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Live the life you love


現在

オレは東卍のメンバーがよく集まる古びた大きな倉庫にいた
マイキー、ドラケン、パーちん、ぺーやんも一緒だ

今話し合っているのは、メビウスとの抗争について




その時やってきたのは…


タ「マイキーくん!」



タケミチだった


マ「どうした?タケミっち」

ド「なんでお前がここに?」

「タケミチ…」


パ「またてめぇか」

ぺ「引っ込んでろ、カス!」



…パーちんとぺーやんの、タケミチへの当たりが強いな



ド「悪ぃが今大事な話してんだ」


タ「メビウスとの抗争、止めませんか」


マ「…は?」


タ「この抗争は、根拠は言えないスけど誰かが裏で糸を引いてるんス」


その瞬間、パーがタケミチの頭を掴み投げた



「…!おいパー、タケミチに手ェ上げんな!」


すぐそうやって手を出すの止めてほしいんだけど…!


タ「いってぇ…」

ぺ「てめぇふざけてんじゃねぇぞ。なぁ、パーちん」

パ「消えろ。これ以上喋ったら殺す」



…たく。


「…タケミチ、大丈夫?」

タ「あ…はい、ありがとうございます、白夜さん」



オレはタケミチに手を貸して、立たせた


タ「ダメっス…メビウスと抗争はダメっス。東卍ははめられてるんです」



すると、またパーちんが近づいてきた



…パー、何する気だ


すると、パーはタケミチに殴りかかった


「…っ!?」

パ「抗争はダメ!!根拠は言えねぇ!!じゃあ誰がオレの親友と女ボコったんだよ!!!」


タ「わかんねぇっスよ!でも!!」


「パー!もうやめろ!」



オレがパーちんの腕を掴んだ瞬間、



マ「タケミっち、お前の話は分かった。メビウスとやる。おまえは何も分かってねぇ。オレがやるって決めた以上、東卍はメビウスとやるんだよ」



マイキー…



マイキーの言葉を聞いたタケミチは、膝をついて頭を下げた


タ「オレ、ひけないっスよ…メビウスとやり合ったら東卍は終わります!せっかくマイキーくんやドラケンくんと仲良くなったのに…!東卍が終わるなんてオレ…嫌っスよ!」



…タケミチ
おまえ、なんで東卍が終わるって思うんだ…?
マイキーやドラケンがいればメビウスに勝てるとオレは思う

なのに、タケミチはこんなに必死に抗争はダメだと言っている
まるでメビウスと抗争したらどうなるか、知ってるみたいな…

タケミチ…まさかおまえ…







パ「ほんとわかんねぇ野郎だなぁっ!」


再びタケミチに殴りかかろうとしたパーを、オレは止めた



「…もうやめろパー。いくら何でもやり過ぎだ。いくらお前でもこれ以上タケミチを傷付けることはオレが許さない」

パ「…っ!!」



普段温厚な白夜が、今にもキレそうな声で言った



「それと…こうまでしてタケミチが言ってるんだから、何かしら理由があるんだろ。少しくらい、話聞いてもいいんじゃない?」


ド「タケミっちが引かねぇって言ってんだ。少しメビウス調べてみてもいいんじゃねぇの?マイキー」



ドラケン…



マ「あ?ケンチン、お前東卍にたてつくの?」

ド「あぁ?そういう話じゃねぇだろ」

マ「そういう話だよ」



え、ちょっと
なんで二人が険悪になってんの…!





長「内輪揉めしてるとこ悪いんだけどさー」




「…?」




突然の知らない声に振り向くと



長「メビウスメビウスってよー。うちの名前連呼すんのやめてくんねぇ?中坊どもがよぉ」


パ「てめぇは…!長内…!」



え、こいつがメビウスの総長、長内…!?



長「騒ぐなチンカス」


パ「てめぇ…!」


長「君ー、二個上なんだからよぉ、てめぇ様って言えよ」



パーちんが長内に殴りかかったが、長内によって顔面にグーパンを食らって倒れる


長「はい、所詮中坊レベルー。東京卍會?名前変えろよ。中坊連合によ」


すると、無数のバイク音が聞こえてきた



長「なーんかメビウスに喧嘩売るって聞いてな」



メビウスの隊員たちが大勢出てきた




「……んだよこれ」

マ「……ハク、後ろにいて」

「え……、うん、分かった…」



オレは言うとおりに、マイキーの後ろへ



長「こっちから出向いてやったぜ、マイキーちゃん」





マイキーは立ち上がって、長内の前へ



マ「中坊相手にこの人数で奇襲。イメージ通りのクソ野郎だね。長内くん」

長「あー?聞こえねぇよ。チビすぎて」



そして、矛先は長内をじっと見ていたタケミチへ


長「おい。てめぇ何さっきからじろじろ見てんだよ」

タ「え…いや…」


その瞬間、長内はタケミチを殴り


長「おまえ、いま見下したな?」


タケミチが数回殴られ、決めようとした瞬間、その腕をパーちんが止めた


パ「てめぇの相手はオレだよ、この野郎」


倒れていたタケミチがふらふら立ち上がり、パーちんのもとへ行くが、軽く跳ね返される


パ「引っ込んでろ」


ぺ「パーちんなめんなよ、花垣。パーちんは東卍でもバリバリの武道派。どんな相手だろうと素手で突っ込んで一人でチーム一個潰しちまうようなやつだ。長内なんかにぜってぇ負けねぇ」


タ「…そういうことじゃないんスよ」



タケミチが何か言いたそうに、立とうとしている

…やっぱりタケミチは何か知ってるんだ



マ「…タケミっち」

タ「…!」

マ「黙って見てろ。これはパーの喧嘩だ」















(…この喧嘩はもう、きっと止められない)
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