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Live the life you love


千「…あ、白夜さん!お帰りなさい」

「千冬、ただいま。もしかしてオレのこと待ってたの?」



タケミチのところから団地の家に戻ると、千冬が待っていた


千「あ…はい。最近白夜さん忙しそうにしてて、話せてなかったんで、気になって」


「あ、そっか…ごめんね、心配かけて」


千「いえ、オレが勝手に心配してるだけなんで!今日どこ行ってたんですか?」


「タケミチの家。退院したって聞いたから退院祝いしにね」


ホントは大事な話がしたくて行ったけど、さすがに千冬にはまだ言えないな…


千「タケミチ…、あぁ、確か総長のダチで、タケミっちって呼ばれてるやつっスよね?集会にも来てた」


「そうそう!東卍でもないのに怪我させちゃったから、気になってずっと様子見に行ってたの」


千「ほんと白夜さんは優しいですよね…怪我したのは白夜さんのせいじゃないのに」


「それでも、その場にいたのに助けてあげられなかったから」


千「まぁ白夜さんのそういうとこ、好きっスけどね」



ドキッ…


いや、ドキッってなんだ!
千冬に好きって言われた途端、胸がバクバク



千「白夜さん、お昼食べました?」

「え?いや、まだだけど」

千「じゃあ一緒に食べませんか?」

「うん、いいよ」






千冬の家にお邪魔することになった


座っているとペケJがすり寄ってくる


「ペケJ、久しぶりだね。最近会いに来れなくてごめんね」


喉を撫でると、気持ち良さそうに目を細めている



千「良かったな、ペケJ」


千冬がそう言うと、にゃあー、と返事をするペケ

可愛すぎるんだが



千「はい、白夜さん。上手く出来たか分かりませんけど、良かったら食べてください」

「うわぁ、美味しそう!ありがとう、千冬!」

千「いえ。じゃあいただきます」

「いただきます」



千冬が作ってくれたオムライス



「うん、美味しい!」

千「良かったです!」



千(白夜さんに食べてもらうために、猛練習したなんて言えないけど)



「千冬、また作ってね」

千「はい、もちろんです!」



千冬すごいなぁ
こんな美味しいものが作れるなんて







「……ねぇ、千冬」


千「?」


「もしオレが死んだら、千冬は泣いてくれる?」


千「…え?死んだらって…縁起でもないこと言わないでくださいよ…」


「…そっか、ごめんね。変なこと聞いて」


千「あの、白夜さん。一人で何でも抱え込まないでください」


「え?」


千「白夜さんはいつも一人で解決しようとする癖があるから。オレ、頼りないかもしれないけど、いないよりはマシだと思うし、何でも聞くんで言ってください」


「千冬…ありがとう」



このことは、オレだけの問題じゃない
タケミチと千冬がまず仲良くならきゃ、きっと信じてもらえないような話だし…

言うにしても、まだ先になりそうかな…




プルルル…


「あ、ごめん、電話きた。部屋に戻るね。オムライス美味しかったよ。ありがとう」

千「いえ、またいつでも作ります」

「うん!それじゃ」




オレは、千冬にお礼を言って自分の部屋に戻った




「…もしもし?ごめん、出るの遅くなって」

タ『いえ!お取り込み中でしたか?』


電話はタケミチからだった



「ううん、今は大丈夫。それよりどうかしたの?」

タ『あ、えっと…実はマイキーくんとドラケンくんが仲直りしたというか…』

「……は?え、まじ?どうやったの?」



あの二人を仲直りさせたタケミチやばくね?



タ『いえ、あの大したことじゃないんスけど…』



オレは、タケミチから何があったかを聞いた


オレが帰ったあと、ドラケンがお見舞いに来ていた
そしてドラケンが帰ろうとした時にマイキーもタケミチのお見舞いにきた
そこでバチバチになって、タケミチの思い出の物を壊しまくったそうで

タケミチがキレて二人に色々言った

すると、なぜかタケミチの頭から変な臭いがして…
喧嘩に巻き込まれてゴミ捨て場にぶっ飛んだ時に頭にう○ちが乗っかっていたらしく

そこで場が和み?、二人は自然と仲直りした、と。



「あはは!さすがタケミチ、やるなぁ」

タ『怪我の功名みたいなもんですけど…。その代わりオレの思い出ぶち壊しです』

「あー…それは、どんまい」

タ『でも、これで内部抗争は起きないってことっスよね?二人は仲直りしたし』

「まぁ、そうなるのかな?」

タ『そっスよね!良かったぁ…これでドラケンくんも白夜さんも死なないんだ…』

「ふふ、ありがとう、タケミチ」

タ『いえ!!とりあえずそれだけ連絡です!また連絡します!』

「うん、またね」










(…これで、解決したのかな)
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