「だから…怖がらずにアタックすること、ママにはこれしか言えないわ、がんばって」
鈴音は悩みが晴れた、というように
口角を上げて穏やかに笑った
ママは娘の頭を優しく撫でると
ゆっくりと立ち上がるとドアの方へ歩いてゆく、
とそこで振り返った
「鈴音ちゃん、恋は戦いよ?ママ応援してる」
「ママ…ありがとう!」
ウインクをするとママはドアを開けてそのまま鈴音の自室を出た。
ママの言葉をよく心に刻みつけた
鈴音は言葉を心の中で繰り返した
「見てるだけなんてことしてたらいつまでも片思いのままよ?」
「…そう、だよね…何もしないでいたら叶わないまんまだよ…」
そう呟いて窓から空を見上げる
空には綺麗な三日月浮かんでいた…
そう、彼の事を思い出させるような綺麗な三日月が…
「……決めた、私………」
「天才に、告白しよう」
鈴音は、今決めた
天才に…好きな人に告白する勇気を。
相手も同じことを思っていることなんて知らずに…