最悪の想定
数日後
「"今から帰るよ"っと。」
万理さんから言われたことを守り、オレはいつも通りメッセージを送る
するとすぐに返事が返ってきた
"りょーかい。何かあったらすぐ連絡してね"
「万理さん、ほんと優しい人だよね。アイナナとMEZZO"で大忙しなのに、オレのことをこんなに心配してくれてるんだから」
よーし!
変装はバッチリしてるから大丈夫だとは思うけど、気を付けて帰ろう
お「あれ、もしかしてハクヤくんですか?」
「え?」
後ろから声が聞こえて振り返ると、
「あ、おかりん!」
Re:valeのマネージャーこと、おかりんがいた
お「お疲れさまです。今お帰りですか?」
「うん。おかりんは?」
お「自分もです。と言っても帰るのは事務所に、ですが」
「そっか。マネージャーも大変だね」
お「いやいや!二人に比べたら自分なんて全然です」
謙遜してるけど、実際マネージャーってほんとに大変な仕事だよね
「オレはマネージャーがいないから、その分スケジュールとか挨拶回りとかも自分でやってて。だからマネージャーがいかに大変か少しは理解してるつもりなんだ」
お「ハクヤくん…。てことは、タレントの仕事とマネージャーの仕事の2つをしてるハクヤくんはさらにすごいのでは!?身体壊したりしてないですか!?」
「あはは。もう慣れてるから大丈夫だよ。それにほんとに大変な時期とかは万理さんにも頼ってるし」
お「そうなんですね…自分にも何か力になれることがあればいいんですけど、事務所が違うとそういうのもなかなか難しくて悩みどころです」
「ありがとう、おかりん。その言葉だけで十分だよ。あ、そうだ。オレも今から岡崎事務所に寄らせてもらってもいい?」
お「大丈夫ですよ。あ、もしかして百くんに会いに?」
「あはは…バレたか。まぁ、本人はいなくても、事務所に貼ってあるRe:valeのポスター見るだけで幸せだからいいかなって。なんか、定期的にあの場所の空気吸いたくなるんだよね」
お「さすがRe:valeファンですね!」
「えへへ」
万理さんに、寄り道して帰るから遅くなります。とメッセージを送っておいた
「…なんか、こう見ると新婚夫婦みたいな会話だ」
お「何がですか?」
「あ、えっと…実は」
万理さんに頼まれたことを話した
お「なるほど。忙しいと、なかなか送り迎えするのも大変ですからね。加えてハクヤくんにはマネージャーが着いてないから大神さんが心配される気持ちが分かります」
「そっか…そうだよね。しかもオレ、二回も誘拐されてるし」
そう考えると、心配するなって言うほうが無理なのか?
お「今日は安心してください!自分が事務所までバッチリ護衛しますので!」
「ふふ、ありがとう。おかりんって、不思議と安心感あるよね。オレ、何人かマネージャーがついたことあるけど、みんな拒否反応出ちゃって結局ダメだった。けど、おかりんは大丈夫みたい」
お「それなら良かったです!」
おかりんとお喋りしながら、岡崎事務所へ到着
お「ちょっと待っててくださいね。百くんいるか確認してくるので」
「うん、分かった。ありがとね、おかりん」
オレはRe:valeのポスターを眺めながら、目を輝かせていた
「はぁ…何度見ても最高の景色……Re:valeのポスターがたくさん…好き…」
その頃、おかりんは…
お「あ!百くん!良かった、いてくれて」
百「え?何々、オレに何か用だった?」
お「実は仕事帰りに、ハクヤくんと会いまして」
百「え!?ハクと!?」
お「はい。それで、ハクヤくんが、百くんに会いたいそうで、一緒に事務所まで帰ってきたんです」
百「じゃあハクここにいるの!?」
お「あっちで待ってますよ。もし百くんいなくても、事務所に貼ってあるRe:valeのポスター見るだけで幸せと言ってたので、きっと今はポスターに夢中かもしれません」
百「ハク……もう、ほんと可愛いんだから!行ってくる!応接室使わせてもらうよ!」
お「はい、どうぞ!」
------------------------------
ポスターをじっと見ていると、奥から走ってくる人影が見えた
百「ハクーー!!」
「あ、百だ!会えて良かった!」
勢い余って、ハクヤに抱きつく百
百「…ここまで来なくても、ラビチャくれたらすぐハクのとこに飛んでいくのにさぁ」
「天下のRe:valeをそんな簡単に呼び出せるわけないでしょ?」
百「ハクが会いたいって言ってくれたら、天下のRe:valeだって会いに行くよ!だから、遠慮はしないでね?」
「…百、ありがとう」
百「にゃはは、ポスターより、本物のほうがずっとイケメンでしょ?」
「うん、そうだね」
百(ハク!ここで立ち話もなんだから、応接室きて!そこで話そ!)
(応接室なのに大丈夫?)
百(大丈夫だよ!なんたってトップシンガーのハクが来てるんだから。ほんとならVIPルームだからね!?)
(まさかのVIP)
「"今から帰るよ"っと。」
万理さんから言われたことを守り、オレはいつも通りメッセージを送る
するとすぐに返事が返ってきた
"りょーかい。何かあったらすぐ連絡してね"
「万理さん、ほんと優しい人だよね。アイナナとMEZZO"で大忙しなのに、オレのことをこんなに心配してくれてるんだから」
よーし!
変装はバッチリしてるから大丈夫だとは思うけど、気を付けて帰ろう
お「あれ、もしかしてハクヤくんですか?」
「え?」
後ろから声が聞こえて振り返ると、
「あ、おかりん!」
Re:valeのマネージャーこと、おかりんがいた
お「お疲れさまです。今お帰りですか?」
「うん。おかりんは?」
お「自分もです。と言っても帰るのは事務所に、ですが」
「そっか。マネージャーも大変だね」
お「いやいや!二人に比べたら自分なんて全然です」
謙遜してるけど、実際マネージャーってほんとに大変な仕事だよね
「オレはマネージャーがいないから、その分スケジュールとか挨拶回りとかも自分でやってて。だからマネージャーがいかに大変か少しは理解してるつもりなんだ」
お「ハクヤくん…。てことは、タレントの仕事とマネージャーの仕事の2つをしてるハクヤくんはさらにすごいのでは!?身体壊したりしてないですか!?」
「あはは。もう慣れてるから大丈夫だよ。それにほんとに大変な時期とかは万理さんにも頼ってるし」
お「そうなんですね…自分にも何か力になれることがあればいいんですけど、事務所が違うとそういうのもなかなか難しくて悩みどころです」
「ありがとう、おかりん。その言葉だけで十分だよ。あ、そうだ。オレも今から岡崎事務所に寄らせてもらってもいい?」
お「大丈夫ですよ。あ、もしかして百くんに会いに?」
「あはは…バレたか。まぁ、本人はいなくても、事務所に貼ってあるRe:valeのポスター見るだけで幸せだからいいかなって。なんか、定期的にあの場所の空気吸いたくなるんだよね」
お「さすがRe:valeファンですね!」
「えへへ」
万理さんに、寄り道して帰るから遅くなります。とメッセージを送っておいた
「…なんか、こう見ると新婚夫婦みたいな会話だ」
お「何がですか?」
「あ、えっと…実は」
万理さんに頼まれたことを話した
お「なるほど。忙しいと、なかなか送り迎えするのも大変ですからね。加えてハクヤくんにはマネージャーが着いてないから大神さんが心配される気持ちが分かります」
「そっか…そうだよね。しかもオレ、二回も誘拐されてるし」
そう考えると、心配するなって言うほうが無理なのか?
お「今日は安心してください!自分が事務所までバッチリ護衛しますので!」
「ふふ、ありがとう。おかりんって、不思議と安心感あるよね。オレ、何人かマネージャーがついたことあるけど、みんな拒否反応出ちゃって結局ダメだった。けど、おかりんは大丈夫みたい」
お「それなら良かったです!」
おかりんとお喋りしながら、岡崎事務所へ到着
お「ちょっと待っててくださいね。百くんいるか確認してくるので」
「うん、分かった。ありがとね、おかりん」
オレはRe:valeのポスターを眺めながら、目を輝かせていた
「はぁ…何度見ても最高の景色……Re:valeのポスターがたくさん…好き…」
その頃、おかりんは…
お「あ!百くん!良かった、いてくれて」
百「え?何々、オレに何か用だった?」
お「実は仕事帰りに、ハクヤくんと会いまして」
百「え!?ハクと!?」
お「はい。それで、ハクヤくんが、百くんに会いたいそうで、一緒に事務所まで帰ってきたんです」
百「じゃあハクここにいるの!?」
お「あっちで待ってますよ。もし百くんいなくても、事務所に貼ってあるRe:valeのポスター見るだけで幸せと言ってたので、きっと今はポスターに夢中かもしれません」
百「ハク……もう、ほんと可愛いんだから!行ってくる!応接室使わせてもらうよ!」
お「はい、どうぞ!」
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ポスターをじっと見ていると、奥から走ってくる人影が見えた
百「ハクーー!!」
「あ、百だ!会えて良かった!」
勢い余って、ハクヤに抱きつく百
百「…ここまで来なくても、ラビチャくれたらすぐハクのとこに飛んでいくのにさぁ」
「天下のRe:valeをそんな簡単に呼び出せるわけないでしょ?」
百「ハクが会いたいって言ってくれたら、天下のRe:valeだって会いに行くよ!だから、遠慮はしないでね?」
「…百、ありがとう」
百「にゃはは、ポスターより、本物のほうがずっとイケメンでしょ?」
「うん、そうだね」
百(ハク!ここで立ち話もなんだから、応接室きて!そこで話そ!)
(応接室なのに大丈夫?)
百(大丈夫だよ!なんたってトップシンガーのハクが来てるんだから。ほんとならVIPルームだからね!?)
(まさかのVIP)
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