風に揺れて【館長さん作】

館長さんのサイト「巣鳥館」三周年記念のフリリク企画にて依頼しました。
お題は迷ったのですが、「クレマチス」で想像しやすいように書いてくださいと依頼しました。
すると、こんな風にクレマチスを書いてくださいました。
流れる風のように、水のように、空の青のように、流れ流れてきた青い目の男は、最後に流れ着いたところで、新しく愛を知り、死んでいったんですねえ。
クレマチスという男を丸ごと表現してくださったことに感動です。
自壊願望と殺人衝動が同居しているという哲学は、私も昔から考えていたことだったので、クレマチスにもその哲学が現れていたということを館長さんに見抜かれて、ハッとさせられました。
クレマチスは、死ねて本望だったでしょうね。ただ死ぬのではなく、後悔を、口づけによって赦されて。
自分ではただ一生懸命に取りつかれたように書いていた小説が、こうして館長さんのフィルターを通して焼きなおされると、自分でも気づかなかったところに気づかされます。
館長さん、ありがとうございました!
三周年おめでとうございます!
2/2ページ
スキ