THE FIRST SLAM DUNK
「映画を見に行きませんか?」
黒子はスマホの画面を火神に見せる。
まもなく公開されるアニメ映画のPRサイトだ。
黒子は本好きではあるが、基本は小説派だ。
漫画はあまり読まないし、アニメも数えるほどしか見ない。
そんな中、漫画もアニメも何度もリピートした作品がある。
それはバスケ漫画の金字塔とも言える作品。
世の中にバスケ旋風を巻き起こし、連載が終わってかなり経つ今でも絶大な人気を誇っている。
そんな作品の新作映画が上映されることになった。
話の大筋は変わっていないらしい。
だけど以前のアニメとはかなり違ったテイストになっているようだ。
何しろ本編ではサブキャラだったPGの選手が、主役になったそうだし。
だがそれでがっかりすることなどない。
むしろ新たな切り口で作品を見ることができるのが嬉しい。
だから火神を誘ったのだ。
バスケをやってて、あれが嫌いな者などいるわけがない。
ちなみにここは火神の部屋。
黒子はソファに座り、スマホで映画のサイトを見ている。
火神はその正面に座り、パラパラとバスケ雑誌のページをめくっていた。
今はその手を止めて、黒子が差し出したスマホ画面を見ているが。
「ちなみに火神君はどのキャラが好きですか?」
黒子はさらにアニメ映画の話を振った。
どのキャラが好きか。
それはファンなら絶対に口にしてしまうネタである。
ちなみに黒子は主人公と同じチームのクールで無口なイケメンが好きだ。
あまり感情が顔に出ないところにシンパシーを感じるからだ。
それにNBAの有名選手を思わせるプレイスタイルには憧れる。
黒子にはとても真似できないから、なおさら。
だが黒子はここで異変に気付いた。
火神の反応がおかしいのだ。
黒子の言うことに、一切反応しない。
不思議そうな顔で、ただ黒子を見ていた。
ここへ来て、黒子はある可能性に気が付いた。
まさかとは思うが、そうとしか考えられない。
黒子はスマホの画面を火神に見せる。
まもなく公開されるアニメ映画のPRサイトだ。
黒子は本好きではあるが、基本は小説派だ。
漫画はあまり読まないし、アニメも数えるほどしか見ない。
そんな中、漫画もアニメも何度もリピートした作品がある。
それはバスケ漫画の金字塔とも言える作品。
世の中にバスケ旋風を巻き起こし、連載が終わってかなり経つ今でも絶大な人気を誇っている。
そんな作品の新作映画が上映されることになった。
話の大筋は変わっていないらしい。
だけど以前のアニメとはかなり違ったテイストになっているようだ。
何しろ本編ではサブキャラだったPGの選手が、主役になったそうだし。
だがそれでがっかりすることなどない。
むしろ新たな切り口で作品を見ることができるのが嬉しい。
だから火神を誘ったのだ。
バスケをやってて、あれが嫌いな者などいるわけがない。
ちなみにここは火神の部屋。
黒子はソファに座り、スマホで映画のサイトを見ている。
火神はその正面に座り、パラパラとバスケ雑誌のページをめくっていた。
今はその手を止めて、黒子が差し出したスマホ画面を見ているが。
「ちなみに火神君はどのキャラが好きですか?」
黒子はさらにアニメ映画の話を振った。
どのキャラが好きか。
それはファンなら絶対に口にしてしまうネタである。
ちなみに黒子は主人公と同じチームのクールで無口なイケメンが好きだ。
あまり感情が顔に出ないところにシンパシーを感じるからだ。
それにNBAの有名選手を思わせるプレイスタイルには憧れる。
黒子にはとても真似できないから、なおさら。
だが黒子はここで異変に気付いた。
火神の反応がおかしいのだ。
黒子の言うことに、一切反応しない。
不思議そうな顔で、ただ黒子を見ていた。
ここへ来て、黒子はある可能性に気が付いた。
まさかとは思うが、そうとしか考えられない。
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