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万理との再会


あのあと、オレと九条の間に何があったのかという話になり、オレは話すことにした

まぁ別に隠すことでもないし


「オレも千たちと同じだよ。デビュー前に声をかけられたんだ。ゼロを超えるアイドルにって言われた」


千「ハクヤも…」

「まぁオレは楽器弾きながら歌うスタイルが良かったから、断ったんだけどね。それこそ方向性の違いってやつ。それにオレ、小鳥遊事務所気に入ってたし」

あんな胡散臭そうな息苦しそうな人と一緒にいたくなかったんだよね
天や理ちゃんには悪いけど…


百「断ったあと、九条に何かされなかった!?」

「うん。オレは何も」

百「…そっか、良かった」

「百こそ、九条の言ってたことなんて気にしなくていいからね?」

百「…あはは、うん、分かってるんだけど、やっぱりオレがいるとユキに迷惑かけちゃうんじゃないかとか…」

「何言ってんの。百がいなかったら千は音楽辞めてたと思う。百は千にとって必要な存在だよ。そうでしょ?千」

千「そうね」


そっけない返事だけど、これがいつもの千だから、逆に安心感あるな


陸「なんにせよ、九条は天にぃを連れていったんだ。絶対許せない」

環「理…」

壮「環くん…」


「とりあえず今日はもう暗いし、帰らない?TRIGGERとRe:valeは仕事終わったばかりで疲れてるだろうし」


その言葉に、皆うなずいてくれた



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そして時間は過ぎ、こけら落としの日がやってきた

一日目はTRIGGER
普通のライブとは違い、TRIGGERはミュージカルをした

席には理ちゃんと九条の姿
天を見に来たのだろう

九条には怒りを覚えていたが、そんなことを忘れるくらい、TRIGGERのミュージカルは素晴らしかった


そして二日目
IDOLiSH7のライブだ


思った通り、最高のライブだった

今まで辛いことがそれぞれあったが、吹っ切れたように皆笑って、楽しそうに歌って踊っていた

良かった…
心からそう思えたライブだった



そして、運命の最終日
脅迫状まで送られたRe:valeのステージの日がやってきたのだった





(お願いします神様…百の声を聴かせてください…!)
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