世直しマンと三本柱マンJrの戦いは
一時間立ってもなおまだ続いており
さすがに真剣に見守っていたヒーローたちも
だれて観戦し始めていた
鈴音が体力回復の為に昼ごはんを食べて終わってもまだ続いており‥


「もう1時間もやってるよ〜‥」
「力が互角なだけに長引きそうだな」


そこで鈴音は、囚われて花嫁に
されそうになっていたみっちゃんのことを思い出した。


「！！あっそうだ！！今のうちに花嫁にされそうになってたみっちゃんを助けよう！！」
「うむ、たしかにここは危険だみっちゃんを助けてあげてくれラッキーマン」
「うん！！」


天才マンからも賛成の意見を貰い
鈴音は真っ先に暇そうに椅子に座っていたみっちゃんの元へ駆け出した。


「みっちゃーん！！」
「！ラッキー様！！助けに来てくれたのね！」
「うん！！今のうちにねっ！」
「よかった！見代世直しマンなんかのお嫁さんになる前に助けてもらえて‥！見代はラッキー様の様な素敵な男の人と結婚したいもの」
「そ、そう言われると照れちゃうよ〜」


みっちゃんにそう言われて鈴音は
照れながら頭をかいた
そこでみっちゃんはひとつ、お願いを出した。


「ラッキー様、真似事でもいいの、ごっこでも1度でいいから見代と結婚式あげて欲しいの」
「えっ？」
「1度でいいの、ウェディングドレスを着てラッキー様の隣に立ってみたかったの、お願い！！」


みっちゃんのワガママに鈴音は
少し考えたが‥親友の頼みを断りきれずに、
しばらくして頷いた。


「うーん‥わかった、あげるふりね」
「ラッキー様！！見代嬉しー！！」


みっちゃんは嬉しそうに鈴音の
腕に抱きつくとそのまま神父の前まで
鈴音を引っ張っていった


「‥一体何をしているんだラッキーマンは‥」


その様子を、内心やきもちを焼きながら
天才マンが見ていた。