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第2話


悠仁とは気が合うらしく、すぐに仲良くなった



悠「先輩ってさ、五条先生とは家繋がりで会ったの?」


「ううん、違うよ。オレ、実は生まれてすぐ施設に送られてそこで暮らしてたの。だからオレが五条家の人間だって知らなかったんだ」


悠「え?じゃあどうやって先生と?」


「…施設で、酷い暴力に合ってね。嫌になって、施設飛び出しちゃったの。何にも持たずに。考え無しでバカでしょ」


悠「…そんなことないよ。だって、嫌だったんだろ?なら飛び出して正解だよ」


「…ありがとう、悠仁。それで、これからどうしようって思ってた時に、五条悟に出会ったんだ。悟はオレを見た時運命を感じたって言ってたけど」


悠「運命かぁ。先生がそんなこと言うなんて珍しいね」

「あはは、確かに!悟らしくない言葉だね!」

悠「絶対言いそうにねぇよな!」


「まぁそんなこんなで一緒に暮らし始めて、中学の頃にオレが何者なのか調べてくれることになって、それで知ったんだ、自分のことを」


悠「…そっか。良かったね、知れて」


「そうだね、良かった」



悠「ずっと気になってたんだけど、先輩なんで左目隠してんの?あ、もし言いにくいことだったら全然言わなくていいから!心の傷になってる系だったらあれだし!」

「あー、これ。あはは、心の傷になってる系じゃないよ。実はオレ、オッドアイで左目は悟と同じ六眼なんだ。ほら、こんな感じ」


そう言って、眼帯を外す


悠「ほんとだ!めっちゃ綺麗な目してんね!!」

「え…、綺麗、かな…」

悠「あ、ごめんっ!綺麗って言われるの嫌だった!?」

「ううん…!そうじゃなくて…オレ、この目、色が違って気持ち悪いとしか言われたことなかったから、嬉しくて…っ」


あれ……なんでこんなに涙が出てくるの…?



悠「先輩…。大丈夫!先輩の目は綺麗だよ!気持ち悪くなんてない!」


「…っ、悠仁…、ありがと……」



悠仁は優しいな…
嘘付けないタイプだって分かるから余計に嬉しい…



悠「…先輩落ち着いた?」


「…うん、もう大丈夫。ごめんね、急に」


悠「全然!先輩も色々大変だったんだな」


「…そうだね。でも今は悟がいるから。それだけでいいんだ」


悠「そっか!」




「そういや悠仁、全然呪骸から攻撃受けてないね。飲み込み早い」

悠「あ、そういやそうかも」

「これならすぐ次の段階いけるんじゃない?」

悠「ならいいんだけどね。そういや白夜先輩ってさ」

「ん?」

悠「五条先生にめっちゃ愛されてるよね」

「えっ…え!?」

悠「だってさ、先生が先輩を連れて来た時、先輩のことすっげぇいとおしそうな目で見てたから」

「そ、そう…なんだ……」



照れるな…
でも、嬉しい…




五「悠仁ー!お疲れサマンサー…って、白夜!?起きたの!?」

「あ、悟…!」


なんつータイミング…!!



五「良かったぁー…!」

「わっ…!」



悟に抱き締められる


悠「あ、俺のことは気にしないで!思う存分イチャイチャしてくれていいから!」

「ちょっと悠仁くん!!?」

五「さすが悠仁ー、分かってるねー!」

「もー!」






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数日後


「ほらほら悠仁ー!オレまだピンピンしてるよー」

悠「白夜先輩ほんとに病み上がり!?強すぎなんだけど!?」

五「そりゃ白夜の戦闘訓練は前からずっと僕が直々にしてたからね!めちゃめちゃ強いよー?まだ実力の2割も出てないんじゃない?」

悠「マジか」



体力が回復したオレは、悠仁と戦闘訓練を開始していた


「あー、まだ身体が思うように動かないんだよね」

悠「嘘でしょ!!?」



半年も寝るとこうなっちゃうのか…


悠「隙あり!!うおっ!?」

「よっと」

悠「ダメだ…全然攻撃当たんない…」


五「よーし。そろそろ休憩しよっか!美味しいスイーツ買ってあるから食べよう♪」









悠(病み上がりの先輩相手なら、少しはマシに戦えると思ってたけど舐めてたわ…)
(悠仁は今成長中だからね。このまま訓練して実戦を繰り返していけば、今より強くなれるよ)
悠(うん。ありがと!)
五(…二人ともいつの間にそんな仲良くなったの?)
悠(いやさ、先輩と気が合うっていうか、話してると楽しいんだよね!)
(悠仁めっちゃいいやつでさ!気に入っちゃった!)
五(青春だねー!うんうん、友情を深め合うっていい!)
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