完璧な夜
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昼食を食べ終わる頃には互いの事はおおよそ分かっていた。
歳はオレより1つ上で、結婚をして2年が過ぎた頃だと話す。
予め調べていた情報と違いはなく、偽りだらけの忍とは住む世界が違う事を思い知らされる。
⚫︎⚫︎さんはオレが年下と知って安心したのだろう。
柔らかく笑うようになった。
くだけて話せるようになった頃、服について触れた。
「やっぱり気になる…?」
「差し支えなければ」
「夫の職業上、ね…」
私は花の刺青が多いかな、と言って袖を捲る。
薔薇のツルが肩に向かって這っている。
白い肌が際立っていた。
「へぇ…キレイだね」
「そう?ありがとう」
痛いからお勧めはしないけど、と袖を戻しながら笑う。
キョロキョロと周囲を見渡しながら彼女は続ける。
「混み合ってきたし、そろそろ行こっか」
「そうですね」
頷きながら残念だと思いつつ席を立つ。
彼女に感化され始めているのだろうか、正直な自分に違和感を感じて苦笑した。
「ごちそうさま」
店主に声を掛け、会計をして店を出た。
この後の予定を聞けば、夫の病院へ向かうと言う。
挨拶を二言三言交わして別れた。
さようならだけでは物足りないと感じている自分がいた。
(…面倒な恋愛に首を突っ込もうとしているなんてオレらしくない)
最近満たせていない性欲のせいだろうか。
その夜は適当な女を見つけ、持て余していた欲を吐き出した。
