新しい靴を履いて
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あっという間に靴は出来上がった。かもめが最初に履いていたものに似たベーシックなものに加えて、少しヒールの高いミュールとサンダル。
店主はサービスです、とウィンクした。
かもめは目を輝かせ、かわいい!軽くて、痛くない!履いてないみたい!とはしゃいだ。
ミュールには、足首にシフォン生地のリボンが付いていて、普段かもめが吐かないようなデザインだが、よく似合っていた。
オープントゥのそれから覗く足指にしばし見惚れた。
会計の段になってからも、かもめは頑なだった。
「靴は!自分で買いたいの!」
「へーへー。好きにしな。」
結局靴はかもめが自ら買った。包みを自分で持とうとするかもめを窘めるのがやっとだった。
「これくらいは男にやらせろ。」
***