お酒と、秘密と。
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「全く記憶にございません。」
お水をたくさん飲んで、歯も磨いて、シャワーを浴びて、ようやくお酒の匂いが抜けたころ、昨晩のあらましを訥々と聞かされた。気持ちは顔面蒼白と言ったところだけど、自分の行動の気恥ずかしさに頰が熱い。これから続くだろうお説教を覚悟して、私はソファに正座した。
「どこでどんな風にお前が飲もうが知ったこっちゃないが、こんな風に転がり込まれたんじゃ俺も堪ったもんじゃねぇ。」
「う…この度は、大変、ご迷惑を…」
「潰れるなら俺が居る時にしろよ。」
…それってちょっと怒るニュアンスが違うんじゃないの?私のまだ濡れたままの髪をわしわしとタオルで拭う彼に、伺いを立てるように疑問をぶつける。
「…次元が居る時なら潰れてもいいわけ?」
「最悪な。危なっかしくて仕方ねぇ。…土台そんなに潰れるまで飲むなんてお前らしくもない。」
「だって…知りたかったから…私が知らない次元のこと…。」
あの時エサにされたのが、次元のコトじゃなかったら、私だってあそこまで無理して飲んだりしなかったのだ。決まりの悪さに人差し指を突き合わせる。
「で、何だったんだ、あいつが知ってる俺のトッテオキの秘密ってヤツは。」
***