「はぁー…ねぇ千冬、ほんとに大丈夫かな…」

千「大丈夫です！すごく可愛いんで！」

「うーん…」




実は今夜、武蔵神社である東卍の集会に、オレも行けることになった

そして皆さんもご存知の通り、集会に出る条件はこの猫の被り物を被ることだ



現在、その武蔵神社に行くべく、オレはドラケンのバイクに乗っけてもらう予定で、まだ来ない場地とドラケンを待っていた



場「ぶはっ…！！何度も見てもおもしれーな！白夜！」

「…ちょっと場地。遅れといてそれはないと思うんだけど」

千「場地さん、遅かったですね」

場「あー、わり。寝てたわ」

「おまえな…オレはほぼ初めての集会でこんなに緊張してんのに呑気すぎる！」

場「ああ？どうせ顔見えねぇんだから緊張したって意味ねぇだろ」

「………あ、それもそうか」

千「それで納得しちゃうんスね、白夜さん」





そんな感じで、すぐドラケンが迎えに来てくれてオレたちは武蔵神社へ向かった





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タケミチside


オレは現在、ドラケンに呼び出されて、彼女の橘日向と一緒に武蔵神社前で待っていた

そしたら、いきなりすごい数のバイクが止まって絡まれたんだけど、二番隊の隊長に助けてもらって、ドラケンのところまで案内してくれた




それにしても、月岡白夜って誰だろ…？

直人の話じゃ、８月３日に抗争で亡くなるのはドラケンと、もう１人、月岡白夜という人だ

この月岡白夜が、マイキーくんが変わってしまう要因の一つに、もしなり得るのだとしたら、オレはドラケンと月岡白夜の二人を守らなきゃいけないことになる…

守るにしても、誰か分かんなきゃ守れねぇ
ドラケンかマイキーくんに聞いてみたら分かるかな




マ「よう、タケミっち。わりぃな、急に呼び出して」

ド「おまえ何嫁なんか連れてきてんだよ」

タ「すいません！こんなになってるなんて、思ってなくて」


あれ…
マイキーくんのそばにいる、猫の被り物した人、誰だ…？
めっちゃ気になる…てか、なんで被り物してんだ？



ド「あ、ヒナちゃん。この前は脅かしてごめんな」

ヒ「あー、いえ！全然大丈夫です。あの、こちらこそこの前はごめんなさい」


マイキーくん、笑ってくれてる


ド「おいエマ！」

エ「はーい」

ド「この子、タケミっちの嫁だからしっかり守っとけ」

タ「…？」


１人の女の子が近づいてきた


エ「りょーかーい。あ！」

タ「…！！！」



この子、過去に戻ってきた時カラオケで一緒にいた下着姿の子…！！


エ「よっ！いくじなし君！」

タ「…っ！！！！」


ヒ「いくじなし君て何…？」






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白夜side


あらら…
タケミチ何やらかしたんだ？
彼女にボコボコにされてる


それにしても…


「ね、ねぇマイキー。オレ、みんなからすげー見られてるんだけど…」

マ「まぁ、最初は仕方ねぇよ。大丈夫！ちゃんと紹介してやっから」

「ホント…？お願いだから普通に紹介してね？」

マ「何言ってんの、当たり前だろ♪」



マイキーの笑顔が逆に怖いんだけど…






ド「タケミっち！終わったか？」

タ「すいません！お待たせしました！」


ド「おーら集まれてめぇら！！！集会始めっぞ！」





隊員たちが、真ん中を開けて頭を下げた



『お疲れ様です！！総長！！！！』



その真ん中を、マイキー、オレ、ドラケン、タケミチ
続いて隊長たちが歩いていく













(うわ…こんな感じになってたんだ、東卍の集会…。昔と全然違う…。めっちゃ見られてる…。あ、千冬が目合わせてくれた！ちょっと緊張ほぐれたかも…！)