依存症
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翌月になり、⚫︎⚫︎はいつもより遅い間隔で現れた。
「ねぇ、明後日空いてる?」
「…仕事だよ」
「夜は?」
「…特にない」
「そう、良かった。待ってるね」
「………」
会話の内容はいつもと変わらない。
手短で一方的なやり取りで姿を消した。
当日、⚫︎⚫︎が部屋を訪れると珍しい展開に驚く。
「わっ…ビックリした…」
暗い部屋の中で、カカシが静かに座っていた。
「アレ…任務早く終わったの?」
電気くらいつけたら?と言いながら、いつも持ち歩いている小さなバッグを部屋の隅に置く。
「タバコも吸う時間ないじゃない」
困ったなーと首を傾げていた。
「………」
カカシは無言で⚫︎⚫︎を見つめている。
「何?不機嫌なの?」
お姉さんが聞いてあげようか?と茶化す。
「…一緒だった奴は誰」
⚫︎⚫︎は目を丸くする。
「へぇ…カカシが気にするなんて初めてだね」
そう言ってベッドに座れば、スプリングがギシッと軋む音がした。
「はぐらかすなよ」
「何?そんなこと気になるの?」
「あぁ、気になるよ」
「別に隠すつもりもないけどね…」
⚫︎⚫︎は溜息をつきながら、腹違いの兄なのだと言った。
「どうして分かったのさ」
「そう言って会いに来てくれたのよ…兄さんが」
「そんな言葉を真に受けてるワケ?」
「…別にいいじゃない」
⚫︎⚫︎が眉間に皺を寄せてムッとする。
「もう気は済んだ?」
「…とんだバカだね」
「なんとでも言えば」
偽りだったとしても⚫︎⚫︎の心は一時的に満たされたのだろうか。
「呆れたよ…」
「………」
「まぁ、淫乱な⚫︎⚫︎が健全に過ごせて何よりだね」
嫌味たらしく口にした後、嫌な予感が脳裏を過ぎる。
「…まさか、ソイツに抱かせたワケじゃないでしょ」
「………」
「…そこで無言になるなよ」
「うるさいなぁ」
苛々しながら簪を外して髪を振り下ろす。
数秒後に小声で呟いた。
「だって、嫌われたくないもの…」
「あぁ…ホントに馬鹿だね」
⚫︎⚫︎が親に虐待を受けて育ったことは知っている。
玩具のように傷つけて、自分勝手な両親は行方をくらましたらしい。
保護された⚫︎⚫︎は忍として叩き上げられた。
愛着障害はそこからこじれていったのだろう。
誰にでも股を開くようになったのは、承認欲求を満たす為だと想像はついていた。
「本物が妹を抱くわけないだろ…」
なぜ裏を取らないのか。
肉親でないオレでも、少し調べたら一般人の情報なんて筒抜けだ。
「ねぇカカシ…勝手な事しないでよね」
偽物の兄でも、麻痺している心なら埋まるのか。
あぁ、くだらない。
「ねぇもしかして、そんな説教言いたくて待ってたの?」
「そうだよ」
「………」
⚫︎⚫︎の表情が歪む。
無言の後の行動は察しがついた。
「…帰りたいんだろうけど、今夜はムリだよ」
立ち上がろうとした⚫︎⚫︎に対し、嫌悪感を腕に込めて押し倒す。
「……説教した後なんて趣味が悪いよ」
⚫︎⚫︎が凄む。
「近親相姦に言われたくないね」
受け流すように微笑んで服を剥ぎ取った。
