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「はぁ…はぁ…なんで、そんな、動けるの…」

百「ハク、ロボットみたいだね」

千「ほんとにダンス苦手なんだ」

「…オレ、ダンスの才能ないから」



現在、Re:valeとともに五周年ライブのダンス練習をしているのだが

二人と同じように全く動けない
ちなみに、練習初日はもっと動けなかったんだよな…


百「大丈夫だよ!ハク!一緒に頑張ろ?」

「百…」


へこたれていたオレに手を差し出しながら、百は笑顔でオレに話しかける
その笑顔に、不思議と頑張ろうと思えるんだよね

百の手を掴んで立ち上がる


「…ありがと、百」

百「にゃはは、どういたしまして!」


千「そういえばハクヤ、僕たちと歌う曲だけど」

「うん」

千「めちゃくちゃ良かった。相変わらず歌詞も最高だし、Re:valeらしさもありつつ、ちゃんとハクヤの曲になってて。さすがだよ」

「ありがとう、千。Re:valeのことならよく知ってるし、二人のこと考えながら作ったからね」

千「ふふ。モモと付き合って益々才能が開花したんじゃない?」

「そうかも」

百「えへへ、なんだかモモちゃん照れちゃう!」


Re:valeと一緒にいる時はいつもこんな感じの和気あいあいとした空気が流れている
百と付き合う前からそれは変わらない


千「よし、それじゃ続きをやろうか」

百「はーい!」

「よし、今度こそ…」




そしてダンス練習終了


「…ダメだ。全然踊れなかった…」

百「ハク、落ち込まないで!まだ時間はあるし、コツコツやっていくしかないよ」

千「そうね、何回も練習すれば大丈夫だよ」

「百…千…うん、また練習付き合ってくれる?」

「「もちろん」」


うぅ…優しい…


千「それじゃ、これから単独の仕事だから行くけど」

百「オレは今日はこれで終わり!ハクは?」

「オレはこれからIDOLiSH7の子たちとダンスの打ち合わせ兼練習」

百「え!?また踊りにいくの!?大丈夫!?」

「あはは…1日に何個も積めていかないと、時間なくてさ…」

千「大変そうだね。それぞれのグループで違う歌と踊りを覚えなくちゃいけないんだから」

百「そっか…確かにそうだね…。む…。ハク」

「ん?」

百「オレも一緒に行っていい?」


え?
百も一緒に?


「えっと…IDOLiSH7とダンスの練習だよ?百は暇かもしれないし」

百「全然!だってハク見てるだけで暇しないもん!それに、ハクが無理して倒れたりしないように見張ってなきゃいけないでしょ?」


え…


千「モモはほんとにハクヤのことが好きだよね」

百「まぁね!」

「百…分かった。一緒に行こっか」

百「やった!」


まぁいいか
百と一緒に過ごせる時間が増えるのは嬉しいことだ




というわけで、小鳥遊事務所へと向かっております


百「ふふん♪」

「やけにご機嫌だね、百」

百「だってハクと一緒に歩くの好きなんだもん。なんかね、ハッピーな気持ちになれるんだ」

「…それは、良かったです」

百「何で突然敬語!?」

「…いや、その…オレも同じだから」

百「ハク…、好きっ!」

「わっ!ちょ、百!ダメだよこんなところで抱きついたりしたら!」

百「えー?別に恋人じゃなくてもするでしょー?っていうか付き合う前からしてたよ?」


確かに、会うたびに百はオレに抱きついてたけど!

「今は付き合ってるんだから、少しでも疑われることはしちゃダメだよ。分かった?」

百「…はーい」


ちょっと可哀想だけど、これも百のためだから!


百「じゃあハク、今日さ…」

「?」

百「…ハクの家に泊まってもいい?」

「………」


なんて可愛いの!!
あー!もう!
そんな可愛いこと言われたらさ!!


「いいよ」


っていうしかないでしょ!!


百「えへへ、ありがと!」


あぁ…もうダメ…
好きすぎる…




陸「あ!ハクヤさんと百さんだ!」


事務所につくと、IDOLiSH7の皆が揃っていた

「やぁ、君たち。今日はよろしくね」

一「よろしくお願いします。それで、どうして百さんがここに?」

百「ハクのダンス練習を見学兼見張り!」

三「見張り?」

百「ここに来る前にオレたちともダンス練習してたんだ。それだけでもヘトヘトになってたから、これ以上ハクが無理しないように見張りすんの!」

壮「ハクヤさん、お疲れなんですね…何か飲みますか?」

「…ありがとう、壮五。でも大丈夫。ほら、時間もったいないから始めよう」






こうして何回目かのダンス練習が始まった

オレの位置はIDOLiSH7の真ん中でかなり目立つ


「オレ、こんなど真ん中で大丈夫かな…」

陸「ハクヤさんの五周年ライブなんですから真ん中なのは当然ですよ!」

同じく真ん中にいる陸


「陸…オレのフォロー頼むね…」

陸「分かりました!」


おお、陸よ…
なんて優しいの


そして練習が始まる


ナギ「OH!ミスターハクヤ、ロボットのようです!この間と同じです!」

環「ハッくん、まだまだ固すぎ」

大和「ほんとに踊れないんだな…ハクヤさん」


「うっ…」


それRe:valeにも言われた


「も、もっかいお願いします!」

陸「ハクヤさん、そろそろ休憩したほうが…」

「大丈夫だって。もっとやらないと…」

百「ハク、顔色悪いよ…」

「…大、丈夫……っ!」


あれ、目の前が真っ暗に…


百「ハクっ!!?」

陸「ハクヤさん!!」


百は倒れたハクヤを支えた


百「ハクっ!!」

百の声が、聞こえる…





万(ハクヤくん!?救急車呼ばなきゃ…!)
百(バンさん…!オレ、どうしたら…)
万(落ち着いて、百くん)
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