「おお振り」×「◆A」10年後
【他人事ではない】
「だい、じょぶ?」
三橋はいつになく取り乱した様子の沢村に声をかける。
だが沢村に「お前も知ってたんだろ?」と恨みがましく文句を言われ「ゴメン」と肩を落とした。
遠征から戻ったら、とんだ修羅場が待っていた。
三橋は阿部、御幸と共に、帰宅した。
だがエレベーターを降りたところで、沢村が怖い顔で仁王立ちしていたのだ。
おそらく自分の部屋の玄関口で、帰りを待ちかまえていたのだろう。
そしてエレベーターの音が聞こえたところで、飛び出してきたようだ。
「メジャーに行くって、本当かよ!?」
沢村が突進した相手は御幸だった。
阿部が思わず「マジか」と呟く。
御幸はメジャー行きを希望しており、移籍先を捜している。
それが意図せぬ形で、沢村の耳に入ってしまったらしい。
「来年からメジャーでやりたいと思ってる。」
「何で、言ってくれなかったんだ!?」
「まだ本決まりじゃないから」
「本決まりになるまで、言わない気だったのか!?」
2人の珍しく喧嘩腰のやり取りに、三橋はオロオロと動揺した。
沢村は結構、感情が表に出やすいタイプではある。
だけどこんな風に悲し気に怒るのを見るのは、初めてだ。
御幸も普段とは全然違う。
たった1歳しか違わないのに、いつも頼もしい存在だった。
それが今は妙に心細げで切なそうに見えた。
「あんたにとってオレって、その程度の存在だったってことっすね!?」
「違う。」
「違わないだろ!」
「違う。そうじゃない。」
「じゃあちゃんと説明しろよ!」
次第にヒートアップする沢村に、御幸は困惑していた。
何と言っていいのか、わからないのだろう。
だけど上手い言葉を捜して黙る御幸に、さらに沢村が苛立つ。
三橋も阿部もどうしていいかわからず、立ち尽くすだけだ。
「もういい!あんたとはもう」
「え、栄純、君!」
怒りに任せて別れを口にしそうな沢村に、三橋は慌てて口を挟んだ。
そして「オレ、の、部屋!来て!」と誘った。
何か策があるわけではない。
だがこのまま廊下で怒鳴り合っても良いことなどない。
こうして驚く御幸の前を通り過ぎ、三橋は沢村を自分の部屋に連れて行った。
「どうぞ」
三橋は湯を沸かし、茶を準備した。
実家から送られたものの、あまり飲む機会がない日本茶。
三橋自身は知らないが、実は高級茶葉だったりする。
ゆっくりと時間をかけて茶を淹れると、湯呑を沢村の前に置いた。
「だい、じょぶ?」
「お前も知ってたんだろ?」
「ゴメン」
沢村に恨みがましく詰め寄られて、三橋は肩を落とす。
だがすぐに「教えて、もらった、わけ、じゃない」と付け加えた。
チーム内では公然の秘密という感じなのだ。
三橋は聞くとはなしに、聞こえてしまったという感じだ。
最初に誰から聞かされたのかさえ、憶えていない。
「御幸先輩、もうオレのことはどうでもいいのかな?」
「そんなこと、ないよ!」
「なんで、そう思う?」
「大事、だから、言えなかった!」
「だからどうしてわかるんだよ!」
「御幸、先輩、見てれば、わかる!」
三橋は声を荒げてしまった自分に気付き、我に返った。
落ち着かせるつもりが、逆に取り乱してどうする。
三橋はゆっくり深呼吸すると、ズズッとお茶を啜った。
たまに飲む日本茶は、渋くて美味い。
「栄純君、なら、どう?」
「どうって?」
「もし、栄純君に、メジャー、行きの、話。出たら」
「ハァ!?」
「どう、伝える?」
三橋はそう言って、また茶を啜った。
沢村はむずかしい顔で考え込んでいる。
自分と御幸の立場が逆だったら、どうするか。
それを想像して、ようやく御幸の苦悩を察したらしい。
「とにかく、ちゃんと、話して。勢いで、別れちゃ、ダメ!」
「わかった。話すよ。だけど今日はやめておく。」
「そ、だね。しっかり、考えた方、が、いいかも。」
「ありがとな。廉。」
沢村はようやく落ち着いたらしく、茶に手を伸ばした。
そしてズズッと啜ると「これ、美味いな!」と笑う。
よかった。何とかなったみたいだ。
三橋は「でしょ」と答えながら、ホッと胸をなでおろしていた。
*****
『とにかく、ちゃんと、話して。勢いで、別れちゃ、ダメ!』
スピーカーモードにしたスマホから、三橋の声がする。
阿部は苦笑しながら「だそうですよ?」と告げた。
「メジャーに行くって、本当かよ!?」
遠征から戻るなり、廊下で待ちかまえていた沢村が叫んだ。
そして御幸は明確に答えることができないでいる。
阿部は思わず「マジか」と悪態をついていた。
まったく間が悪すぎる。
どうして御幸は事前に沢村に話をしなかったのか。
そして沢村は何でこのタイミングで知ってしまったのか。
「もういい!あんたとはもう」
「え、栄純、君!」
おそらく沢村は別れると言いかけたのだと思う。
それを察した三橋が慌てて遮った。
いくら勢いとはいえ、言ってはいけない言葉だ。
口に出したらもう戻れなくなってしまう。
「オレ、の、部屋!来て!」
三橋が沢村の手を引くのを見て、阿部は苦笑した。
どうやら諌めるつもりらしい。
どうなるかわからないが、悪いようにはならないだろう。
なぜなら三橋は左手で、沢村の右手を掴んでいる。
お互い投手、利き腕をむやみに触らない。
それが自然にできる程度には、三橋は冷静なのだ。
「御幸先輩、オレの部屋に来てください。」
三橋が沢村を連れて自分の部屋に入っていく。
ドアが閉じた瞬間、阿部は御幸に声をかけた。
御幸は「え?」と訳がわからない様子だ。
その様子はいつもの沈着冷静さが嘘のように頼りなく見える。
阿部はそんな御幸の背中を押しながら、自分の部屋に戻った。
程なくして、阿部のスマホが鳴り始めた。
「とりあえず沢村の様子、気になるんでしょ?」
阿部は御幸に座るように促すと、スマホをテーブルに置いた。
先程、三橋が沢村と部屋に入る時。
三橋は阿部とすれ違う瞬間、阿部のジャケットのポケットに触れた。
そこにはスマホが入っている。
つまり電話をかけるという合図だったのだ。
案の定、部屋に入るなり三橋からの着信だ。
阿部は何も応答せず、通話をスピーカーモードにする。
つまり三橋と沢村が何を話しているのか、わかるというわけだ。
御幸が「いつの間に」と呆れている。
すれ違う瞬間にここまで意思疎通をした阿部と三橋に驚いているようだ。
「ったく。さっさと話しときゃこんなことにはならなかったんすよ?」
阿部は苦笑しながら、湯を沸かす。
日本茶の三橋とは対照的に、阿部が用意したのは紅茶だった。
高級品ではなく、スーパーなどで買えるお手軽なティーバックだ。
手早く淹れたところで、ブランデーを数滴たらす。
これで安物の紅茶でも、香りも味もワンランク上がる。
「悪いな」
御幸の前にカップを置くと、バツが悪そうに礼を言われた。
阿部は「別にいいっすよ」と答えながら、ブランデー入りの紅茶を啜った。
うん、やはり美味い。
気分を落ち着かせたい時には、もってこいの飲み物だ。
『御幸先輩、もうオレのことはどうでもいいのかな?』
『そんなこと、ないよ!』
『なんで、そう思う?』
『大事、だから、言えなかった!』
『だからどうしてわかるんだよ!』
『御幸、先輩、見てれば、わかる!』
沢村と三橋のやり取りを、阿部と御幸は黙って聞いていた。
ときどきズズッとブランデー紅茶を啜る音だけ響く。
やがて三橋が『栄純君、なら、どう?』と言い出した。
もしも沢村がメジャーに行くことになったら、御幸にどう伝えるか。
ここで沢村はようやく御幸が上手く説明できない理由を察したらしい。
『とにかく、ちゃんと、話して。勢いで、別れちゃ、ダメ!』
少し頭が冷えたらしい沢村に、三橋が懸命に喋りかける。
阿部は苦笑しながら「だそうですよ?」と告げた。
御幸は「ハァァ」とため息をつくと、何度も頷いている。
やがて沢村は三橋に礼を言うと、自分の部屋へ帰って行った。
「迷惑かけて、悪かった。」
ブランデー紅茶を啜りながら、御幸がボソッとそう言った。
阿部は「そりゃ三橋に言ってやってください」と答える。
そう、今回沢村を落ち着かせて話をまとめたのは三橋だ。
阿部は別に何もしていない。
「ちゃんと話して、か。まるで俺への説教だ。」
「三橋はそんなこと考えちゃいないっすよ。」
「でも感謝してるよ。」
「ならマジで、ちゃんと沢村と話してくださいよ?」
阿部は軽口を叩きながら、内心ホッとしていた。
御幸がすっかりいつもの落ち着きを取り戻していたからだ。
沢村も三橋と話して、頭が冷えたらしい。
これならお互い、腹を割った話ができるだろう。
この人たちは、どうなるんだろう。
阿部は御幸と沢村の来年を思った。
おそらく御幸は渡米し、離れ離れになる。
遠距離恋愛、それとも別離。
それは阿部にとって決して他人事ではなく、自分たちにも起こり得る未来だった。
【続く】
「だい、じょぶ?」
三橋はいつになく取り乱した様子の沢村に声をかける。
だが沢村に「お前も知ってたんだろ?」と恨みがましく文句を言われ「ゴメン」と肩を落とした。
遠征から戻ったら、とんだ修羅場が待っていた。
三橋は阿部、御幸と共に、帰宅した。
だがエレベーターを降りたところで、沢村が怖い顔で仁王立ちしていたのだ。
おそらく自分の部屋の玄関口で、帰りを待ちかまえていたのだろう。
そしてエレベーターの音が聞こえたところで、飛び出してきたようだ。
「メジャーに行くって、本当かよ!?」
沢村が突進した相手は御幸だった。
阿部が思わず「マジか」と呟く。
御幸はメジャー行きを希望しており、移籍先を捜している。
それが意図せぬ形で、沢村の耳に入ってしまったらしい。
「来年からメジャーでやりたいと思ってる。」
「何で、言ってくれなかったんだ!?」
「まだ本決まりじゃないから」
「本決まりになるまで、言わない気だったのか!?」
2人の珍しく喧嘩腰のやり取りに、三橋はオロオロと動揺した。
沢村は結構、感情が表に出やすいタイプではある。
だけどこんな風に悲し気に怒るのを見るのは、初めてだ。
御幸も普段とは全然違う。
たった1歳しか違わないのに、いつも頼もしい存在だった。
それが今は妙に心細げで切なそうに見えた。
「あんたにとってオレって、その程度の存在だったってことっすね!?」
「違う。」
「違わないだろ!」
「違う。そうじゃない。」
「じゃあちゃんと説明しろよ!」
次第にヒートアップする沢村に、御幸は困惑していた。
何と言っていいのか、わからないのだろう。
だけど上手い言葉を捜して黙る御幸に、さらに沢村が苛立つ。
三橋も阿部もどうしていいかわからず、立ち尽くすだけだ。
「もういい!あんたとはもう」
「え、栄純、君!」
怒りに任せて別れを口にしそうな沢村に、三橋は慌てて口を挟んだ。
そして「オレ、の、部屋!来て!」と誘った。
何か策があるわけではない。
だがこのまま廊下で怒鳴り合っても良いことなどない。
こうして驚く御幸の前を通り過ぎ、三橋は沢村を自分の部屋に連れて行った。
「どうぞ」
三橋は湯を沸かし、茶を準備した。
実家から送られたものの、あまり飲む機会がない日本茶。
三橋自身は知らないが、実は高級茶葉だったりする。
ゆっくりと時間をかけて茶を淹れると、湯呑を沢村の前に置いた。
「だい、じょぶ?」
「お前も知ってたんだろ?」
「ゴメン」
沢村に恨みがましく詰め寄られて、三橋は肩を落とす。
だがすぐに「教えて、もらった、わけ、じゃない」と付け加えた。
チーム内では公然の秘密という感じなのだ。
三橋は聞くとはなしに、聞こえてしまったという感じだ。
最初に誰から聞かされたのかさえ、憶えていない。
「御幸先輩、もうオレのことはどうでもいいのかな?」
「そんなこと、ないよ!」
「なんで、そう思う?」
「大事、だから、言えなかった!」
「だからどうしてわかるんだよ!」
「御幸、先輩、見てれば、わかる!」
三橋は声を荒げてしまった自分に気付き、我に返った。
落ち着かせるつもりが、逆に取り乱してどうする。
三橋はゆっくり深呼吸すると、ズズッとお茶を啜った。
たまに飲む日本茶は、渋くて美味い。
「栄純君、なら、どう?」
「どうって?」
「もし、栄純君に、メジャー、行きの、話。出たら」
「ハァ!?」
「どう、伝える?」
三橋はそう言って、また茶を啜った。
沢村はむずかしい顔で考え込んでいる。
自分と御幸の立場が逆だったら、どうするか。
それを想像して、ようやく御幸の苦悩を察したらしい。
「とにかく、ちゃんと、話して。勢いで、別れちゃ、ダメ!」
「わかった。話すよ。だけど今日はやめておく。」
「そ、だね。しっかり、考えた方、が、いいかも。」
「ありがとな。廉。」
沢村はようやく落ち着いたらしく、茶に手を伸ばした。
そしてズズッと啜ると「これ、美味いな!」と笑う。
よかった。何とかなったみたいだ。
三橋は「でしょ」と答えながら、ホッと胸をなでおろしていた。
*****
『とにかく、ちゃんと、話して。勢いで、別れちゃ、ダメ!』
スピーカーモードにしたスマホから、三橋の声がする。
阿部は苦笑しながら「だそうですよ?」と告げた。
「メジャーに行くって、本当かよ!?」
遠征から戻るなり、廊下で待ちかまえていた沢村が叫んだ。
そして御幸は明確に答えることができないでいる。
阿部は思わず「マジか」と悪態をついていた。
まったく間が悪すぎる。
どうして御幸は事前に沢村に話をしなかったのか。
そして沢村は何でこのタイミングで知ってしまったのか。
「もういい!あんたとはもう」
「え、栄純、君!」
おそらく沢村は別れると言いかけたのだと思う。
それを察した三橋が慌てて遮った。
いくら勢いとはいえ、言ってはいけない言葉だ。
口に出したらもう戻れなくなってしまう。
「オレ、の、部屋!来て!」
三橋が沢村の手を引くのを見て、阿部は苦笑した。
どうやら諌めるつもりらしい。
どうなるかわからないが、悪いようにはならないだろう。
なぜなら三橋は左手で、沢村の右手を掴んでいる。
お互い投手、利き腕をむやみに触らない。
それが自然にできる程度には、三橋は冷静なのだ。
「御幸先輩、オレの部屋に来てください。」
三橋が沢村を連れて自分の部屋に入っていく。
ドアが閉じた瞬間、阿部は御幸に声をかけた。
御幸は「え?」と訳がわからない様子だ。
その様子はいつもの沈着冷静さが嘘のように頼りなく見える。
阿部はそんな御幸の背中を押しながら、自分の部屋に戻った。
程なくして、阿部のスマホが鳴り始めた。
「とりあえず沢村の様子、気になるんでしょ?」
阿部は御幸に座るように促すと、スマホをテーブルに置いた。
先程、三橋が沢村と部屋に入る時。
三橋は阿部とすれ違う瞬間、阿部のジャケットのポケットに触れた。
そこにはスマホが入っている。
つまり電話をかけるという合図だったのだ。
案の定、部屋に入るなり三橋からの着信だ。
阿部は何も応答せず、通話をスピーカーモードにする。
つまり三橋と沢村が何を話しているのか、わかるというわけだ。
御幸が「いつの間に」と呆れている。
すれ違う瞬間にここまで意思疎通をした阿部と三橋に驚いているようだ。
「ったく。さっさと話しときゃこんなことにはならなかったんすよ?」
阿部は苦笑しながら、湯を沸かす。
日本茶の三橋とは対照的に、阿部が用意したのは紅茶だった。
高級品ではなく、スーパーなどで買えるお手軽なティーバックだ。
手早く淹れたところで、ブランデーを数滴たらす。
これで安物の紅茶でも、香りも味もワンランク上がる。
「悪いな」
御幸の前にカップを置くと、バツが悪そうに礼を言われた。
阿部は「別にいいっすよ」と答えながら、ブランデー入りの紅茶を啜った。
うん、やはり美味い。
気分を落ち着かせたい時には、もってこいの飲み物だ。
『御幸先輩、もうオレのことはどうでもいいのかな?』
『そんなこと、ないよ!』
『なんで、そう思う?』
『大事、だから、言えなかった!』
『だからどうしてわかるんだよ!』
『御幸、先輩、見てれば、わかる!』
沢村と三橋のやり取りを、阿部と御幸は黙って聞いていた。
ときどきズズッとブランデー紅茶を啜る音だけ響く。
やがて三橋が『栄純君、なら、どう?』と言い出した。
もしも沢村がメジャーに行くことになったら、御幸にどう伝えるか。
ここで沢村はようやく御幸が上手く説明できない理由を察したらしい。
『とにかく、ちゃんと、話して。勢いで、別れちゃ、ダメ!』
少し頭が冷えたらしい沢村に、三橋が懸命に喋りかける。
阿部は苦笑しながら「だそうですよ?」と告げた。
御幸は「ハァァ」とため息をつくと、何度も頷いている。
やがて沢村は三橋に礼を言うと、自分の部屋へ帰って行った。
「迷惑かけて、悪かった。」
ブランデー紅茶を啜りながら、御幸がボソッとそう言った。
阿部は「そりゃ三橋に言ってやってください」と答える。
そう、今回沢村を落ち着かせて話をまとめたのは三橋だ。
阿部は別に何もしていない。
「ちゃんと話して、か。まるで俺への説教だ。」
「三橋はそんなこと考えちゃいないっすよ。」
「でも感謝してるよ。」
「ならマジで、ちゃんと沢村と話してくださいよ?」
阿部は軽口を叩きながら、内心ホッとしていた。
御幸がすっかりいつもの落ち着きを取り戻していたからだ。
沢村も三橋と話して、頭が冷えたらしい。
これならお互い、腹を割った話ができるだろう。
この人たちは、どうなるんだろう。
阿部は御幸と沢村の来年を思った。
おそらく御幸は渡米し、離れ離れになる。
遠距離恋愛、それとも別離。
それは阿部にとって決して他人事ではなく、自分たちにも起こり得る未来だった。
【続く】