ONE OUTS
ノートパソコンを叩いていたヒル魔が作業を終えて時計を見た。
時間はもう深夜1時を回っている。
だがどうしても整理したいデータがあって、こんな時間になった。
今日はせっかくセナがヒル魔の部屋に泊まりに来ているのに。
ヒル魔はパソコンをしていた寝室から出て、セナがいるリビングに入っていった。
セナはテレビに夢中になっていた。何だかアニメのようだ。
退屈させてしまったかと心配していたヒル魔は何だか拍子抜けした気分になった。
それなりに楽しんでいるようだから、まぁいいのだが。
でもヒル魔が入室してきたのにも気がつかないのが気に入らない。
ヒル魔はそっとリモコンでテレビのスイッチを切った。
すると「何するんですか!」とセナが思いのほか強い口調でヒル魔に抗議した。
そしてヒル魔の手からリモコンを取り上げて、再びテレビをつける。
「この時間にそんなに面白いモン、やってんのか?」
「あ、これ『ワンナウツ』っていう野球漫画です。面白いですよ。」
「野球漫画?」
「だって主人公がね。。。」
セナはヒル魔を見て、満面の笑みを浮かべた。
時間はもう深夜1時を回っている。
だがどうしても整理したいデータがあって、こんな時間になった。
今日はせっかくセナがヒル魔の部屋に泊まりに来ているのに。
ヒル魔はパソコンをしていた寝室から出て、セナがいるリビングに入っていった。
セナはテレビに夢中になっていた。何だかアニメのようだ。
退屈させてしまったかと心配していたヒル魔は何だか拍子抜けした気分になった。
それなりに楽しんでいるようだから、まぁいいのだが。
でもヒル魔が入室してきたのにも気がつかないのが気に入らない。
ヒル魔はそっとリモコンでテレビのスイッチを切った。
すると「何するんですか!」とセナが思いのほか強い口調でヒル魔に抗議した。
そしてヒル魔の手からリモコンを取り上げて、再びテレビをつける。
「この時間にそんなに面白いモン、やってんのか?」
「あ、これ『ワンナウツ』っていう野球漫画です。面白いですよ。」
「野球漫画?」
「だって主人公がね。。。」
セナはヒル魔を見て、満面の笑みを浮かべた。
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