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更なるif①



コレは穢されてばかりだ。
あのおぞましい気配に満ちた星見台に売られる以前よりも既に壊れていたのは明白で、その先にも光は差さず腐臭立ち篭める汚泥に呑まれたまま。
彼奴等が粗雑に扱い棄てたのなら余自らが拾おう、穢される前に余が手に入れればどの様な破滅が訪れるのか見物だ。
閉じた世界で余以外のヒトを知らずに育てれば掌から離れる事は決して無い、飢えも病も痛苦も汚辱も侮蔑も無い、余だけを崇め敬えば何も恐れる事は無い。

ああ……、その太陽の如き金のまなこで余を見ろ……、柔らかいだけの脆弱な手で余に触れろ……、離反は赦さぬ……、手放してなるものか……。
これなるは余の姫……、この王国で唯一の生者也……。
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