雪7題
【雪帽子】
「娘が世話になった。」
男はそう言って、ベットに横たわる律に頭を下げる。
律は慌てて起き上がろうとしたが「いいからそのまま」ともう1人の男に肩を押さえられる。
信じられないことだと律は思う。
ジャプンの編集長に頭を下げられ、おまけに営業の暴れグマに優しく労わられるなんて。
意識を取り戻した律が最初に見たのは、泣きそうな顔で律の手を握る高野だった。
その瞬間、雪の中に消えるという自分の望みが阻止されたことを悟ったのだ。
それから高野はすっかり律の病室に居ついていた。
仕事もここに持ち込んでおり、どうしても出社しなくてはいけないときだけ会社に行っている。
業務連絡だと言って、木佐や美濃も頻繁に顔を出す。
編集長代行をしている羽鳥だけは、あまり顔を出せない。
だが休日には手作りの弁当を持って、見舞いに来てくれた。
なぜか吉川千春こと吉野千秋も一緒に来て「トリの弁当、美味しいでしょ」と笑っていた。
そんなエメラルド編集部の関係者ばかりやって来る単調な入院生活に変化が訪れたのは、入院から数日後。
今日も高野と2人きりだった病室に現れたのは、桐嶋と横澤だった。
桐嶋は病室に入るなり「娘が世話になった」と頭を下げた。
そして隣にいるのは横澤、ということはもう間違いない。
律が公園で会っていた少女は、この桐嶋の娘だったということだ。
「娘が1人で悩んでいた時に、力になってくれたそうだな。」
桐嶋はそれまで高野が座っていたパイプ椅子に腰を下ろすなり、そう言った。
横澤は壁に立て掛けてあった同じパイプ椅子を自分で開きながら、やはり腰を下ろす。
高野は2人に場所を譲ると、壁際に立っていた。
2人はどうやら高野には、今日の来訪を予告していたのだろう。
「桐嶋さんの娘は、お前にひどいことを言ったとずっと気にしてる。」
「気にする必要はないって伝えてください。」
挨拶さえ忘れて呆然としていた律が、ようやく口を開いた。
だが横澤は「お前が自分で言ってやってくれ」と真剣な表情で、そう答えた。
「今度、娘をここに連れてきてもいいか?」
そう訊ねる桐嶋は穏やかな表情だし、横澤の表情もやわらかい。
この2人はきっと今、幸せなのだろう。
律はそのことに少しだけ救われる思いだった。
「あのコをここには連れて来ないで下さい。今の俺は見られたくないです。」
律は桐嶋と横澤の顔を交互に見ながら、そう言った。
それは律の偽らざる本心だった。
あの陽だまりのような笑顔の少女に、この場所は似つかわしくない。
*****
「あのお兄ちゃん、元気だった?」
桐嶋と横澤が戻ってくるなり、玄関で待ち構えていたらしい日和は勢い込んで聞いてきた。
そして横澤の姿を見ると「横澤のお兄ちゃん!」とさらにはしゃいだ声を上げる。
桐嶋は「まずは『お帰りなさい』だろ」と苦笑する。
横澤はそんな2人のやりとりを見ながら、笑顔になった。
桐嶋と一緒に律を見舞った横澤は、久々に桐嶋のマンションに来ていた。
この近所や日和の学校などで悪い評判になっていると聞いてから、すっかり足が遠のいていたのだ。
横澤が手にしたスーパーの買い物の袋を見て、日和のテンションがますます上がる。
久しぶりに横澤の手料理で夕飯になることを、喜んでいるのだ。
一連の話を聞いた桐嶋は、当初引越しを考えていた。
日和が中傷の的になるような場所に住むことはないし、何なら転校させてもいい。
だがそれを拒んだのは当の日和だった。
悪いことなんかしていないのに、逃げたくない。
日和はそう言った。
お父さんとお兄ちゃんは悪いことなんかしていない。
ちょっと人と違うから変な目で見られるかもしれないけど、それは型にはめてしか物を見られない人たちだ。
だから何を言われたって、恥じる必要なんかない。
いつか気持ちの整理がついたら、絶対にお父さんと話した方がいい。
お父さんやお兄ちゃんが大事な家族なら、きちんと向かい合うべきだ。
日和の話を聞いた律は、そんなことを言ったのだという。
桐嶋も横澤も、日和の口から語られた律の言葉に目が覚める思いだった。
通い同棲などという真似をするなら、きちんと日和に話をしなくてはいけなかったのだ。
全てを話して受け入れてもらって、楽しいことだけではなくつらいことも共有するべきだった。
それをしなかったから日和を苦しめ、律まで傷つけることになった。
だからもうこれからは逃げも隠れもしない。
2人の関係も日和のことも大切にしたいと、桐嶋も横澤も心からそう思っている。
「お兄ちゃんな、退院して元気になるまで待ってくれって。」
桐嶋はリビングで日和と向かい合って座ると、おもむろに口を開いた。
キッチンに立ち夕飯の支度を始めていた横澤は、一瞬手を止める。
だがそのまま何も言わずにトントンと包丁を鳴らしながら、料理に取りかかる。
本当は律はそう言わなかった。
もう自分はあのコに会う資格はないから、と言ったのだ。
だが高野から聞いた話だと、最初の律はひどい状態だったという。
意識を取り戻しても、ほとんど喋らず、何も食べず、表情もほとんどなかったらしい。
細かい事情は知らないが、よほどのことがあったのだろう。
ボロボロでどん底の状態だった律が、今日はほんのわずかだが笑顔を見せた。
律は高野の力を借りながら、少しずつ立ち直ろうとしているのだろう。
だからいつかきっと日和と会ってくれるものだと信じている。
「あいつの名前、小野寺律っていうんだ。」
桐嶋はふと思い出したように、そう言った。
日和は「ふうん」と相槌を打ちながら、小さく呟く。
ただ律が入院したとしか知らされていない日和は、桐嶋が微妙に言葉を濁したことには気付かなかった。
屈託のない表情で「ひよ、律お兄ちゃんと雪遊びしたい!」と笑う。
「今日みたいな雪帽子だと、むずかしいだろうな」
「雪帽子?」
「ぼたん雪のことだ。水気が多くてべちゃっとしてるから雪遊びには向かないんだ。」
桐嶋はそう言って、また話題を巧みに変えた。
そしてまだ雪がある季節のうちに、律には立ち直って欲しいと心から願った。
*****
「もし大好きな人が死んだら、俺もきっと死ぬ。」
桐嶋と横澤が帰った病室は、高野と律の2人だけになった。
高野は律のベットの横のパイプ椅子に座り、律の手を握りながらそう言った。
「お前がこんなことをしでかしたのは、高校時代に俺がそう言ったからだろう?」
律は何も答えなかったが、思わず高野から目をそらした。
それが何よりの答えだった。
「でもそれって間違ってた。正しくは」
高野は言葉を切ると、律の頬にそっと手を伸ばした。
驚いた律が再び高野を見て「え?」と小さく声を上げた。
律をまっすぐに見つめる高野の瞳が涙で潤んでいたからだ。
「もし大好きな人が消えたら、俺は生きていけない。」
「高野、さん」
「もし万が一お前が死んでも俺は生きる。だけど黙って消えられたら絶対に死ぬから。」
高野は淡々とした口調と端的な言葉で、覚悟を伝えてくる。
突きつけられた想いに、張り詰めていた律の固い決意が崩れていく。
「俺、死ぬかもしれません。」
「人間、いつか死ぬさ。」
「高野さんを置いて、逝かなくちゃいけないかも。」
「そのときはちゃんと見届ける。最期までお前のそばにいる。」
「だって、高野さんをもう傷つけたくないのに!」
「お前がいなくなる方が傷つく。」
高野はすでに覚悟を決めていた。
傷つけたくなかったから、命さえ消そうとした。
そこまで愛され、また愛する存在をもう絶対に手放したりできない。
高野の激しいほどの愛情が、律の心に染み入ってくる。
雪のように律の中に降り積もった死の恐怖や別れの悲しみをゆっくりと溶かしていく。
「俺、高野さんに、甘えていいんですか?」
「当たり前だろ?」
高野はゆっくりとベットから律の身体を起こして、そっと抱きしめた。
雪の中から抱き起こしたあの日とは違う。
暖かくて、しっかりと息づいている。
律が持つウィルスは、生涯何もない可能性の方がはるかに高いのだ。
何もかも忘れて、幸せに生きる事だってそんなにむずかしいことじゃない。
それに万が一律が発病したら、命が尽きるその瞬間まで離れない。
そしてその時には、律を見送ったらすぐに追いかけるつもりでいた。
だがそれだけは律には決して言わない。
それを知ったら律はきっとまた死への旅路を選んでしまうだろう。
「今から会社に行く。井坂さんと会うことになってるんだ。」
「え?」
「もう1度お前をエメ編に戻せって頼むから。また俺の下で働いてくれるよな。」
高野はそっと律の身体を離し、ゆっくりとまたベットへと横たわらせる。
律は何も答えなかったが、特に異論を唱えることもなかった。
黙ってされるがままになっていたのは、了承の合図だろう。
高野は律の髪をクシャリとなでると、病室を出た。
病院を出ると、また雪が降っている。
水気を多く含んだ大きな雪-いわゆるぼたん雪だ。
粉雪ほど美しくはないが、積もりにくい。
きっとここから先は歩きやすいだろう。
高野は小さく「雪帽子か」と呟くと、雪の中へと足を踏み出した。
【終】お付き合いいただき、ありがとうございました。
「娘が世話になった。」
男はそう言って、ベットに横たわる律に頭を下げる。
律は慌てて起き上がろうとしたが「いいからそのまま」ともう1人の男に肩を押さえられる。
信じられないことだと律は思う。
ジャプンの編集長に頭を下げられ、おまけに営業の暴れグマに優しく労わられるなんて。
意識を取り戻した律が最初に見たのは、泣きそうな顔で律の手を握る高野だった。
その瞬間、雪の中に消えるという自分の望みが阻止されたことを悟ったのだ。
それから高野はすっかり律の病室に居ついていた。
仕事もここに持ち込んでおり、どうしても出社しなくてはいけないときだけ会社に行っている。
業務連絡だと言って、木佐や美濃も頻繁に顔を出す。
編集長代行をしている羽鳥だけは、あまり顔を出せない。
だが休日には手作りの弁当を持って、見舞いに来てくれた。
なぜか吉川千春こと吉野千秋も一緒に来て「トリの弁当、美味しいでしょ」と笑っていた。
そんなエメラルド編集部の関係者ばかりやって来る単調な入院生活に変化が訪れたのは、入院から数日後。
今日も高野と2人きりだった病室に現れたのは、桐嶋と横澤だった。
桐嶋は病室に入るなり「娘が世話になった」と頭を下げた。
そして隣にいるのは横澤、ということはもう間違いない。
律が公園で会っていた少女は、この桐嶋の娘だったということだ。
「娘が1人で悩んでいた時に、力になってくれたそうだな。」
桐嶋はそれまで高野が座っていたパイプ椅子に腰を下ろすなり、そう言った。
横澤は壁に立て掛けてあった同じパイプ椅子を自分で開きながら、やはり腰を下ろす。
高野は2人に場所を譲ると、壁際に立っていた。
2人はどうやら高野には、今日の来訪を予告していたのだろう。
「桐嶋さんの娘は、お前にひどいことを言ったとずっと気にしてる。」
「気にする必要はないって伝えてください。」
挨拶さえ忘れて呆然としていた律が、ようやく口を開いた。
だが横澤は「お前が自分で言ってやってくれ」と真剣な表情で、そう答えた。
「今度、娘をここに連れてきてもいいか?」
そう訊ねる桐嶋は穏やかな表情だし、横澤の表情もやわらかい。
この2人はきっと今、幸せなのだろう。
律はそのことに少しだけ救われる思いだった。
「あのコをここには連れて来ないで下さい。今の俺は見られたくないです。」
律は桐嶋と横澤の顔を交互に見ながら、そう言った。
それは律の偽らざる本心だった。
あの陽だまりのような笑顔の少女に、この場所は似つかわしくない。
*****
「あのお兄ちゃん、元気だった?」
桐嶋と横澤が戻ってくるなり、玄関で待ち構えていたらしい日和は勢い込んで聞いてきた。
そして横澤の姿を見ると「横澤のお兄ちゃん!」とさらにはしゃいだ声を上げる。
桐嶋は「まずは『お帰りなさい』だろ」と苦笑する。
横澤はそんな2人のやりとりを見ながら、笑顔になった。
桐嶋と一緒に律を見舞った横澤は、久々に桐嶋のマンションに来ていた。
この近所や日和の学校などで悪い評判になっていると聞いてから、すっかり足が遠のいていたのだ。
横澤が手にしたスーパーの買い物の袋を見て、日和のテンションがますます上がる。
久しぶりに横澤の手料理で夕飯になることを、喜んでいるのだ。
一連の話を聞いた桐嶋は、当初引越しを考えていた。
日和が中傷の的になるような場所に住むことはないし、何なら転校させてもいい。
だがそれを拒んだのは当の日和だった。
悪いことなんかしていないのに、逃げたくない。
日和はそう言った。
お父さんとお兄ちゃんは悪いことなんかしていない。
ちょっと人と違うから変な目で見られるかもしれないけど、それは型にはめてしか物を見られない人たちだ。
だから何を言われたって、恥じる必要なんかない。
いつか気持ちの整理がついたら、絶対にお父さんと話した方がいい。
お父さんやお兄ちゃんが大事な家族なら、きちんと向かい合うべきだ。
日和の話を聞いた律は、そんなことを言ったのだという。
桐嶋も横澤も、日和の口から語られた律の言葉に目が覚める思いだった。
通い同棲などという真似をするなら、きちんと日和に話をしなくてはいけなかったのだ。
全てを話して受け入れてもらって、楽しいことだけではなくつらいことも共有するべきだった。
それをしなかったから日和を苦しめ、律まで傷つけることになった。
だからもうこれからは逃げも隠れもしない。
2人の関係も日和のことも大切にしたいと、桐嶋も横澤も心からそう思っている。
「お兄ちゃんな、退院して元気になるまで待ってくれって。」
桐嶋はリビングで日和と向かい合って座ると、おもむろに口を開いた。
キッチンに立ち夕飯の支度を始めていた横澤は、一瞬手を止める。
だがそのまま何も言わずにトントンと包丁を鳴らしながら、料理に取りかかる。
本当は律はそう言わなかった。
もう自分はあのコに会う資格はないから、と言ったのだ。
だが高野から聞いた話だと、最初の律はひどい状態だったという。
意識を取り戻しても、ほとんど喋らず、何も食べず、表情もほとんどなかったらしい。
細かい事情は知らないが、よほどのことがあったのだろう。
ボロボロでどん底の状態だった律が、今日はほんのわずかだが笑顔を見せた。
律は高野の力を借りながら、少しずつ立ち直ろうとしているのだろう。
だからいつかきっと日和と会ってくれるものだと信じている。
「あいつの名前、小野寺律っていうんだ。」
桐嶋はふと思い出したように、そう言った。
日和は「ふうん」と相槌を打ちながら、小さく呟く。
ただ律が入院したとしか知らされていない日和は、桐嶋が微妙に言葉を濁したことには気付かなかった。
屈託のない表情で「ひよ、律お兄ちゃんと雪遊びしたい!」と笑う。
「今日みたいな雪帽子だと、むずかしいだろうな」
「雪帽子?」
「ぼたん雪のことだ。水気が多くてべちゃっとしてるから雪遊びには向かないんだ。」
桐嶋はそう言って、また話題を巧みに変えた。
そしてまだ雪がある季節のうちに、律には立ち直って欲しいと心から願った。
*****
「もし大好きな人が死んだら、俺もきっと死ぬ。」
桐嶋と横澤が帰った病室は、高野と律の2人だけになった。
高野は律のベットの横のパイプ椅子に座り、律の手を握りながらそう言った。
「お前がこんなことをしでかしたのは、高校時代に俺がそう言ったからだろう?」
律は何も答えなかったが、思わず高野から目をそらした。
それが何よりの答えだった。
「でもそれって間違ってた。正しくは」
高野は言葉を切ると、律の頬にそっと手を伸ばした。
驚いた律が再び高野を見て「え?」と小さく声を上げた。
律をまっすぐに見つめる高野の瞳が涙で潤んでいたからだ。
「もし大好きな人が消えたら、俺は生きていけない。」
「高野、さん」
「もし万が一お前が死んでも俺は生きる。だけど黙って消えられたら絶対に死ぬから。」
高野は淡々とした口調と端的な言葉で、覚悟を伝えてくる。
突きつけられた想いに、張り詰めていた律の固い決意が崩れていく。
「俺、死ぬかもしれません。」
「人間、いつか死ぬさ。」
「高野さんを置いて、逝かなくちゃいけないかも。」
「そのときはちゃんと見届ける。最期までお前のそばにいる。」
「だって、高野さんをもう傷つけたくないのに!」
「お前がいなくなる方が傷つく。」
高野はすでに覚悟を決めていた。
傷つけたくなかったから、命さえ消そうとした。
そこまで愛され、また愛する存在をもう絶対に手放したりできない。
高野の激しいほどの愛情が、律の心に染み入ってくる。
雪のように律の中に降り積もった死の恐怖や別れの悲しみをゆっくりと溶かしていく。
「俺、高野さんに、甘えていいんですか?」
「当たり前だろ?」
高野はゆっくりとベットから律の身体を起こして、そっと抱きしめた。
雪の中から抱き起こしたあの日とは違う。
暖かくて、しっかりと息づいている。
律が持つウィルスは、生涯何もない可能性の方がはるかに高いのだ。
何もかも忘れて、幸せに生きる事だってそんなにむずかしいことじゃない。
それに万が一律が発病したら、命が尽きるその瞬間まで離れない。
そしてその時には、律を見送ったらすぐに追いかけるつもりでいた。
だがそれだけは律には決して言わない。
それを知ったら律はきっとまた死への旅路を選んでしまうだろう。
「今から会社に行く。井坂さんと会うことになってるんだ。」
「え?」
「もう1度お前をエメ編に戻せって頼むから。また俺の下で働いてくれるよな。」
高野はそっと律の身体を離し、ゆっくりとまたベットへと横たわらせる。
律は何も答えなかったが、特に異論を唱えることもなかった。
黙ってされるがままになっていたのは、了承の合図だろう。
高野は律の髪をクシャリとなでると、病室を出た。
病院を出ると、また雪が降っている。
水気を多く含んだ大きな雪-いわゆるぼたん雪だ。
粉雪ほど美しくはないが、積もりにくい。
きっとここから先は歩きやすいだろう。
高野は小さく「雪帽子か」と呟くと、雪の中へと足を踏み出した。
【終】お付き合いいただき、ありがとうございました。
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