第4話
交流会の内容はこうだ
京都姉妹校交流会
一日目 団体戦
"チキチキ呪霊討伐猛レース"
指定された区画内に放たれた二級呪霊を先に祓ったチームの勝利となる
区画内には三級以下の呪霊も複数放たれており、日没までに決着がつかなかった場合、討伐数の多いチームに軍配が上がる
それ以外のルール一切なし
夜「勿論妨害行為もアリなわけだが、あくまで君たちは共に呪いに立ち向かう仲間だ。交流会は競い合いの中で仲間を知り、己を知るためのもの。相手を殺したり再起不能の怪我を負わせることのないように。以上、開始時刻の正午まで解散」
悠仁のことは夜蛾学長に言ってなかったらしく、なんか学長に押さえられてる悟
ま、いっか
ということでミーティング開始!
東京校サイド
悠「あのぉー、これは…見方によってはとてもハードなイジメなのでは…」
野「うるせぇ。しばらくそうしてろ」
故人に使われる額を持たされている悠仁
パ「まぁまぁ、事情は説明されたろ。許してやれって」
悠「喋った!!」
棘「しゃけしゃけ」
悠「なんて?」
恵「狗巻先輩は呪言師だ。言霊の増幅・強制の術式だからな。安全を考慮して語彙絞ってんだよ」
オレは棘とおしゃべりを始めた
悠「『死ね』っつったら相手死ぬってこと?最強じゃん」
パ「そんな便利なもんじゃないさ。実力差でケースバイケースだけどな。強い言霊を使えばデカい反動がくるし、最悪自分に返ってくる。語彙絞るのは棘自身を守るためでもあんのさ」
悠「ふーん。で、先輩は何で喋れんの?」
野「他人の術式をペラペラと…」
真希「いいんだよ。棘のはそういう次元じゃねーから」
「ねぇ棘、憂太はいないの?」
棘「ツナマヨ」
「え、そうなの?海外かぁ。残念だな」
棘「明太子!」
「そうだよね、また会えるよね」
棘「しゃけしゃけ」
棘と話すの楽しいんだよね!
悠「白夜先輩…なんで狗巻先輩の言ってること分かんの…?」
真希「白夜先輩と棘は前から仲が良くて、よく二人で話してたからな。んなことより悠仁。屠坐魔返せよ。悟にかりたろ」
…なんか、悠仁すっごい汗かいてるけど大丈夫?
悠「五条先生ガ……持ッテルヨ……」
恵「……」
真希「チッ、あのバカ目隠し」
…悟言われ放題だな
今頃噂されてくしゃみしてそう
真希「で、どうするよ団体戦形式は。まぁ予想通りとしてメンバーが増えちまった。作戦変更か?時間ねぇぞ」
棘「おかか」
「ご、ごめんな。オレが参加するって言ったばかりに…」
真希「いや先輩のせいじゃねぇから!」
棘「しゃけしゃけ!」
「えへへ…ありがとう」
全(可愛いがすぎる…!)
パ「まぁ悠仁次第だろ。何ができるんだ?」
悠「殴る蹴る」
パ「そういうの間に合ってんだよなぁ…」
恵「虎杖が死んでる間、何してたかは知りませんが、東京校・京都校全員で呪力なしでやり合ったら、虎杖が勝ちます」
真希、棘、パンダは驚く
真希「面白ぇ。(東堂と闘ってる恵が言うんだ。信憑性はある)」
「はいはーい。恵の言ったこと、オレも同意見。実はリハビリも兼ねて、悠仁の訓練に付き合ってたんだよね。だから悠仁の強さはオレが保証するよ」
恵「え、そんなことしてたのか?」
「うん」
悠「でも俺、一回も白夜先輩に勝てなかったんだよなー」
「それは、オレが呪力を使ってたからだよ。呪力なしだったらオレ負けてたかもなぁ」
悠「マジ!?」
「マジマジ!」
悠仁、嬉しそうだなぁ
パ「それで、白夜先輩はもう大丈夫なのか?」
真希「それ気になってた。リハビリで悠仁と訓練って」
「うん、悠仁の訓練に付き合ってたおかげで身体も動くようになったから大丈夫!」
恵「…とはいえ無理はするなよ、白夜」
「ありがとう、恵。ピンチの時は恵が助けてね!」
恵「いや、この中で一番強い白夜に助け求められても困る。まぁ助けるけど」
悠「伏黒って、白夜先輩のことけっこう好きだよな!」
全「………」
え、なんか皆シーンとしちゃったんだけど何!?
パ「悠仁。一つ言っとくとな。白夜先輩は皆に好かれてるんだ。白夜先輩を助けたいと思ってるのは恵だけじゃないんだよ」
悠「な、なるほど。確かに俺も先輩のこと好きだわ」
パ「もちろん俺もだ」
真希「私だって……」
棘「しゃけしゃけ!」
え、なんか照れるな…
野「あのぉ!!!」
ずっと黙っていた野薔薇が急に大きな声を出した
悠「ど、どうかしたのか釘崎」
野「私だけ無いんだよ…!白夜先輩と過ごした時間が!」
全「え…?」
野「2年の先輩は当然先輩と過ごした時間がある。 伏黒は幼なじみだから昔から付き合いあるし、虎杖だって一緒に訓練してた時間がある。なのに…なんで私だけないのよぉー!!」
真希「野薔薇落ち着け…」
「野薔薇、オレね。復学したらやりたいことを悟に聞かれたんだ。それでオレはこう言ったの。一年の皆とお出かけしたいって」
野「え…?」
恵「白夜…」
悠「白夜先輩…」
「確かにまだ野薔薇と過ごした時間はあまりないけど、これから作ればいいんじゃない?オレは楽しみにしてたんだよ。野薔薇と会えることを」
野「白夜先輩っ…!」
「交流会終わって落ち着いたら、皆でお出かけしような」
野「はいっ…!!」
恵(…白夜、そういうとこだぞ)
(え?何が?)
パ(天然たらしなんだよなぁ)
真希(白夜先輩だからな)
棘(しゃけ)
悠(先輩クソかっけぇなぁ)
野(先輩とお出かけ…!)
京都姉妹校交流会
一日目 団体戦
"チキチキ呪霊討伐猛レース"
指定された区画内に放たれた二級呪霊を先に祓ったチームの勝利となる
区画内には三級以下の呪霊も複数放たれており、日没までに決着がつかなかった場合、討伐数の多いチームに軍配が上がる
それ以外のルール一切なし
夜「勿論妨害行為もアリなわけだが、あくまで君たちは共に呪いに立ち向かう仲間だ。交流会は競い合いの中で仲間を知り、己を知るためのもの。相手を殺したり再起不能の怪我を負わせることのないように。以上、開始時刻の正午まで解散」
悠仁のことは夜蛾学長に言ってなかったらしく、なんか学長に押さえられてる悟
ま、いっか
ということでミーティング開始!
東京校サイド
悠「あのぉー、これは…見方によってはとてもハードなイジメなのでは…」
野「うるせぇ。しばらくそうしてろ」
故人に使われる額を持たされている悠仁
パ「まぁまぁ、事情は説明されたろ。許してやれって」
悠「喋った!!」
棘「しゃけしゃけ」
悠「なんて?」
恵「狗巻先輩は呪言師だ。言霊の増幅・強制の術式だからな。安全を考慮して語彙絞ってんだよ」
オレは棘とおしゃべりを始めた
悠「『死ね』っつったら相手死ぬってこと?最強じゃん」
パ「そんな便利なもんじゃないさ。実力差でケースバイケースだけどな。強い言霊を使えばデカい反動がくるし、最悪自分に返ってくる。語彙絞るのは棘自身を守るためでもあんのさ」
悠「ふーん。で、先輩は何で喋れんの?」
野「他人の術式をペラペラと…」
真希「いいんだよ。棘のはそういう次元じゃねーから」
「ねぇ棘、憂太はいないの?」
棘「ツナマヨ」
「え、そうなの?海外かぁ。残念だな」
棘「明太子!」
「そうだよね、また会えるよね」
棘「しゃけしゃけ」
棘と話すの楽しいんだよね!
悠「白夜先輩…なんで狗巻先輩の言ってること分かんの…?」
真希「白夜先輩と棘は前から仲が良くて、よく二人で話してたからな。んなことより悠仁。屠坐魔返せよ。悟にかりたろ」
…なんか、悠仁すっごい汗かいてるけど大丈夫?
悠「五条先生ガ……持ッテルヨ……」
恵「……」
真希「チッ、あのバカ目隠し」
…悟言われ放題だな
今頃噂されてくしゃみしてそう
真希「で、どうするよ団体戦形式は。まぁ予想通りとしてメンバーが増えちまった。作戦変更か?時間ねぇぞ」
棘「おかか」
「ご、ごめんな。オレが参加するって言ったばかりに…」
真希「いや先輩のせいじゃねぇから!」
棘「しゃけしゃけ!」
「えへへ…ありがとう」
全(可愛いがすぎる…!)
パ「まぁ悠仁次第だろ。何ができるんだ?」
悠「殴る蹴る」
パ「そういうの間に合ってんだよなぁ…」
恵「虎杖が死んでる間、何してたかは知りませんが、東京校・京都校全員で呪力なしでやり合ったら、虎杖が勝ちます」
真希、棘、パンダは驚く
真希「面白ぇ。(東堂と闘ってる恵が言うんだ。信憑性はある)」
「はいはーい。恵の言ったこと、オレも同意見。実はリハビリも兼ねて、悠仁の訓練に付き合ってたんだよね。だから悠仁の強さはオレが保証するよ」
恵「え、そんなことしてたのか?」
「うん」
悠「でも俺、一回も白夜先輩に勝てなかったんだよなー」
「それは、オレが呪力を使ってたからだよ。呪力なしだったらオレ負けてたかもなぁ」
悠「マジ!?」
「マジマジ!」
悠仁、嬉しそうだなぁ
パ「それで、白夜先輩はもう大丈夫なのか?」
真希「それ気になってた。リハビリで悠仁と訓練って」
「うん、悠仁の訓練に付き合ってたおかげで身体も動くようになったから大丈夫!」
恵「…とはいえ無理はするなよ、白夜」
「ありがとう、恵。ピンチの時は恵が助けてね!」
恵「いや、この中で一番強い白夜に助け求められても困る。まぁ助けるけど」
悠「伏黒って、白夜先輩のことけっこう好きだよな!」
全「………」
え、なんか皆シーンとしちゃったんだけど何!?
パ「悠仁。一つ言っとくとな。白夜先輩は皆に好かれてるんだ。白夜先輩を助けたいと思ってるのは恵だけじゃないんだよ」
悠「な、なるほど。確かに俺も先輩のこと好きだわ」
パ「もちろん俺もだ」
真希「私だって……」
棘「しゃけしゃけ!」
え、なんか照れるな…
野「あのぉ!!!」
ずっと黙っていた野薔薇が急に大きな声を出した
悠「ど、どうかしたのか釘崎」
野「私だけ無いんだよ…!白夜先輩と過ごした時間が!」
全「え…?」
野「2年の先輩は当然先輩と過ごした時間がある。 伏黒は幼なじみだから昔から付き合いあるし、虎杖だって一緒に訓練してた時間がある。なのに…なんで私だけないのよぉー!!」
真希「野薔薇落ち着け…」
「野薔薇、オレね。復学したらやりたいことを悟に聞かれたんだ。それでオレはこう言ったの。一年の皆とお出かけしたいって」
野「え…?」
恵「白夜…」
悠「白夜先輩…」
「確かにまだ野薔薇と過ごした時間はあまりないけど、これから作ればいいんじゃない?オレは楽しみにしてたんだよ。野薔薇と会えることを」
野「白夜先輩っ…!」
「交流会終わって落ち着いたら、皆でお出かけしような」
野「はいっ…!!」
恵(…白夜、そういうとこだぞ)
(え?何が?)
パ(天然たらしなんだよなぁ)
真希(白夜先輩だからな)
棘(しゃけ)
悠(先輩クソかっけぇなぁ)
野(先輩とお出かけ…!)