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Live the life you love


「マイキー、朝だよー。学校だよー」


マ「…んん、まだ眠い…」



朝、オレはいつも通りマイキーを起こしに来た



「もう…遅れるよ?ほら、起きて…っ、て、うわっ!」


マイキーを揺すっていると、突然伸びてきた手に掴まれ、気付くとマイキーに抱きしめられていた
オレ…完全に抱き枕だよ


マ「…ん、ハクも一緒に、寝よ…」

「いやいやあの…、」


そういやマイキーって、綺麗な顔してるなぁ
冷静にマイキーを直視していると、


マ「…そんなに見つめられると、さすがに照れるな」

「え?あ、ごめん。つい」

マ「…ねぇハク」

「ん?」


マ「ハクは、誰かとキス、したことある?」



………え?

キス…?



「へっ…?な、ないけど…突然どうしたの?」


マイキーが変なことを言うもんだから、オレは顔を赤くしていた



マ「…そっか、良かった」


良かった…?
それって、どういう…



マ「なら、ファーストキスは、オレがもらうね」


「え…?」





気付いたら、目の前にマイキーの顔があって


唇に柔らかい感触




「………」

マ「あれ?ハク?」


唇を離し、様子を伺うマイキー


「はっ…!思考停止してた…!」

マ「みたいだな。嫌だった?」

「嫌じゃ、ないよ…驚いただけで」

マ「それならいいけど」


でも、どうしてマイキーはオレにキスなんか



「…ねぇマイキー。キスって、好きな奴同士がするもんだって聞いたけど」

マ「うん、そうだな。間違ってない」

「えっと…」



つまり?



マ「ハクは、オレのこと好きだろ?」

「え、うん、好きだけど…」

マ「オレもハクが好きだ。ほら、好きな奴同士。キスしたって問題ねぇじゃん」

「うん…?確かに…いや、でもそれって恋愛感情でって意味だと…」

マ「は?当たり前じゃん。恋愛感情で好きじゃなきゃ、キスなんかするわけねぇだろ」

「え?」



ということは、マイキーはオレのこと、恋愛感情で好きってこと!?



マ「ハクは違うの?」

「いや、えっと…まだ、分かんない」

マ「…そっか。悪かったな、急に」

「ううん、大丈夫。さっきも言ったけど、嫌じゃなかったし…」

マ「…オレ、ハクがオレ以外の誰かのものになんの、嫌でさ。焦ってたのかも」

「…うん」




あれ、何か忘れてるような……





「あっ!!マイキー!!学校遅刻だよー!!!」







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「はぁ…マイキーのせいで遅刻した」

マ「いいじゃん、オレも一緒だし」

「オレ、学校ではちゃんと勉強したいんだよ」

マ「ハクって頭いいもんなー。学年一位だっけ」

「…まぁね」

マ「なのに律儀にオレを起こしに来るハクって、ほんと可愛いよなぁ」

「マイキーと一緒に学校行くのが楽しいからだよ…」

マ「…っ!!あー、ほんとそういうとこだよなー」

「何が?」

マ「内緒♪」


教室でマイキーと話していると、さらに遅刻してきたドラケンがやってきた



ド「お前ら朝から仲良いな。周り引いてんぞ」

「え?」



学校では不良で有名なマイキーとドラケン
だがオレは不良ではなく学年一の優等生として見られている

そんなマイキーとオレが仲良く喋っていることが、周りを引かせてしまう原因となっているらしい



マ「引かせとけばいいよ。ハクに関わるやつがいなくてせいせいする」

ド「お前どんだけ白夜を独占してぇんだよ…」

マ「ずっとだけど」

ド「…白夜、大丈夫か?」


独占欲丸出しのマイキーに、ドラケンは心配そうに言った


「あはは…まぁ、マイキーと話すの好きだし、問題は無いよ」

ド「ならいいけどよ。マイキー、あんまり白夜を困らせるなよ?」

マ「分かってるって。ケンチンは心配性だなぁ」









(言うの忘れてた!おはよう、ドラケン)
ド(お、おう。おはよう)
マ(ケンチン腹減ったー)
ド(どら焼き買っといた。食うか?)
マ(食う!!)
(さすがドラケン…)
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