万理さんの秘密
万「ハクヤくん…!」
次の日、事務所に行くと万理さんが血相変えてやってきた
やば…昨日のこと、ばれた!?
「ど、どうしたの?」
万「実はゼロアリーナの支配人から連絡があって!」
「それで?」
良かった…
ばれてなさそう
万「Re:valeにも内緒で、最終日、Re:valeのデビュー五周年記念コンサートにスペシャルシークレットゲストで出演してほしいって!」
「まじで!!?」
何それめっちゃ楽しそうじゃん!
万「実は最終日、IDOLiSH7とTRIGGERが特別ユニットを組んで、シークレットゲストで出演することが決まってね。それはRe:valeが企画したらしいんだけど。ハクヤくんの出演は支配人たっての希望らしくて」
「どうしてオレ?」
万「支配人がハクヤくんの大ファンだそうだよ」
なるほど…
「じゃあもっと驚かせたいし、Re:valeだけじゃなくて他のみんなにも内緒ってことで!」
万「そうだね」
よっしゃ!
何かオレだけ、かやの外で寂しかったんだよね!
万「ハクヤくんもそろそろデビュー五周年だし、やりたいこととか考えといてね」
「はーい」
やりたいことか…
あ、そういや百が言ってた世紀のイベントって、IDOLiSH7とTRIGGERの特別ユニットなんじゃ!
ほら、姉鷺さんに取り入って特別ユニットの許可をもらう作戦!
その報償金としてオレとナギのサイン付きグッズを渡す
「…はぁ。絶対そうだわ…」
よし
シークレットゲストとして、Re:valeを驚かしてやんないと!
「五周年で、やりたいこと…。あ!ある!やりたいこと!」
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万「え!?デビュー五周年記念合同ライブ3DAYS!?」
「YES!」
万「…って、具体的に言うと…?」
「つまり、ライブをするのはオレだけじゃなくて、オレが一緒にやりたいグループとライブするってこと!もちろんそれだけじゃなくて、オレがそのグループと一緒に歌う曲を作る!どう!?」
万「話題性もあって、すごくいいと思うけど、ハクヤくん大変じゃない?新曲作るって、3曲もだよね?」
「大丈夫!その分、仕事減らすから!」
万「それならいいけど。で、ハクヤくんが一緒にライブしたい3グループって?」
ふふん♪
そんなの決まってるでしょ!
「1日目がIDOLiSH7!2日目がTRIGGER!最終日がRe:valeです!!」
万「IDOLiSH7は大丈夫だろうけど…」
「あ、大丈夫大丈夫!TRIGGERとRe:valeはオレが直接事務所に行って話をしてくるから!万理さんはオレのスケジュール調整をお願いしていい?」
万「もちろんだよ。ハクヤくん、無理しないようにね」
「はーい!」
(最近よく八乙女事務所来てるなぁー、オレ)