三人寄れば…
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タッタッタッ
朝から勢い良くリビングに駆けてくる音が近づいてくる
ガチャ
「お母さん!お父さん!おはよう!」
「・・・」
「おはよう、紅音。早くご飯食べて学校行きなさい。遅刻するわよ」
父親と思われる男性はドアをチラッと見ただけで、すぐ新聞を読むのを再開させた。
母親の方は皿を洗いながら、言葉だけ発し目線を向けようともしない。
傍から見れば冷めている家庭である。しかし
「え~まだ時間全然大丈夫だよ!いっただきまーす!う~ん、今日も美味しい~♪」
笑顔を絶やさず、朝ご飯を食べ始める紅音。
ガチャ
「紅音、朝からうるせぇ…起きちまっただろ」
ボサボサの茶髪をかき上げながら、リビングに入ってきた紅鬼。
「おはよう~紅鬼。あれはわ・ざ・と!一緒に行こうよ、学校」
手をひらひらさせながら紅鬼に舌をベーと出した後、いたずらっ子のように笑う紅音を見て、紅鬼はふっと笑った後紅音と同じようにひらひらと手をさせ、廊下に戻っていった。
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「ごちそうさま!行ってきまーす!」
タッタッタッ
「行ってらっしゃい、気を付けてね」
鞄を持ち、玄関へ走り抜ける紅音
ガチャ
「おせぇ」
紅鬼が制服を着て欠伸をしながら待っていた
「いやいや、準備する時間を与えたのだよ~」
2人でわいわい話しながら学校に向かっていく
兄弟というよりは恋人同士のように見える二人のことを周りの高校生、大人でさえ、振り向いて見惚れている。
ガタン!!
「「!!??」」