スペシャルプレイ
** この作品は2016年のライスボウルの試合内容に準じております。**
ライスボウル。
アメフトファンにとっては、年に1度の頂上決戦と思うだろう。
学生王者と社会人王者が試合をして、日本一を決める大一番だ。
だがセナにとって、今年は一生に一度の試合だった。
セナは大学4年生、ヒル魔は社会人の1年生。
つまりライスボウルの舞台で戦うとしたら、今年しかないのだ。
それはセナの親友でチームメイトであるモン太もその思いは同じだ。
恋人であるヒル魔と、この件のことを話したことはない。
だけど同じ覚悟であることは、わかった。
なぜならヒル魔は今年、武蔵工バベルズに所属しているからだ。
そして去年までセナのチームメイトだった栗田も武蔵工バベルズだ。
高校で共にプレイし、卒業後別れた元祖デビルバッツの3名は今年1年限定で、同じチームに所属しているのだ。
ちなみに来年からヒル魔はアメリカで所属チームを捜している。
栗田は今年を最後に引退し、実家の寺を継ぐことになっていた。
ヒル魔たちもこのライスボウルを特別なものと位置づけているのは、明確だった。
武蔵工バベルズは、今社会人として、絶対的な強さを誇っている。
何しろもう5年連続で、ライスボウルへの出場を決めているのだから。
そして今年、対する学生代表はセナたち炎馬大学だった。
セナにとっては去年に続き、2度目のライスボウルになる。
近年のライスボウルは社会人が圧倒的に強い。
昔の社会人アメフト選手は、会社勤めをしながら練習をしていたとかで、学生の方が強い時代もあったらしい。
だが現在、社会人アメフトの選手は完全にプロだ。
強い選手を集めて、さらに強化するのだから、学生ではまず勝ち目がないのが現状だ。
だがセナは勝つ気でいた。
ヒル魔たち先輩3名が一緒にプレイする最後の試合。
だが花を添えてやるつもりなんかさらさらなかった。
打ち負かして、勝利をもぎ取る。
ついでに学生が弱いなんて評価も、覆してやるつもりだった。
ライスボウル。
アメフトファンにとっては、年に1度の頂上決戦と思うだろう。
学生王者と社会人王者が試合をして、日本一を決める大一番だ。
だがセナにとって、今年は一生に一度の試合だった。
セナは大学4年生、ヒル魔は社会人の1年生。
つまりライスボウルの舞台で戦うとしたら、今年しかないのだ。
それはセナの親友でチームメイトであるモン太もその思いは同じだ。
恋人であるヒル魔と、この件のことを話したことはない。
だけど同じ覚悟であることは、わかった。
なぜならヒル魔は今年、武蔵工バベルズに所属しているからだ。
そして去年までセナのチームメイトだった栗田も武蔵工バベルズだ。
高校で共にプレイし、卒業後別れた元祖デビルバッツの3名は今年1年限定で、同じチームに所属しているのだ。
ちなみに来年からヒル魔はアメリカで所属チームを捜している。
栗田は今年を最後に引退し、実家の寺を継ぐことになっていた。
ヒル魔たちもこのライスボウルを特別なものと位置づけているのは、明確だった。
武蔵工バベルズは、今社会人として、絶対的な強さを誇っている。
何しろもう5年連続で、ライスボウルへの出場を決めているのだから。
そして今年、対する学生代表はセナたち炎馬大学だった。
セナにとっては去年に続き、2度目のライスボウルになる。
近年のライスボウルは社会人が圧倒的に強い。
昔の社会人アメフト選手は、会社勤めをしながら練習をしていたとかで、学生の方が強い時代もあったらしい。
だが現在、社会人アメフトの選手は完全にプロだ。
強い選手を集めて、さらに強化するのだから、学生ではまず勝ち目がないのが現状だ。
だがセナは勝つ気でいた。
ヒル魔たち先輩3名が一緒にプレイする最後の試合。
だが花を添えてやるつもりなんかさらさらなかった。
打ち負かして、勝利をもぎ取る。
ついでに学生が弱いなんて評価も、覆してやるつもりだった。
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