危険再来
百side
部屋に戻ってきたあと、シャワーを浴びてオレとハクは寄り添うようにベッドに寝転がる
珍しくハクがオレの身体に抱き着いている
百「…大丈夫だよ、ハク。オレがそばにいるから。安心して寝て」
「…うん」
ハクが少しでも安心できるように、優しく頭を撫でる
しばらくして、安心したのかハクの寝息が聞こえてきた
百「…良かった。寝たみたい」
…それにしても、突然なぜあんなことが
ストーカーにしては悪質だ
まるでハクがこんなふうに怖がることが分かっているかのようなイタズラ
ハクは前に監禁されて性的暴行を受けた
だからこそ今こんなに怯えている
百「…まさか、五年前の事件のことを知ってる人間の犯行…?」
ハクが性的暴行を受けていたことは一切表には出ていない
つまり、当時の犯人の誰かが再び動いている、もしくはその関係者
百「……ハク」
…頼むから、お願いだからこれ以上ハクを苦しめないで
------------------------------------------
ハクヤside
目を開けると、目の前に広がるのは百の寝顔
…あぁ、百の顔見てると安心するなぁ
ハクヤは思わず笑みを浮かべた
オレは起き上がり、朝食の準備をする
百「…ん、ハク……」
「あ、百、おはよう。起こしちゃった?」
百「ううん。いい匂いがしたから」
「そっか。もうすぐできるから、顔洗っておいで」
百「うん!」
百がベッドから出て洗面所へ向かおうとした時
「あ、百!」
百「ん?」
「…昨日は、ありがとう。おかげでちゃんと眠れた」
百「そかそか、それなら良かった!ハクのためなら、モモちゃんなんだってするよ!」
「オレも。百のためならなんだってするよ」
そして朝食を取る
百「ねぇハク。昨日のこと、ユキに話してもいい?ユキは口堅いし、きっと協力してくれると思うから」
「うん、大丈夫。千のことは信用してるし」
百と同じくらい、千は頼りになる人だ
「…百、次会えるの、いつだっけ」
百「えっと…一緒の仕事は明後日だね。映画告知の撮影と雑誌に載るインタビュー」
「そっか…」
百「大丈夫だよ!バンさんもついてるし!今日はハクを事務所まで送ってから仕事に行く予定だし!」
「ごめん…迷惑かけて」
百「こーら!謝らないの!オレがしたくてしてることだからね?迷惑なわけないでしょ?」
「うん、ありがとう百」
百「よし!」
こうして、朝食を食べ終わり、オレと百は小鳥遊事務所へと向かおうとして
「…?」
百「どうしたの?」
「…ポストに何か入ってる」
百「…念のためオレが開けるから、ハクは下がってて」
「うん…」
百がそっと開けると
百「…っ!!」
「…!何で…」
そこには使用済みのゴムと手紙が入っていた
ゴムの中には明らかに例の液が
そして手紙には
"早くキミを犯したい"
と書かれていた
オレは途端に気分が悪くなり、口を押さえてうずくまる
百「ハクッ…!!大丈夫!?」
「…ううっ」
百が優しく背中をさすってくれる
百「…くそっ、誰なんだよ…許せない…っ!」
いつにもなく百の顔が怒りに満ちていた
「…おはようございます」
万「ハクヤくん!大丈夫だった!?道中何もなかった!?」
事務所に着いた途端、ものすごい勢いで万理さんが聞いてくる
百「バ、バンさん!落ち着いてください!」
万「あ…百くん…ごめん、つい」
万理さんもすごく心配してくれてたんだ
百「道中はオレが一緒にいたんで大丈夫でした。ただ…ハクの部屋のポストに…」
百は一応証拠を残すため、写真を撮っていた
それを万理さんに見せる
万「…なに、これ……」
百「バンさん、このままあの部屋にハクを帰すのは危険です。ハクの住んでるマンションを犯人は知ってることになりますから」
万「確かにそうだね…昨日今日は幸い百くんがいてくれたから良かったけど、毎日とはいかないもんね…」
「…ごめん、万理さん。オレ、迷惑かけてるよね…」
万「何言ってるの。ハクヤくんが一番辛い思いしてるんだから、迷惑とか思わないで」
万理さんも優しいな…
万「うーん、そうだなぁ。あ、アイナナ寮はどうだろう。あそこならIDOLiSH7の誰かしらいるだろうし、皆ハクヤくんの事情も少なからず知ってるし、セキュリティも問題ないし」
百「それいいと思います!」
万「よし。そうと決まれば、あの子たちに聞いてみよう」
「…オレなんかが一緒に住んで、邪魔じゃないかな」
万「大丈夫だよ。あの子たちなら事情を話せば協力したいって言うと思うから」
百「そうそう!IDOLiSH7みんな優しいからね!」
「じゃあ…お願いしようかな」
万(みんなを集めて話さないとね)
百(ハク、オレそろそろ仕事行くけど、何かあったらすぐ連絡すること)
(は、はいっ)
部屋に戻ってきたあと、シャワーを浴びてオレとハクは寄り添うようにベッドに寝転がる
珍しくハクがオレの身体に抱き着いている
百「…大丈夫だよ、ハク。オレがそばにいるから。安心して寝て」
「…うん」
ハクが少しでも安心できるように、優しく頭を撫でる
しばらくして、安心したのかハクの寝息が聞こえてきた
百「…良かった。寝たみたい」
…それにしても、突然なぜあんなことが
ストーカーにしては悪質だ
まるでハクがこんなふうに怖がることが分かっているかのようなイタズラ
ハクは前に監禁されて性的暴行を受けた
だからこそ今こんなに怯えている
百「…まさか、五年前の事件のことを知ってる人間の犯行…?」
ハクが性的暴行を受けていたことは一切表には出ていない
つまり、当時の犯人の誰かが再び動いている、もしくはその関係者
百「……ハク」
…頼むから、お願いだからこれ以上ハクを苦しめないで
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ハクヤside
目を開けると、目の前に広がるのは百の寝顔
…あぁ、百の顔見てると安心するなぁ
ハクヤは思わず笑みを浮かべた
オレは起き上がり、朝食の準備をする
百「…ん、ハク……」
「あ、百、おはよう。起こしちゃった?」
百「ううん。いい匂いがしたから」
「そっか。もうすぐできるから、顔洗っておいで」
百「うん!」
百がベッドから出て洗面所へ向かおうとした時
「あ、百!」
百「ん?」
「…昨日は、ありがとう。おかげでちゃんと眠れた」
百「そかそか、それなら良かった!ハクのためなら、モモちゃんなんだってするよ!」
「オレも。百のためならなんだってするよ」
そして朝食を取る
百「ねぇハク。昨日のこと、ユキに話してもいい?ユキは口堅いし、きっと協力してくれると思うから」
「うん、大丈夫。千のことは信用してるし」
百と同じくらい、千は頼りになる人だ
「…百、次会えるの、いつだっけ」
百「えっと…一緒の仕事は明後日だね。映画告知の撮影と雑誌に載るインタビュー」
「そっか…」
百「大丈夫だよ!バンさんもついてるし!今日はハクを事務所まで送ってから仕事に行く予定だし!」
「ごめん…迷惑かけて」
百「こーら!謝らないの!オレがしたくてしてることだからね?迷惑なわけないでしょ?」
「うん、ありがとう百」
百「よし!」
こうして、朝食を食べ終わり、オレと百は小鳥遊事務所へと向かおうとして
「…?」
百「どうしたの?」
「…ポストに何か入ってる」
百「…念のためオレが開けるから、ハクは下がってて」
「うん…」
百がそっと開けると
百「…っ!!」
「…!何で…」
そこには使用済みのゴムと手紙が入っていた
ゴムの中には明らかに例の液が
そして手紙には
"早くキミを犯したい"
と書かれていた
オレは途端に気分が悪くなり、口を押さえてうずくまる
百「ハクッ…!!大丈夫!?」
「…ううっ」
百が優しく背中をさすってくれる
百「…くそっ、誰なんだよ…許せない…っ!」
いつにもなく百の顔が怒りに満ちていた
「…おはようございます」
万「ハクヤくん!大丈夫だった!?道中何もなかった!?」
事務所に着いた途端、ものすごい勢いで万理さんが聞いてくる
百「バ、バンさん!落ち着いてください!」
万「あ…百くん…ごめん、つい」
万理さんもすごく心配してくれてたんだ
百「道中はオレが一緒にいたんで大丈夫でした。ただ…ハクの部屋のポストに…」
百は一応証拠を残すため、写真を撮っていた
それを万理さんに見せる
万「…なに、これ……」
百「バンさん、このままあの部屋にハクを帰すのは危険です。ハクの住んでるマンションを犯人は知ってることになりますから」
万「確かにそうだね…昨日今日は幸い百くんがいてくれたから良かったけど、毎日とはいかないもんね…」
「…ごめん、万理さん。オレ、迷惑かけてるよね…」
万「何言ってるの。ハクヤくんが一番辛い思いしてるんだから、迷惑とか思わないで」
万理さんも優しいな…
万「うーん、そうだなぁ。あ、アイナナ寮はどうだろう。あそこならIDOLiSH7の誰かしらいるだろうし、皆ハクヤくんの事情も少なからず知ってるし、セキュリティも問題ないし」
百「それいいと思います!」
万「よし。そうと決まれば、あの子たちに聞いてみよう」
「…オレなんかが一緒に住んで、邪魔じゃないかな」
万「大丈夫だよ。あの子たちなら事情を話せば協力したいって言うと思うから」
百「そうそう!IDOLiSH7みんな優しいからね!」
「じゃあ…お願いしようかな」
万(みんなを集めて話さないとね)
百(ハク、オレそろそろ仕事行くけど、何かあったらすぐ連絡すること)
(は、はいっ)