万理さんの秘密


壮「…それで、僕は環君のために、責任を持った行動をしてほしくて、ついうるさく言ってしまうんですけど…」

千「うんうん」

壮「行儀が悪くてもいいって、環君に言った人がいるらしくて…」

千「最低だな、そいつ。壮五くんの苦労も知らないで」

壮「そうですよね!?」

壮五の部屋では、お悩み相談室が開かれております


千「安心しなさい。僕は君の味方だ」

壮「千さん…」

若干二名のみだが



そして、オレとナギと百はというと

百「ナギ、こっちにもサイン書いて。あ、ハクもこっちよろしく。宛名はカオルちゃんへ」


カオルちゃん?
カオルちゃんって……

ナギ「oh…スペシャルミッションっぽくないです…非常に地味です」

百「んなこたあない。このサイン付きグッズのおかげで、世紀のイベントが起きるから!」

ナギ「WHY?」

「世紀のイベントって何?」

百「まだ秘密!キスマークも入れておこうか。はい、口紅。ぶちゅってして!」


まじか。

ナギ「oh…自分のブロマイドにキスとは…。非常に倒錯的な…」

百「オレのブロマイドで練習する?ちゃんとムード作ってチューしてくれる?」

ナギ「oh…」

「百のブロマイドにキス…」


本人の目の前でやるのって、けっこう恥ずかしいと思うんだけど…
というか…

「…百本人が目の前にいるのに、ブロマイドにキスって、なんか寂しいやつっぽい…」

百「んー、それもそうだね。じゃあ、ハク。オレにキス、してみる?」

「…いいの?」

百「…いいよ」


ナギ「ちょっと待ってくださーい!二人ともイチャイチャ禁止でーす!」


あ、ナギに止められた


百「あはは!ごめんごめん!」

「ナギ、ドキドキした?」

ナギ「違う意味でドキドキしました…」


あはは


百「それじゃ、自分のブロマイドにキスマークよろしく!」

「はいはい」


っていうか、カオルちゃんって、TRIGGERのマネージャーだよね!?
一体何する気なんだ…


千「そういや、ハクヤ」

「ん?なに、千」


壮五の相談は終わったのか?

千「今度、Missionが映画化されるんだけど」

「あぁ、聞いてる」

千「それは良かった。主題歌、僕たちRe:valeが担当することになってね。また作詞、頼むよ。方向性はまた改めてちゃんと話すから」

「分かった。楽しみにしてるよ」


Re:valeの曲のほぼ全てにおいて、オレが作詞を担当している
今度はMissionの主題歌かぁ
気合い入れないとね





(あそこでナギが止めなかったら…どうなってたんだろ…)
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