新星IDOLiSH7
一方、仕事に向かったハクヤはというと
「おはようございまーす」
百「ハクー!!寂しかったよー、もうどこ行ってたの!?」
ラジオのレギュラー番組の仕事でスタジオ入りした途端、抱き着いてきたのはRe:valeの百
「どこって、MV撮影で海外行くって言ったでしょ?あ、これお土産ね。こっちは千の分」
百「そうだけどー!!寂しいもん!」
くぅ…百のそういうとこが可愛いんだよな、
「これ、百が欲しいって言ってたスニーカー」
ちょうど海外で見つけたんだよね
百「ホントだ!ありがとー!ハク!」
「そろそろ収録始まるよ、百。今日もよろしく」
百「こちらこそ!」
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それからIDOLiSH7は、路上ライブをしながら知名度を上げようと頑張っていたらしいのだが
主に環とナギの活動態度に問題があり、約1ヶ月歌とダンス禁止命令が出た
その後、刺激を受けるためにTRIGGERのライブへ行き、見事に刺激を受け、帰りに歌い踊った
その行為をよく思わないTRIGGERの事務所、八乙女事務所にみっちり叱られたそうだ
「ごめんね、あの子たちが迷惑かけて」
そんなオレは八乙女事務所に来ていた
天「いえ。彼らには借りがあったので」
「借り?」
楽「それにしてもハクヤさんの事務所の後輩だったなんて知りませんでしたよ」
「まだデビューしてないからね。でも悪い子たちじゃないから、許してあげて」
龍「そういうことなら」
TRIGGERとは音楽番組でよく共演しており、何だかんだ仲良くしている
天「…ハクヤさん、ちょっといいですか?」
「ん?」
突然、天はオレを連れて違う部屋へ
どうしたんだろう
天「…七瀬陸のことなんですが」
「陸?」
天「陸には致命的な欠陥があります。だから今すぐアイドルを辞めて、と伝えてください」
「…ねぇ、オレの勘が正しければ、天と陸って双子の兄弟だよな」
陸を見た時から、天に顔立ちが似てるとは思っていたけど
天「…はい」
やっぱり
「致命的な欠陥って、病気とか?陸、疲れやすいみたいだけど」
天「相変わらずするどいですね」
「そっかそっかぁ。天は陸のことが心配なわけだ」
優しい兄じゃないですか
羨ましいなぁ
天「…別に。中途半端な状態で、こちら側に来てほしくないだけです」
「はいはい。でもさ、そういうのは自分で直接言ったほうがいいよ」
陸のことを分かってるのは、天だろうし
楽(二人で何の話をしてるんだ?)
龍(ダメだよ楽!盗み聞きは)
楽(わ、分かってる!)