Live the life you love
パーと長内のタイマン
長内がパーの顔面にもろ食らわせ、パーは意識をほぼ無くしていた
ぺ「パーちん…!!」
ぺーやんがパーのところへ駆け寄ろうとした時
マ「ぺー!!黙って見とけっつったよな?」
ぺ「…ごめん、マイキー」
タ「黙って見とけって、マイキーくんひどくないっスか!パーちんもう鼻も折れてるし、意識も朦朧としてるし!もうダメっスよ!パーちん死んじゃいますよ!止めましょうよ!!」
マ「なんで?まだ諦めてねぇじゃん」
パーちんは、意識を飛ばしながらも長内に立ち向かっていた
長「おい!こいつ立ったまま気絶してんぞ!」
そして、倒れそうになったパーを、マイキーが受け止めた
パ「……ごめん…マイキー…。オレ…ふがいねぇな…」
マ「何言ってんの?パーちん。お前、負けてねぇよ」
メビウスからの野次が飛ぶ中、マイキーはパーをそっと横にして、一直線に長内へと向かう
長「あぁ?やんのか?マイキー」
…マイキーなら、一発あれば十分だ
長「十秒で殺してや……」
すべてを言い終わる前に、マイキーの蹴りが長内の頭に直撃し、長内は気絶した
マ「パーちんが負けたと思ってるやつ、全員出てこい。オレが殺す。東卍はオレのもんだ。オレが後ろにいる限り、誰も負けねぇんだよ」
「マイキー…」
マ「ごめん、ハク、ケンチン。やっちゃった」
ド「はぁ。しょうがねぇな、マイキーは」
「…ふふ、そうだね」
突然長内が割れたビンを手に取り、マイキーへ向かってきた
「…っ!危ない…!マイキー!」
ド「お前も危ねぇ!白夜!」
マイキーを庇おうと前に出たが、そのまた前にドラケンが出た
タ「ドラケン!!」
ドラケンは容易く長内を押さえ込んだ
ド「長内、てめぇがなんで負けたか教えてやるよ。不良の道外れたからだ。女回したり親襲ったりよ。やってることがクソなんだよ。いいか?また外道な真似しやがったらオレらがとことん追い詰めて殺しに行くかんな」
メビウスの隊員たちが、マイキーやドラケンの強さに怖じけづく
ド「てめぇらの頭はうちのマイキーがのした!!文句あるやついるかぁ!いねぇなら、今日からメビウスは東京卍會の傘下とする!」
こうして、東卍とメビウスの抗争は東卍の勝利となった
その瞬間、パトカーのサイレン音が聞こえてきた
ド「やべ…さつだ」
タ「え?警察!?」
ぺ「オレらの勝ちを祝いに来たのか?」
マ「あはは!逃げるぞー、タケミっち」
タ「あぁ、はい!何でそんなに余裕なんスか」
「オレも逃げよ…」
ド「おいメビウス!自分らだけ逃げようとしてんじゃねぇよ。長内に肩貸してやれ」
長内はメビウス連中に任せておけばいいか
そう思い、オレはみんなと逃げようと走っていた
ド「何やってんだよ、パー!!」
突然ドラケンの叫ぶ声が聞こえて、オレたちは足を止めた
振り返ると、長内の背中に刺さったナイフ
そして、ドラケンに突き飛ばされていたパー
パーが長内を刺した。
見た瞬間それが分かった
「…っ!!」
マ「…!パー…お前…」
ぺ「パーちん…ナイフなんてどっから…!」
タ「え…、刺した…?」
ド「…長内!長内!」
時間は待ってくれず、パトカーがどんどん近づいてくる
マ「逃げるぞパー!!!」
パ「…ごめん、マイキー。ぺーやん、三番隊を頼む。オレ…自首する…」
「…パー」
マ「ふざけんな!!」
ドラケンがマイキーとぺーやんを無理やり逃がそうと掴みながら走る
マ「パー!!一緒に来いっ!!!」
ド「皆捕まっちまうぞ!!マイキー!!」
マ「パーー!!!!」
「…っ、タケミチ、急げっ!」
タ「…はいっ!」
逃げる途中、後ろで倒れる音がして振り返ると
「…!タケミチ!!」
マ「タケミっち!!」
タケミチが倒れていた
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数日後
「あれ、君は…」
ヒ「あ…こんにちは!えっと、橘日向です」
「日向…じゃあヒナちゃんだね。ヒナちゃんもタケミチのお見舞い?」
ヒ「はい…!」
「そっか。じゃあ一緒に行こっか」
オレはタケミチのお見舞いで病院に来ていたのだが、途中でタケミチの彼女のヒナちゃんに遭遇した
病室に入ると、エマの泣いている声がして
ヒ「武道くん、大丈夫!?」
ヒナちゃんがシャッとカーテンを開けると…
タ「おう…」
「…あらま」
ヒ「え、なに、不潔…!!」
どうやらヒナちゃんの目には、タケミチのあそこに顔を埋めているエマちゃんに見えたらしい
タ「ち、違うよヒナ!!こここここ、これは…!!」
問答無用で殴られるタケミチ
どんまい…
(…オレは分かってるから。何も言うなタケミチ)
タ(白夜さん分かってるなら早く弁解してくださいよ…!)