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こんな状況になったのは遡ることほんの数分前だ。
千切は本日の練習を終えた後、普段であれば食堂へ行きお腹を満たしてからお風呂へと行くのだが今日は汗が酷かったことや1人でゆっくり湯船に浸かりたかったこともあってみんなと別れると大浴場へ向かったのだ。
今となってはその選択が良くなかったと思うがそんなこと後悔してももう後の祭り。
途中までは良かったのだ。いつも通りさっと体と頭を洗ってそれから大きな湯船に浸かる。乳白色の湯に今日はにごり湯かなんて呑気に思っていた時だった。
急にガラガラと音がして誰かがここに入ってきたのだ。
おかしいとは思った。だいたい誰かが入ってくる時は大抵外が騒がしくて大人数でやってくることが多い。まあそんなことの前にいつもより早く練習が終わった上にこんなにも早くからここに来る人が居たんだということも不思議だった。みんな食堂に行ったと思ったが自分と同じで食堂に行く前にこちらへ来た人がいたのだろうか。
そう軽く思っていたのになんてことだろう。近づいてきた足音と白い湯気の中から出てきたのは女の子だったのだ。
『あれ……?おんなのこ??女の子がいる』
こっちが言いたいセリフだわと思いつつ少し焦るも視界に現れたそれにさらに慌てて思わず口元まで湯船に潜り傍においてあったフェイスタオルを自分の頭にかぶせ視線を逸らした。
どうしてこんな行動をしてしまったのか分からないが人間焦ると変な行動をしてしまうものである。
だってこんなものを見て通常の男が普通でいられるわけなんてないだろうと脳内に浮かび上がってきた先程の光景。
身体はバスタオルで巻かれていたがそこから見える白い肌。すらっとした腕と足にやはり極めつけは綺麗な顔。あれって昼に見た遥さんって人だよなと思いつつも、一瞬だけしか見ていない光景なのに脳裏に焼き付いて離れない遥さんの身体。裸体は見ておらずともその艶かしいものは健全な男子高校生には良くないものだった。
そうして視線を逸らしているうちに彼女は前を通り過ぎて行き体を洗い出したのかシャワーの音が聞こえてどうしようかと思いつつ少し様子を伺うため彼女がいるであろう方向を見れば見えてしまった白い背中に勢いよく今度は体ごと背を向けた。
バスタオルを除け払われたその背中にドクンドクンと心臓がなる。その鼓動で水面が揺れているのを見て何をしているんだろう俺はと冷静に考えようとする千切。
こんな状況になったのは遡ることほんの数分前だ。
千切は本日の練習を終えた後、普段であれば食堂へ行きお腹を満たしてからお風呂へと行くのだが今日は汗が酷かったことや1人でゆっくり湯船に浸かりたかったこともあってみんなと別れると大浴場へ向かったのだ。
今となってはその選択が良くなかったと思うがそんなこと後悔してももう後の祭り。
途中までは良かったのだ。いつも通りさっと体と頭を洗ってそれから大きな湯船に浸かる。乳白色の湯に今日はにごり湯かなんて呑気に思っていた時だった。
急にガラガラと音がして誰かがここに入ってきたのだ。
おかしいとは思った。だいたい誰かが入ってくる時は大抵外が騒がしくて大人数でやってくることが多い。まあそんなことの前にいつもより早く練習が終わった上にこんなにも早くからここに来る人が居たんだということも不思議だった。みんな食堂に行ったと思ったが自分と同じで食堂に行く前にこちらへ来た人がいたのだろうか。
そう軽く思っていたのになんてことだろう。近づいてきた足音と白い湯気の中から出てきたのは女の子だったのだ。
『あれ……?おんなのこ??女の子がいる』
こっちが言いたいセリフだわと思いつつ少し焦るも視界に現れたそれにさらに慌てて思わず口元まで湯船に潜り傍においてあったフェイスタオルを自分の頭にかぶせ視線を逸らした。
どうしてこんな行動をしてしまったのか分からないが人間焦ると変な行動をしてしまうものである。
だってこんなものを見て通常の男が普通でいられるわけなんてないだろうと脳内に浮かび上がってきた先程の光景。
身体はバスタオルで巻かれていたがそこから見える白い肌。すらっとした腕と足にやはり極めつけは綺麗な顔。あれって昼に見た遥さんって人だよなと思いつつも、一瞬だけしか見ていない光景なのに脳裏に焼き付いて離れない遥さんの身体。裸体は見ておらずともその艶かしいものは健全な男子高校生には良くないものだった。
そうして視線を逸らしているうちに彼女は前を通り過ぎて行き体を洗い出したのかシャワーの音が聞こえてどうしようかと思いつつ少し様子を伺うため彼女がいるであろう方向を見れば見えてしまった白い背中に勢いよく今度は体ごと背を向けた。
バスタオルを除け払われたその背中にドクンドクンと心臓がなる。その鼓動で水面が揺れているのを見て何をしているんだろう俺はと冷静に考えようとする千切。