携帯ストラップ
「ねぇ十文字くん、これなんてどう?」
セナはそう言いながら、携帯ストラップを目の前に掲げた。
デスマーチを終えた泥門デビルバッツのメンバーはラスベガスの空港にいた。
搭乗手続きを済ませて、飛行機の時間まで空港内で思い思いに時間を潰している。
セナと十文字は、売店で土産物を見ていた。
デスマーチとともに付き合うことになった2人。
だから何でもいいから記念の品物をおそろいで買うことにしたのだった。
ブランド物が並ぶ免税店の片隅。
お手軽に「Las Vegas」と書かれている安いキーホルダーやら、マグカップやら。
そんなものを見ながら、どれにしようかと顔を見合わせて笑った。
見回せば、デビルバッツのメンバーは皆同じように土産物を見て回っている。
飛行機の時間まで座って待つのも手持ち無沙汰であるし、頑張ったデスマーチの記念品は欲しい。
そんなところだろう。
そんな中で、セナが見つけたのは携帯電話のストラップだ。
金色の鎖に黒のプレート。鎖と同じ色のイタリック体で「Las Vegas」と入っている。
シンプルだが、男っぽいデザインだ。
セナは十文字のイメージでこれを選んだ。
大好きな恋人に似合いそうだと思ったのだ。
セナはそう言いながら、携帯ストラップを目の前に掲げた。
デスマーチを終えた泥門デビルバッツのメンバーはラスベガスの空港にいた。
搭乗手続きを済ませて、飛行機の時間まで空港内で思い思いに時間を潰している。
セナと十文字は、売店で土産物を見ていた。
デスマーチとともに付き合うことになった2人。
だから何でもいいから記念の品物をおそろいで買うことにしたのだった。
ブランド物が並ぶ免税店の片隅。
お手軽に「Las Vegas」と書かれている安いキーホルダーやら、マグカップやら。
そんなものを見ながら、どれにしようかと顔を見合わせて笑った。
見回せば、デビルバッツのメンバーは皆同じように土産物を見て回っている。
飛行機の時間まで座って待つのも手持ち無沙汰であるし、頑張ったデスマーチの記念品は欲しい。
そんなところだろう。
そんな中で、セナが見つけたのは携帯電話のストラップだ。
金色の鎖に黒のプレート。鎖と同じ色のイタリック体で「Las Vegas」と入っている。
シンプルだが、男っぽいデザインだ。
セナは十文字のイメージでこれを選んだ。
大好きな恋人に似合いそうだと思ったのだ。
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