「え？お花見？」


です代から昼休みに声をかけられ
何かと話を聞けばお花見への誘いだった
うんうんと頷きながらもです代は話を続ける。


「そうなのよー、うちの敷地内で桜が満開に咲いたからみんなでお花見なんてどうかなーと思ってさ、あんたらも来るでしょ？うちの敷地内だから酔っ払い親父も居ないし独占状態よ」
「お花見…！しかも貸切状態！！」
「行くわ！！いくいく！！もちろん！！」
「です代ちゃーん！！あなたって最高！！」
「あんたらほんとに調子いいんだから〜」



感極まってです代に2人がかりで
抱きつくみっちゃんと鈴音、
です代もそんな口を聴きながらも
嬉しそうにしていた。


「他にも誘っていいかな？努力とか！」
「勿論よー、多い程楽しくなるし」
「ありがと！じゃあ誘うね！！」



です代に許可を貰い、早速他のメンバーを集めに鈴音は努力の元へ駆け寄った
努力の肩を叩くと努力は彼女の方へ振り向く。



「ねぇねぇ努力！！」
「！師匠！！なんでしょう！」
「えっとね、です代ちゃんがね！敷地内に桜が満開に咲いたからお花見どうかって誘ってくれたんだけど努力も行く？」
「お花見…！いいですね！お供させていただきます！」
「そうだと思ったよ！一緒に楽しもう！」
「師匠、なら私は兄さん達をお誘いしてもいいでしょうか？」
「いいよいいよー！私もまだ誘うから！」



ありがとうございます！と努力は笑顔で
返事をすると兄達に花見の誘いをする為に
教室の外へと出ていった
さてあとは…と鈴音が辺りを見回していると目に入ったのは天才の姿。



「天才天才！あのさ！」
「ふっ…花見の誘いだろう？」
「あっやっぱり知ってた？それでお花見行くでしょ？」
「勿論だ、ご一緒させてもらおうか」
「やった！じゃあ日曜日行こうね！！」
「あぁ」



鈴音が共に行くと聞き
天才も同行を決めて日曜日が楽しみに
なった鈴音
一方天才は好きな人である鈴音と
一緒の花見を心待ちにしていた
そしてあわよくば彼女との距離が
縮まる事を願って…

そして勝利と友情も花見へ行くことになり
どこかから聞きつけた目立も同行する事になった。

そして約束の日曜日…