溶けるほどあつい冬
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「やあやあ、ルパン一家勢揃いで。」
敵は愉快そうに肩を揺らして笑った。銃口を突きつけられて、両手を挙げてルパンたちの元へ歩かされる。
「次元、五ヱ門!かもめちゃんまで。」
「迎えを呼んだのはお前だろ。」
驚いたように声を上げるルパンに、次元が悪態をついて、部下に腹部をどつかれる。
敵のボスは、値踏みするように私たちを見て、私の所で目を止めた。
「女はこちらに寄越しなさい。」
不二子ちゃんの隣に乱暴に誘導される。囚われの不二子ちゃんは、余裕そうに軽口を叩いた。
「久しぶりね、かもめ。」
「こんな所で会いたくなかったけど。」
「あら、皮肉が次元に似てきたみたい。」
「これは元から。」
「さぁ、女性諸君。君らの愛した泥棒達が命を散らすのを、よく網膜に焼き付けるがいい。」
「話が違うぞ!」
ルパンがわざとらしく声を荒げる。…さて、今回次元がくれたのが手袋で運が良かったな。
銃声が鳴った。
***