Re:vale

そして、IDOLiSH7とRe:valeの共演当日


IDOLiSH7の楽屋では、Re:valeは怖い人たちなんじゃないかという話になっていた
ネットで調べれば『Re:vale不仲説』やら『Re:vale激怒』など不安な要素しか出てこない


そして、世界一丁寧なノックをしてドアを開けようと話がまとまり、IDOLiSH7と紡は、Re:valeの楽屋へ


コンコン

紡「失礼致します。小鳥遊事務所のIDOLiSH7とマネージャーの小鳥遊紡です。本日はよろしくお願い致します!」


百「…へぇ」

千「…IDOLiSH7?」


そこには、迫力満点のRe:valeがいた


百「…ねぇ誰か。ジュースないの」

千「あぁ…眠い…」


どうやら、かなり不機嫌そうな様子で
ネットの怖い人物説が本当のパターンか…と一織が考え込む


千「…それで、なんて?」

紡「あっ、あの…小鳥遊事務所のIDOLiSH7です」

百「あぁ…。TRIGGERに勝ったグループでしょ」


紡(な、なんか、雰囲気が…)


百「そこの君。ちょっといい?」

陸「お、オレですか…?」

一「待って下さい!何かあるなら、私が答えます」


陸にストレスがかからないよう、一織が代わりに言った

百「じゃあ君でもいいよ。収録始まる前に、一言いいかな」

一「…なんですか」


かなりの緊張感が走る



百「ブラックオアホワイトのステージ……」

一「………」



百「すっっっごい良かったっ!」


百は今までの剣幕がウソのように、ものすごい笑顔で言った


一「……え?」

百「めちゃくちゃ感動した!歌もダンスもめちゃくちゃ良かった!TRIGGERもすごかったけど、IDOLiSH7最高だったよ!」

IDOLiSH7一同、びっくりして、目が点になっていた


百「あの日からずっと、会えるのを楽しみにしてたんだ!なのにさー。Re:valeは怖いなんて話してるから、いたずら心がむずむずしちゃって。できるだけ怖そーにしてみた。どう?びっくりした?」

紡「あ、え、ええと…」


千「こらモモ。いっぺんに話しかけたら、びっくりするだろ」

百「だって、話したいこと、いっぱいあんだもんー」

千「悪いな、驚かせて。改めて、Re:valeの千だ。今日はよろしく頼む。いびったりしないから、固くならず、のんびりやってくれ」

百「そうそう。ユキの家にいるみたいに」

千「僕んちかい」

百「こーんなでっかいソファあんの。なのにクッションこんな。手のひらサイズ。耳だけ乗せてる」

千「そんなわけあるか」

百「案外落ち着くってゆーね」

千「くっく…。しょうもないな、モモは」


千は口に手をあてて、笑いをこらえる


三「…なんか、すごくいい人たちそうだな」

ナギ「さすが、日本のトップスターです!」

環「百と千か。じゃあ、ももりんとゆきりんだな」

壮「環くんっ…」


百「あはは!いーよいーよ。ももりんだと、このジュースと一緒だ」

紡「ももとりんごのスパークリング…ももりん…(これ、よくハクヤさんが飲んでるジュースだ…!)」

百「美味しいから好きなの。いつもこれ飲んでるんだ。みんなにも余ったやつあげちゃう」

陸「あ…ありがとうございます!今日はよろしくお願いします!」

千「はい、よろしく」



大和「…そういや、こんな展開、前にもあったよな」

三「そうだよ!ハクヤさんの時と一緒!」



百「え?ハク?」

その時だった



「はいはーい、オレのこと呼んだ?」




(…まぁ実は最初から隠れて聞いてたけども)
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