亮と雅人が同棲する話
「お前とこうしてると、癒されるな…」
ローテーブルに置かれたカップ麺ができるのを待っている時に、亮はおれを抱きしめながら呟いた。
おれも亮も激務が続いて疲れていたので、珍しく夕飯をカップ麺にしたんだ。今晩じっくり休んで、明日は野菜中心とか納豆だねと話しながら。
亮はグリーンカレー味で、おれは王道の醤油味にした。二つともお湯を入れて三分待つタイプのものだ。
…こういう時の三分って待ってると長いんだよね。亮はただでさえ体温高いのに、こう密着されると正直めっちゃ暑い…。
「亮、暑いから…ちょっと離れてくれる?」
「嫌だ、離れたくねぇ…」
亮はよっぽどおれが恋しかったのか、よりハグの力を強くしてきた。今こうして一緒にいる時間を享受したいんだろう。それはおれも同じ気持ちだからしょうがないなと思いつつタイマーが鳴るのを待った。
しばらくするとタイマーが鳴った。しかし亮はなかなかおれを離さない。
「亮、できたから…ね」
おれのこの言葉に、亮は名残惜しそうにおれを離す。
蓋を開けると、湯気とともにグリーンカレーのスパイシーな香りと醤油の甘めの香りが辺りを包み込んだ。
亮はゆっくりと混ぜて、一口食べた。おれも同じように混ぜて食べ始める。
「うめぇ…雅人が作ると違うな」
確かにお湯を入れたのはおれだ。でもそれだけなのに。
「それ初めて食べるやつでしょ」
「いや、雅人が作った方が美味いに決まってる」
「お湯入れただけだよ…」
「それでもだ」
「あ、ありがと…あ、これ食べたら映画でも見よ」
「ああ、お前の見たいのにしようか」
こう、他愛もない会話をしながら食べるカップ麺は最高だ。
「亮」
「ん?」
「その…なんでもおれの作ったのを美味しく食べてくれる亮は、可愛いよね」
おれがこう言うと、亮は
「サンキュ、謙虚で頑張り屋な雅人もな」
と返してくれた。内心照れくさいのか、亮はいつもより微笑んでいた。
ローテーブルに置かれたカップ麺ができるのを待っている時に、亮はおれを抱きしめながら呟いた。
おれも亮も激務が続いて疲れていたので、珍しく夕飯をカップ麺にしたんだ。今晩じっくり休んで、明日は野菜中心とか納豆だねと話しながら。
亮はグリーンカレー味で、おれは王道の醤油味にした。二つともお湯を入れて三分待つタイプのものだ。
…こういう時の三分って待ってると長いんだよね。亮はただでさえ体温高いのに、こう密着されると正直めっちゃ暑い…。
「亮、暑いから…ちょっと離れてくれる?」
「嫌だ、離れたくねぇ…」
亮はよっぽどおれが恋しかったのか、よりハグの力を強くしてきた。今こうして一緒にいる時間を享受したいんだろう。それはおれも同じ気持ちだからしょうがないなと思いつつタイマーが鳴るのを待った。
しばらくするとタイマーが鳴った。しかし亮はなかなかおれを離さない。
「亮、できたから…ね」
おれのこの言葉に、亮は名残惜しそうにおれを離す。
蓋を開けると、湯気とともにグリーンカレーのスパイシーな香りと醤油の甘めの香りが辺りを包み込んだ。
亮はゆっくりと混ぜて、一口食べた。おれも同じように混ぜて食べ始める。
「うめぇ…雅人が作ると違うな」
確かにお湯を入れたのはおれだ。でもそれだけなのに。
「それ初めて食べるやつでしょ」
「いや、雅人が作った方が美味いに決まってる」
「お湯入れただけだよ…」
「それでもだ」
「あ、ありがと…あ、これ食べたら映画でも見よ」
「ああ、お前の見たいのにしようか」
こう、他愛もない会話をしながら食べるカップ麺は最高だ。
「亮」
「ん?」
「その…なんでもおれの作ったのを美味しく食べてくれる亮は、可愛いよね」
おれがこう言うと、亮は
「サンキュ、謙虚で頑張り屋な雅人もな」
と返してくれた。内心照れくさいのか、亮はいつもより微笑んでいた。