第6話
五「っつーわけでさ、色々あったし人も死んでるけど、どうする?続ける?交流会」
特級呪霊が襲ってきていた時、高専のほうにも襲撃があったらしく、そこで何人か殺されたらしい
悠「うーん…どうするって言われてもなぁ…」
東「当然続けるに決まっているだろう」
悠「東堂!!」
威圧感すごいなぁ、東堂
五「その心は?」
東「1つ。故人を偲ぶのは当人と縁のある者たちの特権だ。俺達が立ち入る問題ではない。2つ。人死にが出たのならば尚更俺達に求められるのは強くなることだ。後天的強さとは結果の積み重ね。敗北を噛みしめ勝利を味わう。そうやって俺達は成長する。結果は結果として在ることが一番重要なんだ」
三「東堂先輩って意外としっかりしてるんですね」
真依「しっかりイカれてんのよ」
東「3つ。学生時代の不完全燃焼感は死ぬまで尾を引くものだからな」
五「オマエ、いくつだよ」
「ブフッ…!ほんと東堂は子供なんだか大人なんだか分かんないなぁ」
東「アンタに言われたくねぇがな」
「童顔なのはオレが一番わかってるからいいの!」
五「大丈夫!白夜は可愛いからね!」
「それ何のフォローにもなってないから」
割りと気にしてるんだからそれ以上掘り返さないで
恵「俺は構わないですよ」
野「どーせ勝つしね」
加「屁理屈だが一理ある」
桃「加茂君は休んだら?」
「まぁ、オレも東堂の意見に賛成かな」
パ「異議なーし」
棘「しゃけ」
真希「個人戦の組み合わせはくじ引きか?」
五「え、今年は個人戦やんないよ?」
「え」
いま、なんと?
個人戦やらないの!?
五「僕、ルーティンって嫌いなんだよね」
そう言って悠仁に箱を渡す悟
五「毎年この箱に勝負方法入れて当日開けんの」
そして、悠仁が引いたのは
楽「や…」
夜「野球ぅ~??」
うお、いつの間に学長二人いたの
楽「どういうことだ夜蛾」
夜「いや私は確かに個人戦と…待て悟!!」
そんなこんなで、野球をすることになりました。
2番セカンド三輪ちゃんが打ち上げた
歌姫「西宮まだ走るな!!」
桃「え!?なんで!?」
歌姫「ルール知らないなら先に言いなさい!!」
桃「知ってるよ!打ったら走るんでしょ!?ギセイフライ!?なんじゃそりゃ新しい拷問か!?」
歌姫「バカ!!シンプルにバカ!!」
「あはは!桃ちゃん可愛いなぁ!」
オレは桃ちゃんがあまりに面白くて笑ってしまった
桃「…っ!!白夜君が笑ってる…!」
ちなみにオレは東京校サイドの監督やってます
オレが入ると東京のほうが人数多くなっちゃうし
次に加茂君がバッター
なんか、悠仁と喋ってるみたいだけど…あ、三振した
五「ストライッ、バッターアウッ、チェンジ!!」
歌姫「加茂ォ!!振んなきゃ当たんねぇぞ!!」
歌姫先生全力だなぁ
そして次のバッターは野薔薇
野「東北のマー君とは私のことよ」
恵「東北のマー君はマー君だろ」
悠「マー君投手だぞ」
「あははっ!!確かにっ!野薔薇ナイスボケー!」
野「…………」
マウンドに立つのはピッチャーメカ丸
野「ちょっっっと待て!!!!どう見てもピッチングマシーンだろーが!!」
悠「釘崎がキレた!!乱闘だぁ!!」
真依「何言ってるの?スペアよ。スペアメカ丸。そっちのパンダが一昨日壊したんだから当然でしょ?ピッ…チングマシーン?よく分からないわ。あなた機械に詳しいのね。もしかしてオタク?」
野「次から次へとよくもまぁ」
そんなこんなで、戻る野薔薇
悠「おっ、出塁した」
恵「ヤケクソだな」
「ナイス!野薔薇ぁ!!」
2番は恵だ
恵「白夜、次どうする?送りバントするか?」
「ん?あー、恵に任せるよ。思いっきり打ちたいなら打っていいし、バントでもいい」
恵「…分かった」
そして恵は送りバントした
次はパンダが打席に立つ
そしてパンダも出塁
「よーし、真希。思いっきり打ってこい!」
真希「当然そのつもりだ」
真希は有言実行で、かなり遠くへ打った
真希「よし、3点」
「あ」
入ったかのように見えたが、空を飛んでいた桃ちゃんによってアウトになった
悠「うわあぁあ、せっこ!!」
棘「おかか!!」
恵「釘崎戻れー」
二回表
東「フッ…キャッチャーか。捕球、送球、リード、フィールディングetc…。ブラザーにふさわしいポジションと言えよう。だが俺が望むのはピッチャー虎杖との一騎討ちだ!」
悠「東堂!!お前がピッチャーやればいいじゃん」
歌姫「ダメよ。メカ丸が今ピッチャーしかできないんだから」
東「約束してくれブラザー。この打席、俺がホームランを打ったら次回、お前がピッ!!」
真希の投げたボールが東堂の頬に直撃した
…たぶん、わざとだな
悠「とっ、東堂!!しっかりしろ!!」
真依「ナイスピッチー」
桃「ナイッピー」
加「ナイッピー」
恵「ナイッピー」
野「真希さんナイッピー」
悠「東堂…っ、オマエ…!!」
悠(ムチャクチャ嫌われてるな…)
その後、棘が出塁し悠仁がホームランを打って、勝負は2-0で東京校の勝利となった
(楽しかったなぁ。オレは見てるだけだったけど。ていうか悟も審判めっちゃノリノリでやってたな)
五(いやぁ、審判もなかなか楽しかったよー)
(でしょうね)