交換日記
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カカシが待機所に入ると、紅が真剣に机に向かっている。
「ナニ?反省文?」
茶化してそう言ってみたが、紅はこちらを見ようともしない。
「無視は傷付くな…」
肩を落として近付いて行けば、急に筆を置き立ち上がる。
「カカシ、いたの?」
「あのねぇ…さっき声掛けたんだけど」
「あぁ、ごめんなさいね」
「………」
「カカシも書いてみたら?面白いわよ」
紅が今まで書いていたモノを指差す。
「もうこんな時間…じゃあまたね」
自分の言いたい事だけ言ってバタバタと去って行った。
「……酷い扱いじゃないの」
溜め息をつきながら机の上を見れば、一冊のノートが置かれていた。
『交換日記』と暑苦しい字で書かれている。
(ガイだな……)
青春真っ盛りのアイツならやりかねない。
ソファに座りパラパラと捲る。
上忍達の文字が並んでいた。
最初のページの日付を見れば、4日前から始まっているようだった。
それにしては思っていたよりページが進んでいる。
(大の大人達が何してるんだか……)
ざっくり読んでいけば、近況報告や私生活での悩みなどが書かれていた。
⚪︎月×日
給湯室の湯呑みを割っちまった…
誰のか分からないがスミマセン。ゲンマ
⚪︎月×日
誰かチョウジの過食の止め方を教えてくれ…
金欠でツラい…
アスマ
⚪︎月×日
火影様が植樹祭に出る人を探してるぞ!
希望者はオレまで!
共に希望の木を植えよう!!
ガイ
⚪︎月×日
最近出来た和食屋美味しいわよー
オススメ!紅
一つ一つにガイが熱いメッセージを寄せている。
根性論ばかりで具体的な解決策が書かれていない所がガイらしかった。
ページをめくっていると、探していた愛しい恋人の名を見つける。
ゆっくりと目に留めて読む。
⚪︎月×日
キレイな簪を買えて嬉しい〜!
いつもの簪屋がたくさん新商品を入荷してるよ、行ってみてー。
⚫︎⚫︎
(オレに言ってくれれば幾らでも買ってあげるのに…)
文字をそっと指でなぞった。
喜ぶ⚫︎⚫︎の顔が浮かんで微笑ましくなる。
任務で中々会えない恋人にこんな所で会えるなんて…交換日記も悪くないのかもしれない。
それならばとオレも筆を取った。
⚪︎月×日
可愛い恋人に会えなくて死にそうだ。
次の休暇は愛し合おうね。
P.S.皆のオススメの体位教えてちょーだい。
カカシ
この数時間後、ノートを前に赤くなっているガイの知らせを聞くまでにそう時間はかからなかった。
ーーーーーfinーーーーー
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