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最近、変な噂をよく聞くようになった。
今も食堂で食べている自分の後ろでヒソヒソと話し声が聞こえてきて少し耳を傾ければやはりまたあの噂。
「この間女の子が俺の部屋に洗濯物を取りに来たんだけどさ」
「まじかやっぱ居んのか女の子。」
そう、どうやらこの隔離された青い監獄に女の子がいるらしいという噂。
今までそんな噂など聞いたことも無く急に現れただけに、にわかに信じ難い噂で、彼、潔世一にとっては身近にいる仲のいい人から聞いた話でもないので信ぴょう性もなく、本当にそんな子がいるのだろうかと思う。
そもそも本当に女の子なのかどうかも疑わしい。実際女に見える男だっていたりするのだからと目の前に座る千切を見て思った。
「なんだよ潔、じっと俺の事見つめて。」
「千切が綺麗だから見惚れてるんじゃなーい?」
「違う蜂楽余計なこと言うなよ、あーご馳走様、俺先部屋戻ってるから」
先にご飯を食べ終えた潔は噂のことなど忘れ自分の部屋に戻ると散らかった荷物を片付け溜まった自分の洗濯物を持って洗濯機がある部屋へと向かった。
基本自分の洗濯物は自分で洗って干して畳むというように自分で出来ることは最低限自分でするのがここでのルールなだけあり、洗濯機が人数分無限にある訳でもないので行く時間によっては洗濯機が空いていないこともある。だからこうして余裕があったり人があまりいなさそうな時間だったりに行くことが多いのだが、全ての洗濯機がフル稼働しているのを見て遅かったかとため息をついて首を下げる。
こうしてタイミングが悪いのか毎回使えず溜まっていく洗濯物。そろそろ自分の下着もなくなりそうだし今日までにはなんとしてでも洗いたいなと思う潔はどれかひとつでもそろそろ終わったりしないかなとそれぞれの洗濯機の残り分数を見れば1つ3分後に終わりそうなものがあった。
ラッキー、誰の洗濯物か知らないけど使わせてもらおうとまだ昼休憩の時間にも余裕があるのでその場で待っていれば、足音と共に何か鼻歌のようなものが聞こえそれがこちらに近づいてくるのを感じる。
誰か来たか?そう思って部屋の出入口をみれば、バスタオルのようなものをたんまりと顔が見えないほどに積み上げ抱えた人がやってきた。
その人は潔がいることに気がついていないのかそのまま鼻歌を歌いながらこちらまで来るとやっと潔が居ることに気がついたのだろう。
誰かいる?と積み上げられたタオルから顔を覗かせればそれでバランスを崩してしまったのか『あっ』と声を出したと思えばタオルが崩れ床に落ち、やっとその人の顔が見える。
『わーん、落としちゃったショック。』
いそいそと落ちたタオルをかき集めて籠に戻している人を見て潔は体を固くした。
女の子だ。
最近、変な噂をよく聞くようになった。
今も食堂で食べている自分の後ろでヒソヒソと話し声が聞こえてきて少し耳を傾ければやはりまたあの噂。
「この間女の子が俺の部屋に洗濯物を取りに来たんだけどさ」
「まじかやっぱ居んのか女の子。」
そう、どうやらこの隔離された青い監獄に女の子がいるらしいという噂。
今までそんな噂など聞いたことも無く急に現れただけに、にわかに信じ難い噂で、彼、潔世一にとっては身近にいる仲のいい人から聞いた話でもないので信ぴょう性もなく、本当にそんな子がいるのだろうかと思う。
そもそも本当に女の子なのかどうかも疑わしい。実際女に見える男だっていたりするのだからと目の前に座る千切を見て思った。
「なんだよ潔、じっと俺の事見つめて。」
「千切が綺麗だから見惚れてるんじゃなーい?」
「違う蜂楽余計なこと言うなよ、あーご馳走様、俺先部屋戻ってるから」
先にご飯を食べ終えた潔は噂のことなど忘れ自分の部屋に戻ると散らかった荷物を片付け溜まった自分の洗濯物を持って洗濯機がある部屋へと向かった。
基本自分の洗濯物は自分で洗って干して畳むというように自分で出来ることは最低限自分でするのがここでのルールなだけあり、洗濯機が人数分無限にある訳でもないので行く時間によっては洗濯機が空いていないこともある。だからこうして余裕があったり人があまりいなさそうな時間だったりに行くことが多いのだが、全ての洗濯機がフル稼働しているのを見て遅かったかとため息をついて首を下げる。
こうしてタイミングが悪いのか毎回使えず溜まっていく洗濯物。そろそろ自分の下着もなくなりそうだし今日までにはなんとしてでも洗いたいなと思う潔はどれかひとつでもそろそろ終わったりしないかなとそれぞれの洗濯機の残り分数を見れば1つ3分後に終わりそうなものがあった。
ラッキー、誰の洗濯物か知らないけど使わせてもらおうとまだ昼休憩の時間にも余裕があるのでその場で待っていれば、足音と共に何か鼻歌のようなものが聞こえそれがこちらに近づいてくるのを感じる。
誰か来たか?そう思って部屋の出入口をみれば、バスタオルのようなものをたんまりと顔が見えないほどに積み上げ抱えた人がやってきた。
その人は潔がいることに気がついていないのかそのまま鼻歌を歌いながらこちらまで来るとやっと潔が居ることに気がついたのだろう。
誰かいる?と積み上げられたタオルから顔を覗かせればそれでバランスを崩してしまったのか『あっ』と声を出したと思えばタオルが崩れ床に落ち、やっとその人の顔が見える。
『わーん、落としちゃったショック。』
いそいそと落ちたタオルをかき集めて籠に戻している人を見て潔は体を固くした。
女の子だ。