新星IDOLiSH7
幾日かして、IDOLiSH7の新曲発表が決まった
発表は駅前で行うらしいが
「その日は雨ヤバそうだね。あ、三月、ホットケーキ作って」
三「いいですよ!」
そんなオレは、アイナナ寮に入り浸っていた
だって居心地最高なんだもん
そして三月の料理めちゃんこ美味しい
一「…雨、降らないといいですけど」
そう言いながら、陸のことを見ている一織
あれ、もしかして陸の病気のこと、一織は知ってるとか?
「一織、陸のこと見てあげて。陸のことだから、無理しちゃうかも」
一「…!ハクヤさん…あなた、もしかして」
「ん?」
笑顔で返したら、やっぱり…とため息をつく一織
一織も病気のこと知ってたか
三「ハクヤさん、できましたよ!チョコソースもかけときました」
「三月最高だわ」
いただきまーす♪
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そして新曲発表当日
やはり雨がかなり降っており、電車も止まっている状態
しかしそれを逆手にとり、電車を待っている人々の暇つぶしになってやろうと環が提案
電車が動くまで、7人は見事に歌いきった
それはもう大盛り上がりで
でも、その直後、陸は発作を起こし、倒れてしまったのだった
「りーく!」
陸「あ、ハクヤさん!」
「おー、思ったより元気そう。紡に叱られた?」
陸「あはは…はい。どうして言ってくれなかったのって」
だろうな
「でも、辞めろとは言われなかった。それは、IDOLiSH7にとって陸が必要な存在だからだよ。もちろん、ほかの六人もね」
陸「はい…!」
「あ、オレにできることなら何でもするから、言うんだよ?遠慮はなし!OK?」
陸「ハクヤさんはほんと優しいなー」
そりゃ、可愛い可愛い後輩ですから
陸「あ、あの…ハクヤさんは、TRIGGERと仲が良いってほんとですか?」
「うん、仲良し!!」
まぁオレがそう思ってるだけかもしれないけど!
陸「天にぃは…!何か言ってましたか?」
「あー…、そうだなぁ、病気のこともあるし、アイドルやって大丈夫かなー?みたいなことをややシャープめに言ってたかな!!」
陸「マネージャーも、同じようなこと言ってた…やっぱり天にぃ、オレのこと心配してくれてるんだ」
口ではアイドル辞めろとか言ってるけど、本心はきっと陸のこと心配してると思うよオレも
「陸、今日はゆっくり休んで体調整えるんだよ?じゃあね」
陸「はい!ハクヤさん、来てくれてありがとうございました」
「どういたしまして♪」
陸の笑顔って、なんで癒されるんだろうなぁ
(守りたい。この笑顔)
環(ハッ君、何言ってんのー?)
(…。今度のCMのセリフを復唱してたんだよ)
環(さすがハッ君!かっけぇー!)
大(…いや、絶対違うだろ……)
(何か言った?大和)
大(い、いや、何も……)