海の色
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『えっと…早乙女学園の学園長さんからメールが届いて…』
果「で?どういう経緯でそうなったの?早乙女学園って倍率すごいところだよ」
その日の夜、奏の家でのお泊まり会、時計の針は21時過ぎを指していた
『私がやってるオーボエの演奏をね、暇だったからってちょっと動画サイトにあげてたの、それを見てたらしくて…』
とその動画を見せる、再生回数こそ少ないがその演奏は黒澤らが3年間、よく聴いていたものだ
ダ「こんな事していたんですね…知りませんでしたわ」
『皆がAqoursとして活動始めてから私も何かしたくて、それで始めたの』
そう照れくさそうに笑って端末をしまう、その時、小原が口を開く
鞠「でも奏は私たちと輝いてたよ、衣装作り手伝ってくれてたじゃない」
『…あのね、断るつもりなの、早乙女学園の話、私ねデザインの勉強がしたいの、皆と追いかけてたそれが今までで一番楽しかったの、だから』
果「いいんじゃない?やりたい事をやるのが一番いいよ、奏はセンスもあるし手先も器用、演奏もそうだけど衣装作りは格段と上手いもん」
ダ「ですが…断ってどうするんですの?進学先も決めていないようですし、何より貴方をここで一人で置いておくのは心配で…」
黒澤は本当に心配なのか頭を抱える、松浦も「確かに」というように頷く
『メールで断ってもいいんだけど…声をかけてもらってそれは失礼かなって、だから明明後日ね、行くことになったの早乙女学園』
鞠「奏って、たまに凄い行動力発揮するよね、どんな結果になるか楽しみ!」
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これから先の未来、何が起こるか私は想像もできなかった、一人で内浦から出るのは初めて、普段はいつもダイヤさん達が居た
財布と端末だけを小さな鞄に詰めて3人が出ていったあとの家に『行ってきます』そう言って家を出た
あっちでデザインのいい学校が見つかればいいな、なんて考えながら