へそ曲がり達のクリスマス
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やっぱり、こんなプレゼントは渡せない。
らしくもない可愛らしい柄の包み、その中のふにふにと柔らかい触り慣れない感触にやきもきする。
明らかに場違いな、砂糖菓子のような桃色の扉を、意を決して叩いた。
全てがファンシーなパステルカラーのその店で、半分遭難したように彷徨って、決めかねて、結局店員の若い女に、話したくもない事情をあれやこれやと相談して、小っ恥ずかしい質問に冷や汗をかいて、やっと決めたプレゼント。
俺は狙いは外さない。
だが、今回ばかりは、大的外れな気がしてならない。
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