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恐らくこっちに入ってこようとしているのは声からして凪と玲王だ。また厄介だなと思いつつも不安そうな目でまた千切の方を見てくる遥。
『ど、どうしよう千切子さん、外に男の人いるみたい』
顔を真っ青にして目に少し涙もうかべている彼女。
どうする。千切はまた悩んだ。だが悩んだけれどそれも一瞬で、もう仕方がないかと意を決した千切が大きくため息をついた。そうしてタオルを腰に巻き付けて立ち上がったのだ。
それを見て大きく目を見開いて固まる遥。
『え?いや、え?ちょっと待って、ど、どういう、思考が追いつかない、千切子さんは女の子で、でもあれ、』
「いいからちょっと黙ってくれる。」
『ひえっ、こ、声も違う、お、おとこのこ…?』
パニックになっている遥に近づきちょっと我慢してろよとだけいった千切は戸惑う遥をよそに彼女の脇に手を入れて持ち上げると勢いよく抱き上げた。
咄嗟のことに驚いてえっと声を出す遥が落ちることへの恐怖からか千切の腰に足をまきつけ、手は千切の肩へと触れる。
腰に回ってきた足にぞくりと身が震える千切だったが、急いで個室になっているシャワールームに向かうと入って鍵を閉めてシャワーの蛇口を捻った。
すると上から降ってくる温いお湯が2人の頭にかかり、乾きかけていた髪が濡れて頬に張り付く。
それを鬱陶しく思った千切が大きく髪をかきあげると綺麗な顔が一層よく見えるようになって、そんな仕草もあいまってかとくんと跳ねる遥の心臓。
その瞬間ガラガラと扉が開く音が聞こえて、ついに入ってきたかと緊張する2人。
「静かにしてろよ」
そう低い声でいわれた遥はものすごく戸惑っていた。千切子さんって、男の人だったんだと。さっき聞こえた低い声は間違えではなかったし今見えている彼の身体も立派な男の人のものだ。自分が勝手に女の子だと勘違いしていたんだなと思うが、ならばどうしてその勘違いを正してくれなかったのかとまた恥ずかしくなる。それからあれやこれやと色々な記憶が蘇ってきてまた更に恥ずかしくなって身体まで熱くなった。
恐らくこっちに入ってこようとしているのは声からして凪と玲王だ。また厄介だなと思いつつも不安そうな目でまた千切の方を見てくる遥。
『ど、どうしよう千切子さん、外に男の人いるみたい』
顔を真っ青にして目に少し涙もうかべている彼女。
どうする。千切はまた悩んだ。だが悩んだけれどそれも一瞬で、もう仕方がないかと意を決した千切が大きくため息をついた。そうしてタオルを腰に巻き付けて立ち上がったのだ。
それを見て大きく目を見開いて固まる遥。
『え?いや、え?ちょっと待って、ど、どういう、思考が追いつかない、千切子さんは女の子で、でもあれ、』
「いいからちょっと黙ってくれる。」
『ひえっ、こ、声も違う、お、おとこのこ…?』
パニックになっている遥に近づきちょっと我慢してろよとだけいった千切は戸惑う遥をよそに彼女の脇に手を入れて持ち上げると勢いよく抱き上げた。
咄嗟のことに驚いてえっと声を出す遥が落ちることへの恐怖からか千切の腰に足をまきつけ、手は千切の肩へと触れる。
腰に回ってきた足にぞくりと身が震える千切だったが、急いで個室になっているシャワールームに向かうと入って鍵を閉めてシャワーの蛇口を捻った。
すると上から降ってくる温いお湯が2人の頭にかかり、乾きかけていた髪が濡れて頬に張り付く。
それを鬱陶しく思った千切が大きく髪をかきあげると綺麗な顔が一層よく見えるようになって、そんな仕草もあいまってかとくんと跳ねる遥の心臓。
その瞬間ガラガラと扉が開く音が聞こえて、ついに入ってきたかと緊張する2人。
「静かにしてろよ」
そう低い声でいわれた遥はものすごく戸惑っていた。千切子さんって、男の人だったんだと。さっき聞こえた低い声は間違えではなかったし今見えている彼の身体も立派な男の人のものだ。自分が勝手に女の子だと勘違いしていたんだなと思うが、ならばどうしてその勘違いを正してくれなかったのかとまた恥ずかしくなる。それからあれやこれやと色々な記憶が蘇ってきてまた更に恥ずかしくなって身体まで熱くなった。