おかえり
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アラーム音に急かされて、脇の下の温度計を取り出す。
「うげ、熱上がってる…。」
枕元に温度計を放って、再び体を横たえた。十中八九、昨日の大雨に濡れて帰ったせいかなぁ。寝不足も続いてたし…と、ぼんやりする頭で反省会。
薬や飲み物を買いに行きたいところだけど、外は昨日の夜更けに変わらぬ雨空だ。まあ安静にしていれば良くなるだろう。
今何時だろう。携帯を握ると、充電がきれていた。そういえば昨日帰ったままで放置していたんだ。
充電のプラグをごそごそ引っ張り出して、繋ぐ。
数秒の沈黙の後、起動した端末がパスコードを要求してきた。開けば、溜まった通知がぽこぽこと鳴る。
着信がある。次元からだ。
何度か掛けた後に残したんだろう、メッセージの中には素っ気ない一言。
《なんとなく掛けただけだ、気にするな》
彼のなんとなくに答えられなかったことが心惜しくて、携帯を握りしめた。
熱の浮く頭の奥から、ほんのり眠気が襲ってくる。
《ごめんね、風邪ひいたみたいで、寝込んでて、電話、出られなかった。次元も気をつけてね。おやすみ。》
気だるい体を横たえると、もう睡魔には勝てなくて、眠りに落ちていった。
***
「うげ、熱上がってる…。」
枕元に温度計を放って、再び体を横たえた。十中八九、昨日の大雨に濡れて帰ったせいかなぁ。寝不足も続いてたし…と、ぼんやりする頭で反省会。
薬や飲み物を買いに行きたいところだけど、外は昨日の夜更けに変わらぬ雨空だ。まあ安静にしていれば良くなるだろう。
今何時だろう。携帯を握ると、充電がきれていた。そういえば昨日帰ったままで放置していたんだ。
充電のプラグをごそごそ引っ張り出して、繋ぐ。
数秒の沈黙の後、起動した端末がパスコードを要求してきた。開けば、溜まった通知がぽこぽこと鳴る。
着信がある。次元からだ。
何度か掛けた後に残したんだろう、メッセージの中には素っ気ない一言。
《なんとなく掛けただけだ、気にするな》
彼のなんとなくに答えられなかったことが心惜しくて、携帯を握りしめた。
熱の浮く頭の奥から、ほんのり眠気が襲ってくる。
《ごめんね、風邪ひいたみたいで、寝込んでて、電話、出られなかった。次元も気をつけてね。おやすみ。》
気だるい体を横たえると、もう睡魔には勝てなくて、眠りに落ちていった。
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