ライバル
ちわ!と声をかけながらベンチに入っていった。
そこで俺が見たのは、ベンチに横たわって爆睡する人だった。
俺は中学3年生で、来年は高校に進学する。
埼玉のとあるシニアチームで投手をしていて、高校でも絶対野球は続けたい。
でも残念ながら、俺は名門校から誘いが来るほどの投手ではない。
そもそも名門校は入学したところで、レギュラーを取るのは難しい。
シニアのセンパイの中には、名門校から誘われて行った人も何人かいる。
でもベンチにすら入れず、ひたすらスタンド応援の踊りの練習ばかりしているとか。
太鼓の腕前だけがやたらと上達したとか。
そんな話を聞かされていた。
俺はそんなのはゴメンだ。何としても試合に出たい。
俺は誘いが来るほどの名選手ではないけど、そんなに下手でもないと思う。
レベルを落とせば、レギュラーを取れる学校なんていくらでもある。
でも甲子園に行きたい。
だからあんまり弱小校では困るんだ。
さてどうしようか、と悩んでいた俺だったが。
たまたま足を運んだ球場で、ある学校の活躍を見て心が決まった。
そこで俺が見たのは、ベンチに横たわって爆睡する人だった。
俺は中学3年生で、来年は高校に進学する。
埼玉のとあるシニアチームで投手をしていて、高校でも絶対野球は続けたい。
でも残念ながら、俺は名門校から誘いが来るほどの投手ではない。
そもそも名門校は入学したところで、レギュラーを取るのは難しい。
シニアのセンパイの中には、名門校から誘われて行った人も何人かいる。
でもベンチにすら入れず、ひたすらスタンド応援の踊りの練習ばかりしているとか。
太鼓の腕前だけがやたらと上達したとか。
そんな話を聞かされていた。
俺はそんなのはゴメンだ。何としても試合に出たい。
俺は誘いが来るほどの名選手ではないけど、そんなに下手でもないと思う。
レベルを落とせば、レギュラーを取れる学校なんていくらでもある。
でも甲子園に行きたい。
だからあんまり弱小校では困るんだ。
さてどうしようか、と悩んでいた俺だったが。
たまたま足を運んだ球場で、ある学校の活躍を見て心が決まった。
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