記念品

セナが大きなダンボールを抱えて部室に入ってきたとき、もう時間は夜だった。
ダンボール箱をカジノテーブルにおいて、疲れた身体を投げ出すように椅子に座った。

全部、揃ったのか?部室ではヒル魔が待っていた。
普段のようにノートパソコンをいじったりはしていない。
右腕を吊り、酸素カプセルの中に収まっている。

はい。これで全部です。ありがとうございました。
セナの顔はまるで試合後のような、疲れていたが満足しきった顔だった。
後は明日の朝、これをモン太に渡しに行くだけだ。
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