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告知タイム


万「ハクヤくんすごいよ!各グループとのコラボ曲、それぞれグループの色を出しながら自分の曲として完成してる!」

「でしょでしょ。けっこう自信作」


現在、万理さんとオレの五周年記念ライブの打ち合わせ

曲が完成したので、万理さんに聴いてもらった


万「それにしても、この短期間でよく三曲も作れたね」

「いやぁ、なんか仕事頑張ろって気合い入っちゃってさ。一気にやったんだよね」

万「そっか。幸せそうだもんね、ハクヤくん」

「まぁね」


百と付き合い始めてからというもの、毎日が幸せで、おかげで仕事を頑張れるというか…
頑張れる理由が、百という存在なんだと思う


万「恋愛にうつつを抜かないところがハクヤくんのいい所だね。むしろいい方向に行ってるっていうか」

「当然。恋愛にほうけてたら、百に怒られちゃうからね。仕事は仕事。恋愛は恋愛でちゃんと切り離してるから大丈夫だよ」

万「やっぱり君はプロだなぁ。さすがだよ。それで、合同ライブだけど、会場は三日間ちゃんと押さえたよ。演出とかどうする?」

「オレが口出していいの?」

万「もちろんだよ。主役は君なんだから」



こけら落としも終わり、本格的にオレの五周年記念合同ライブの準備が始まり出す



万「それでライブ告知だけど、ハクヤくんの希望が、ド派手にっていうことだったから、街中の大型モニターで大々的に発表することになったよ。いいかな?」

「おお!すごい!!全然いいよ!」

万「それと同時に、同じ内容をネットでも配信するから、どちらかを見てもらえればっていう感じなんだけど」

「うんうん!ワクワクする!!」


オレってつくづくサプライズが好きだなぁ


「3グループには、ライブ告知後すぐにこの音源を送る。練習する時間はまぁまぁあるけど、オレも一緒に合わせる時間がいるからね」

万「分かった。すぐ送れるように準備しておくよ。あ、アイナナの子たちにはオレから音源渡しても?」

「いいよ。そのほうが楽だもんね」


万「まぁね。ハクヤくん、他に何かあれば聞くけど、大丈夫?」

「あ」

いい忘れてた


万「何かな?」

「もう一つ、やりたいことがあって…」






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そして。
ライブ告知の日がやってきた

オレの公式サイトには前もって
『重大発表 ◯日◯時より◯◯大型モニターにて発表いたします。ネット同時配信も行います』
と記してもらった

おかげで大型モニター前は大にぎわいらしい
ありがたいことだ

見に行けない人や、地方の人にもリアルタイムで見てもらえるようネット配信もあるためSNSでもハクヤの話で持ちきりらしいと万理さんから教えてもらった



「…さぁて、サプライズのはじまりはじまりー」





発表時刻になり、モニターに今まで映っていたものが消え、真っ暗に

モニター前がざわざわ


そして、ついに文字が映し出されていく


『ハクヤ 重大発表

五周年記念 合同ライブ 3DAYS開催決定!!!!』

『ライブを共にするアーティストたちと一緒に歌う、ハクヤ制作 新規書き下ろし楽曲3曲披露!!』


待ち焦がれていたハクヤファンが歓喜の叫びを上げた


ファン「合同ライブって…!?」
ファン「誰かと一緒にってことじゃない?」




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アイナナside

IDOLiSH7も重大発表が何か知らされていないため、全員がパソコンに釘付けになっていた


陸「合同ライブ!?しかも3DAYSだって!!楽しそう!誰と一緒にやるんだろう?オレ、ハクヤさんと一緒にライブしたかったなぁ」

環「オレも!ハッくんと一緒に歌いたかった…」

一「残念ながら、ライブの件は何も声をかけられていませんからね」


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TRIGGERside

楽「へぇ、合同ライブか。いいな、ハクヤさんらしい」

龍「確かに!誰かと一緒に楽しく歌うっていうのがハクヤさんが考えそうな感じ!オレも一緒に歌いたかったな…」

天「そうだね。ハクヤさんと一緒に歌うなんて、めったにできることじゃないから。しかもハクヤさんが作った曲を一緒にって、贅沢の極みだよね」

龍「…歌いたいなぁ。社長に頼んでもダメって言われそうだよね…」

楽「絶対許可なんて出さねーよ」



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Re:vale side


百「合同ライブだって!!ねぇ、ユキ、何か聞いてる!?」

千「…モモが何も知らないなら、僕も知らないよ。おかりんから何も聞いてないし」

百「うっ…ハク、誰と一緒にライブするんだろ…どうせならオレたちが良かったな…」

千「モモ…」

百「オレさ、ハクと一緒にステージの上で歌うの、夢なんだ。きっとすっごくハッピーな気持ちになれる」

千「今からでもハクヤに頼んでみる?」

百「ダメだよ。開催決定してるんだから、きっともう一緒にライブするアーティストは決まってるはず。オレのワガママでハクに迷惑はかけたくないよ…」



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モニター


『1日目…』

『ハクヤ×IDOLiSH7』





アイナナside


7人「え……」

大和「ちょっと待て…見間違い?じゃないよな…」

三「ちゃんと、IDOLiSH7って書いてある…」

壮「…これは、夢かな」


陸「…オレたち、ハクヤさんと一緒に歌えるの…?」


万「そうだよ」

そこに万理さん登場


万「はい、これ。ハクヤくんが作った君たちとハクヤくんが歌う曲。今日から練習してもらうからね」






TRIGGERside

楽「IDOLiSH7…!そうか、同じ事務所だから…」

龍「いいなぁ、IDOLiSH7…!羨ましい…!」

天「そうだね」





Re:vale side

百「IDOLiSH7!?いいないいな…あの子たちが羨ましいよぉ、ユキー」

千「まぁ同じ事務所だから、やりやすいんじゃない?」

百「…ユキ、ちょっとの間だけ小鳥遊事務所の所属になっていい?」

千「僕は別に構わないよ、万もいるし」

おか「何言ってるんですか!ダメに決まってるでしょう!」

百「だって…」

おか「ほら、次は二日目の発表ですよ」





モニター

『二日目…』


『ハクヤ×TRIGGER』





TRIGGER side

「「「え…」」」

楽「嘘だろ…オレたち!?」

龍「でも確かにTRIGGERって…」

天「…これは、びっくりした」

楽「あの頑固親父が許したのか…?」


社長「誰が頑固親父だ。ほら、ハクヤからのプレゼントだ。今日から特訓しろ」

と渡された音楽データ


楽「何で言ってくれなかったんだよ!」

社長「ハクヤに、今日まで黙ってろと言われたんだ」

天「…ほんと、ハクヤさんはサプライズ好きだよね」




Re:vale side

百「TRIGGER…Re:valeは!?ねぇ、ハクー…!」

千「モモ…諦めなよ。Re:valeにこの話は来てないんだから」


おか(あぁ、もう早く伝えてあげたい…!でも次だし…!我慢…我慢…)






モニター

『三日目…』


『ハクヤ×Re:vale』






Re:vale side


百「…え?Re:vale…?」

千「間違いなく、Re:valeだね」

百「でも、何も聞いてないって…」

千「そういやハクヤって、大のサプライズ好きだったな…」

百「…そういうことなのー!?おかりん!!」

おか「はぁ、ようやく言えます。お察しの通り、間違いなく、ハクヤくんとライブをするのはRe:valeです。君たちには秘密にするよう、ハクヤくんに言われていたので。すみません」


百「…なんだ、そうだったんだ…」

千「でも、良かったね、モモ。これでモモの夢が叶うよ」

百「うん!!すごく嬉しい!!あ、ハクに電話しなきゃ!」

千「ふふ、早く電話しないと誰かに先越されちゃうんじゃない?」

百「確かに…!ごめん、ちょっと電話してくる!」


百は嬉しそうに笑いがながら部屋から出た


千「あんな嬉しそうなモモ、久しぶりに見たな」

おか「そうですね。よっぽど嬉しかったんでしょう。あ、これ、ハクヤくんからのプレゼントです。小鳥遊事務所からデータが送られてきました」

千「ありがとう。さっそく聴いてみるよ」







プルルル…

『もしもし』

百「あ、ハク!今いい?」

『いいよ。ライブのことでしょ?びっくりした?』

百「もうー、心臓に悪すぎだよ。でも、嬉しかった。オレ、ハクと一緒にライブするの、夢だったから」

『…そっか。オレも百たちとライブしてみたかった。だからオレからこのライブを企画したんだ』

百「…ありがとう、ハク。一緒に楽しもうね!」

『うん。あ、それと、まだ発表は終わってないよ。パソコンの前に戻って最後の発表見てみて』

百「え?」





モニター

『最後に…あのダンスの苦手なハクヤが、ダンスに初挑戦!!
※期待はせずに暖かい目で見守ってください。でも本人は至って真面目に一生懸命取り組んでます』






百(…ふふ、ハクってば最高!)
(大真面目だから。苦手だけど、皆と踊ってみたいっていうオレのワガママなんだ)
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