20分
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「私はただ、次元に思いっきり甘えたかっただけなのに。」
涙目の膨れっ面が子どもみたいだ。いじけたかもめの隣に座る。奴の気に入りの飴を口に含んだ。…確かに、悪くない味だ。
「お前さんが素直に言ゃあ20分と言わず甘えたっていいんだぜ。」
「だって。」
「ん?」
「タイミングが悪いだけでも、次元に拒絶されたら、私落ち込んじゃうもの。」
いじらしくて思わず頭をわしわしと撫でる。そのまま頭を傾けて、飴玉を転がしながらキスをする。我ながら性格が悪いなと思いながら、一度口移しした飴玉を奪ってから唇を離した。
「ーーーーッずるい。次元って、本当にずるい。」
真っ赤な顔で涙目になるコイツは本当にかわいい。年齢が理由に愛した訳ではないが、歳下と付き合う醍醐味とはこういうもんだ。
「中々悪くない味だな、この飴。」
「返して、20分ガマンしたんだから、もう全部私のものだよ。」
かもめが震える手を頬に添えて口付けて来た。飴玉を奪おうと舌を伸ばして来る。拙いながらも色気が滲む熱い唇に、この飴玉全部胃袋に入れてしまえたらと思う。
意地悪、意地悪と罵りながら、言い訳を得たかもめは欲望に素直で、まだ暫くはこの飴の在処は内緒だな、と、重ねた甘い唇に思うのだった。
***
涙目の膨れっ面が子どもみたいだ。いじけたかもめの隣に座る。奴の気に入りの飴を口に含んだ。…確かに、悪くない味だ。
「お前さんが素直に言ゃあ20分と言わず甘えたっていいんだぜ。」
「だって。」
「ん?」
「タイミングが悪いだけでも、次元に拒絶されたら、私落ち込んじゃうもの。」
いじらしくて思わず頭をわしわしと撫でる。そのまま頭を傾けて、飴玉を転がしながらキスをする。我ながら性格が悪いなと思いながら、一度口移しした飴玉を奪ってから唇を離した。
「ーーーーッずるい。次元って、本当にずるい。」
真っ赤な顔で涙目になるコイツは本当にかわいい。年齢が理由に愛した訳ではないが、歳下と付き合う醍醐味とはこういうもんだ。
「中々悪くない味だな、この飴。」
「返して、20分ガマンしたんだから、もう全部私のものだよ。」
かもめが震える手を頬に添えて口付けて来た。飴玉を奪おうと舌を伸ばして来る。拙いながらも色気が滲む熱い唇に、この飴玉全部胃袋に入れてしまえたらと思う。
意地悪、意地悪と罵りながら、言い訳を得たかもめは欲望に素直で、まだ暫くはこの飴の在処は内緒だな、と、重ねた甘い唇に思うのだった。
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