完璧な夜
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情事の最中、思い返していた⚫︎⚫︎さんとの出会いは苦く甘い。
「⚫︎⚫︎さん…今日は感じやすかったね」
「みんなの火影様に妬いてるの」
「………」
そんなことを言ったら、この世でたった一人だけと契約をした彼女はどうなんだろう。
逢瀬を重ねる密室では叶えられない事が多い。
記念日には高級レストランに連れて行きたいし、花束も渡したい。
写真も一緒に撮りたいし贈り物をして喜ぶ顔が見たい…
旦那が口にしない甘い言葉を言うだけじゃ足りないんだ。
「じゃあ、⚫︎⚫︎さんだけのモノにしてよ」
「え……?」
「オレと一緒になろう」
「そんなの無理だよ…皆が許さないもの…っ」
慌てて言う。
「皆って誰?」
「それは…里の皆だよ……偉い人とか、カカシを慕う人とか……」
「旦那もでしょ?」
「………」
「⚫︎⚫︎さんはどうしたい?」
「え……私は…」
「言葉にしてよ」
「ムリだよ……できない……」
「オレは怖いモノなんてないよ」
「っ………」
迷いなく言い切る様にたじろぐ。
「教えて」
「………」
「大丈夫だから」
「私はっ……もう…自由になりたい……っ」
自分の言葉を耳で受け取ると涙腺が緩んで視界がぼやけた。
「…よく言えました」
頭を引き寄せる。
「一緒に地獄に落ちよう」
「…地獄はヤダな」
涙を流しながらオレの胸で笑う。
「またそんなワガママ言って…大丈夫だよ、二人でならデートだから」
明日からは二人の時だけ独身に戻る事はない。
左手の薬指がこれで最後だと語るように月夜に煌めいた。
ーーーーーーfinーーーーーー
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